整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

私が執筆している「マイナビ・肩こり解消を目指すストレッチを動画で学ぶ」も随時更新中。
→「第9回・首を倒すだけ! 効果の違いを実感しやすいストレッチ
→「第8回・首を動かすだけで効果大! 整体師が教えるのをためらう極秘ストレッチ
→「第7回・ストレッチ効果のカギは静止時間にあり!
→「第6回・20秒キープすると改善効果が高まる
→「第5回・ストレッチの効果を高めるコツは、力を入れた後のゆっくりした脱力にあり!
→「第4回・腕の力を抜くと肩こり解消につなげやすい!
→「第3回・肩こりを腕の上下動だけで吹き飛ばす!
→「第2回・最短30秒でできるストレッチで仕事の効率化を目指す!
→「第1回・いすに座ったままの楽々ストレッチ
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シューズの中であなたは足をどうしていますか?と、尋ねられたら即答できますか? シューズの中のことは外から見えませんので、映像に撮ってみることすらできませんよね。実は私が走り始めた頃からずっと疑問でした。そして今、どうしたら良いというその答えが分かったわけでもなく、これから写真を並べながら書いていきます。これは速く走るための人と、のんびり走れたらよいという人で、足の使い方が変わるものと私は考えています。

タオル寄せはご存知でしょうか?
20181112-1
タオルを床に置いてその上に足を乗せる。

20181112-2
つま先に力を入れてタオルを指の力で引き寄せる。少し寄せては一度力を抜き、また指に力を入れてどんどんタオルを手繰り寄せていく。

このタオル寄せは、ランニングする上でとても重要だと一般的なマラソン本には必ず書いてあります。私も始めた頃やってみました。が、全然できません。なにせ私は偏平足なのでその力が日常的に足りていないわけです。マラソンするためにこれが絶対必要だというくらい強く書いてある本もあり、それなら私にはマラソンができないという図式になってしまいます。だから見ないことにして、その後すっかり忘れていました。

先日スポーツショップへシューズを見に行った時、店員さんが「ランニングもウォーキングも地面に足着いたらつま先で蹴りますよね」という話をされました。この「つま先で蹴る」という動作をするためにタオル寄せで練習しておく必要性があるのです。はい、でもこれは一般論です。

私はこれまで蹴って走ったことがありません。だから短距離走はビリだったんでしょうね。蹴って走るということがどのようなことなのか、今でもあまりピンときません。そのような足の使い方をしてもすぐに力尽きてできなくなります。じゃあ私にはやっぱりマラソンはできないじゃないですか!ってなるんですよ、一般論ではね。

しかし、蹴らなくても走れることを私は実践し、4時間6分で完走しました。これはまぎれもない事実です。そしてそのまま継続して何度も完走しています。だから一般論なんて一切気にしません。

速い人はちゃんと蹴ってますね。それは見たらわかります。だから速く走るためには蹴れば良いんです。できるなら、ね。私にはできないのでしょうがないです。ここで考え方が二つに分かれますよね。①できないことをできるように練習する。 ②できないものはできないと考えてやらない。 どんな物事でもこのような岐路に立つときがあります。②の考え方は「逃げている」とよく言われます。確かにそうです。逃げていることは認めます。誰しも同じような場面に遭遇したことがあると思います。でもその多くは、逃げているというよりは、忘れていくと言った方が自分の感覚に近いです。あなたも思い当たることあるでしょう?

しかしここからが私がちょっと変わっていると言われる所以かもしれないのですが、②を選択したのち、自分で③を作るんです。いっつもこの考え方で生きてきました(笑) ③できないことはやらないけど、できることをミックスして、できないことをカバーする自分流を作り上げるのです。例えるならば、超えられない壁があった時、超えるように努力するのではなく、超えるのをあきらめるのでもなく、また回り道をするのでもなく、知っている知識を結集して自分で新しい道を作るということです(大げさかな?)。

長距離、長時間走っていると足の裏が痛くなってくることが多々あります。それは「足裏のアーチが落ちてきているから」というのが一般的です。しかし私の場合、最初からアーチがありませんから、落ちるも落ちないもないのです。とはいえ、多少は足裏が頑張っているんでしょうね~。ないならないなりに、それでもちゃんとハーフくらいまでは仕事してくれているんだと思います。で、ハーフ過ぎたくらいからシューズの中で足をもぞもぞさせることで完走できています。

下の三つの写真と同じようにやってみてください。
20181112-6
足をまっすぐした状態

20181112-7
つま先を下向きに曲げた状態

20181112-8
つま先を上げた状態

こんなの簡単にできますよね。足裏に負担がかかってきたら、その負担を少しでも、一瞬でも軽減したい気持ちから、つま先を動かすことを私はやっています。では実際に足裏を床に付けた写真をご覧ください。
20181112-3
足をまっすぐした状態

20181112-4
つま先を下向きに曲げた状態

20181112-5
つま先を上げた状態

一般論では、着地と共につま先でギュッと地面をつかむようにして蹴って走るんでしょうね。そのためにタオル寄せで練習する必要があるのでしょう。私にはまったくできませんけどね。だからそれを一歩一歩着地のたびに、ギュッとつかむようにするのではなく、つま先を下に向けたまんま何歩か走ってみたところ、とても良かったのです。何歩行くかはその時次第なのですが、だいたい10~20歩くらいですね。たったそれだけのことでも足裏への負担がものすごく軽減するんです。ウソだと思うんならやってみてください。またその逆も効果があります。つま先を上げるんです。これもまた上げたまんま10歩くらいですね。この下向きか上向きか、どちらをするかはその時の気分次第です。いわゆる感覚です。すみません、だからもぞもぞするって書いたんです(笑) ぜひ試していただきたいです。いや、もしかしたらこれは偏平足の人にだけ通用するのかもしれません。実践した人、反応を教えてくださいね。
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コメント

 コメント一覧 (4)

    • 1. 偏平足ランナーKP
    • 2018年11月13日 22:31
    • 初めてコメ入れさせて頂きます。
      私も偏平足、且つX脚。
      まったくもってランナー向きの脚じゃありません。でもPBはとりあえず3.5時間はコンスタントに走れてました。もっとも50代前半まででしたが。
      そんな私の脚、何度かふくらはぎの肉離れや足底筋膜炎などをやっちゃったことがあります。
      その度に掛かりつけ鍼灸の先生に、
      「蹴って走ったらアカン!」
      との指導を頂きます。

      長距離を走るには、やはりフラットな着地と脚抜き、と思ってます。蹴らずに脚を地面から離す事を勝手に脚抜きと言ってるだけですが。
      そりゃ2時間前半で走ろうと思ったら蹴る推進力が必要でしょうが、少なくともサブ3まではまずは蹴らずに脚を上げる事を意識すべきですね。

      今後も、特に初心者ランナーが壊れる事無く楽しく走れる情報を発信し続けて頂けますよう応援してますね。

      以上、とりとめの無い無いようでした。
    • 2. りょう りょう
    • 2018年11月13日 23:47
    • 偏平足ランナーKPさん
      とても嬉しいコメントをありがとうございます。
      偏平足でもフル完走できるというのは私の実績で分かっていましたが、
      サブ3.5も行けますか~!
      それはすごいですね。
      勇気の出るコメント、そして暖かいお言葉に感謝いたします。
      ありがとうございます。
    • 3. IDUMI
    • 2018年11月14日 07:28
    • 5 こんにちは!

      私も偏平足で、普段から指先が使えてないことが走ってみて初めてわかり、走り始めてから3年くらいはシンスプリントで痛い目にあっていましたが、毎日コツコツ指先を使うトレーニングを行うようにになってから徐々に痛みも薄れてきて、今ではほとんど出なくなりました。
      でも痛みが無くなったからと言って出ない保障はないので足指のトレーニングは継続しています。

      そうは言っても土踏まずはなかなか上がるものでもないので走るときはテーピングで土踏まずを持ち上げています(^^)v
    • 4. りょう りょう
    • 2018年11月18日 21:22
    • IDUMIさん
      もしかしたら偏平足ではない人っているのか?
      いや、いるんですが、
      偏平足の人の方が多いんじゃないかと思います。
      そろそろ偏平足の人専用ランニングシューズを発売してほしい。
      そう思います。
      みんなそれぞれ苦労してますもんね。

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