私が執筆している「マイナビ・肩こり解消を目指すストレッチを動画で学ぶ」も随時更新中。
→「第7回・ストレッチ効果のカギは静止時間にあり!」
→「第6回・20秒キープすると改善効果が高まる」
→「第5回・ストレッチの効果を高めるコツは、力を入れた後のゆっくりした脱力にあり!」
→「第4回・腕の力を抜くと肩こり解消につなげやすい!」
→「第3回・肩こりを腕の上下動だけで吹き飛ばす!」
→「第2回・最短30秒でできるストレッチで仕事の効率化を目指す!」
→「第1回・いすに座ったままの楽々ストレッチ」
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この夏にも様々な人が私の整体院に来院されましたが、ストレッチの重要性にどうもまだ理解していただいていない人が多い気がしています。マラソンしている人もしていない人も、全然運動していない人にもストレッチが必要なことだと私は考えます。なので、今日はストレッチのおさらいをしたいと思います。
必要なのはわかっているけど、なかなかできないという人がランナーにはとても多いです。でも残念ながらその言葉を言われる人は、本当は全然理解されていません。って言いきっていいかな?(笑) 少し言い換えれば、全然理解されていないのは、ストレッチの必要性ではなく、ストレッチしている間の想像力が足らないのだと思います。
想像力?
って、いま思いました?
ストレッチするのになぜ想像力がいるんだよ!
って思った人、全然わかってません。
先日ある方のストレッチをしていて、「ここの筋肉が伸びてますか?」と訊ねても「いいえ」、「ではこうすればどうですか?」「いいえ」「じゃあ、これでは?」「あっ!伸びましたー!」という感じでした。二人でストレッチすればこうやって声かけながら確認できるんですが、一人では同じようにはいきません。だから自分でストレッチした時にどこが伸びているのか、気にする必要があります。
ストレッチはポーズではありません。
これまでに何度も書いている言葉ですが、ヨガでは○○のポーズという形がありまして、その形を目指しますが、ストレッチではひとりひとりの身体の硬さに応じて最終の形は違ってきます。だから想像力が必要なのです。
この場合の想像力と言いますのは、実は三種類あるんです。ご存知でした?
まず一つ目は、先ほど書いた「どこの筋肉が伸びているのか感じること」です。これは経験ある人も多いことでしょう。二つ目の想像力というのは、伸ばしたい筋肉を先に考えてストレッチし、それができているのかどうかを確認することです。この違い分かりますか?
例えば、太ももの前側の筋肉をストレッチするとしましょう。大腿四頭筋(だいたいしとうきん)という大きな筋肉です。太ももの前側がきちんと伸びていることが確認できればOKです。これは最初の想像力を使ってストレッチしている状態です。
ではそこから二つ目の想像力へ移っていきましょう。太ももの前側の筋肉というのはとても大きな筋肉です。ですので股関節の付け根から膝までの間を縦に3分割して想像してみましょう。ようするに、太ももの前側の筋肉の①外側 ②中心 ③内側 このように3本の線を入れるような想像をしてください。では、太ももの外側のストレッチをしてみましょう。できましたら次に、中心をストレッチしてみましょう。次に、太ももの内側のストレッチをしてみましょう。
できましたか?
最後に三つ目の想像力のお話です。先ほどの続きで考えてください。太ももの前側の筋肉をストレッチしているとしましょう。そこから少し身体を右へずらします。そうすると少し違う筋肉が伸びてきたことと思います。では逆に左へ、あるいは少し足の角度を変えてみたり、上半身の角度を変えたり、支えている手の位置を変えたり、いろいろ変化させてみると分かるんですが、少しずつアプローチしている筋肉が変わっていきます。二つ目の想像力のように意図的に決めた所にアプローチするのではなく、少し変えることでどこが伸びていくのかという変化を想像するのです。ストレッチはポーズではなく、完成形はみんな違うので、少しずつ身体を動かして自由に違った筋肉に対してアプローチしてみるんです。きっと新しい発見がありますよ!
いかがですか? できましたか?
じゃまくさい?
うん、わかります、その気持ち。
そんなに分割してストレッチしていけば、全身ストレッチするのに一体どのくらい時間かかるんですか?
そうね~、だいたい1時間くらいですね。
できるわけない!
だからストレッチしない。
と、なっちゃうんですよね。
分かっています。私はとても邪魔くさいことをお勧めしているんです。それでも私は使命感に燃えています!(笑) こんなにストレッチの必要性を唱えているマラソンブログは他にはないでしょう? だって本当にやってほしいんですから!
実はこの三つ目の想像力がうまく働くようになればストレッチに対する気持ちが大きく変わってくるはずなんです。それまでは正直言って忍耐が必要かな~(笑) じゃあ、こうしましょう。全身1時間なんて言いません。先ほどの太もも前側に3本線のストレッチ、両足で3分です。これならできるでしょう! はい、では今日から始めましょう! その先は続く人だけが楽しめる領域です。残念ですが望まない人はその楽しみを見出すことができません。そう、ストレッチを続けていくと、今までに感じたことのない楽しい世界観が待っていますからね!
→「第7回・ストレッチ効果のカギは静止時間にあり!」
→「第6回・20秒キープすると改善効果が高まる」
→「第5回・ストレッチの効果を高めるコツは、力を入れた後のゆっくりした脱力にあり!」
→「第4回・腕の力を抜くと肩こり解消につなげやすい!」
→「第3回・肩こりを腕の上下動だけで吹き飛ばす!」
→「第2回・最短30秒でできるストレッチで仕事の効率化を目指す!」
→「第1回・いすに座ったままの楽々ストレッチ」
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この夏にも様々な人が私の整体院に来院されましたが、ストレッチの重要性にどうもまだ理解していただいていない人が多い気がしています。マラソンしている人もしていない人も、全然運動していない人にもストレッチが必要なことだと私は考えます。なので、今日はストレッチのおさらいをしたいと思います。
必要なのはわかっているけど、なかなかできないという人がランナーにはとても多いです。でも残念ながらその言葉を言われる人は、本当は全然理解されていません。って言いきっていいかな?(笑) 少し言い換えれば、全然理解されていないのは、ストレッチの必要性ではなく、ストレッチしている間の想像力が足らないのだと思います。
想像力?
って、いま思いました?
ストレッチするのになぜ想像力がいるんだよ!
って思った人、全然わかってません。
先日ある方のストレッチをしていて、「ここの筋肉が伸びてますか?」と訊ねても「いいえ」、「ではこうすればどうですか?」「いいえ」「じゃあ、これでは?」「あっ!伸びましたー!」という感じでした。二人でストレッチすればこうやって声かけながら確認できるんですが、一人では同じようにはいきません。だから自分でストレッチした時にどこが伸びているのか、気にする必要があります。
ストレッチはポーズではありません。
これまでに何度も書いている言葉ですが、ヨガでは○○のポーズという形がありまして、その形を目指しますが、ストレッチではひとりひとりの身体の硬さに応じて最終の形は違ってきます。だから想像力が必要なのです。
この場合の想像力と言いますのは、実は三種類あるんです。ご存知でした?
まず一つ目は、先ほど書いた「どこの筋肉が伸びているのか感じること」です。これは経験ある人も多いことでしょう。二つ目の想像力というのは、伸ばしたい筋肉を先に考えてストレッチし、それができているのかどうかを確認することです。この違い分かりますか?
例えば、太ももの前側の筋肉をストレッチするとしましょう。大腿四頭筋(だいたいしとうきん)という大きな筋肉です。太ももの前側がきちんと伸びていることが確認できればOKです。これは最初の想像力を使ってストレッチしている状態です。
ではそこから二つ目の想像力へ移っていきましょう。太ももの前側の筋肉というのはとても大きな筋肉です。ですので股関節の付け根から膝までの間を縦に3分割して想像してみましょう。ようするに、太ももの前側の筋肉の①外側 ②中心 ③内側 このように3本の線を入れるような想像をしてください。では、太ももの外側のストレッチをしてみましょう。できましたら次に、中心をストレッチしてみましょう。次に、太ももの内側のストレッチをしてみましょう。
できましたか?
最後に三つ目の想像力のお話です。先ほどの続きで考えてください。太ももの前側の筋肉をストレッチしているとしましょう。そこから少し身体を右へずらします。そうすると少し違う筋肉が伸びてきたことと思います。では逆に左へ、あるいは少し足の角度を変えてみたり、上半身の角度を変えたり、支えている手の位置を変えたり、いろいろ変化させてみると分かるんですが、少しずつアプローチしている筋肉が変わっていきます。二つ目の想像力のように意図的に決めた所にアプローチするのではなく、少し変えることでどこが伸びていくのかという変化を想像するのです。ストレッチはポーズではなく、完成形はみんな違うので、少しずつ身体を動かして自由に違った筋肉に対してアプローチしてみるんです。きっと新しい発見がありますよ!
いかがですか? できましたか?
じゃまくさい?
うん、わかります、その気持ち。
そんなに分割してストレッチしていけば、全身ストレッチするのに一体どのくらい時間かかるんですか?
そうね~、だいたい1時間くらいですね。
できるわけない!
だからストレッチしない。
と、なっちゃうんですよね。
分かっています。私はとても邪魔くさいことをお勧めしているんです。それでも私は使命感に燃えています!(笑) こんなにストレッチの必要性を唱えているマラソンブログは他にはないでしょう? だって本当にやってほしいんですから!
実はこの三つ目の想像力がうまく働くようになればストレッチに対する気持ちが大きく変わってくるはずなんです。それまでは正直言って忍耐が必要かな~(笑) じゃあ、こうしましょう。全身1時間なんて言いません。先ほどの太もも前側に3本線のストレッチ、両足で3分です。これならできるでしょう! はい、では今日から始めましょう! その先は続く人だけが楽しめる領域です。残念ですが望まない人はその楽しみを見出すことができません。そう、ストレッチを続けていくと、今までに感じたことのない楽しい世界観が待っていますからね!
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私の著書です
がんばらないで楽に長く走る [ 鮎川良 ] |
コメント
コメント一覧 (2)
先生の思いは以心伝心で伝わってますよ~(^_^)b
私も走り出してからストレッチの重要性はすごく感じているので毎晩や走り終わった後はしっかり行っています!
もちろん、3っのことを意識しながら(^_-)-☆
筋肉ってこれでもかというくらいあって今更ながら勉強になるなぁーと思いながら(^-^;
疲れを翌日に持ち越さないためにも運動するしないに関係なく、年齢関係なく行うべきだと、先生の隣で声を大にして言いたいです!
さすがッス!
これからも声を大にして叫んでほしい!