整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

私が執筆している「マイナビ・肩こり解消を目指すストレッチを動画で学ぶ」も更新中。
→「第1回・いすに座ったままの楽々ストレッチ
→「第2回・最短30秒でできるストレッチで仕事の効率化を目指す!
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ランニングフォームはなかなか変わらないです。変えようと思えば、改善ポイントを意識し続けながら何度も走らないと無理です。なのに走っているうちにそれを忘れています。もし今あなたがご自身のランニングフォームを変えたいとお考えなら、頭の中をまず一度整理してみましょう。

■ひとつひとつ考えながらやってみる

実際あなたが変えたいと思っている改善ポイントをまず書き出してみましょう。話を進める上で、仮の改善したい内容を5つ書きました。あくまでも例です。

①つま先をまっすぐ出す
②フラット着地をする
③肩甲骨を引く
④重心を真下に置く
⑤身体が上下しない

今日は5km走るとしましょう。この5km走っている間、ずっと①のことばかり考えて走ってみましょう。できるかな? 「そう思って走り始めるんだけど、すぐ忘れちゃうのよ~・・・」と、よく言われます。それではいつまで経っても変えることは不可能です。今日は①と決めたら、とことん最後まで①を思い続けてみましょう。

次の日は、②だけ思い続けて走ってみます。同様に次の日は③だけ。というように、とにかく「今日のテーマはこれ一つ」と決め込んで走るんです。できなかったらやり直し。できるまで繰り返しやってみましょう。

無理? ではもう少し短く設定しましょう。

これから1km区間は、①だけを考えながら走ると決めてみる。これならできるでしょう?

無理?

いやいや、じゃ~、次の信号までは①だけを考えながら走ると決めてみましょう。うん、これなら簡単でしょう?

要するに、決めた距離なり時間を、決めた事柄だけを考えながら走ってみるわけです。①だけ考えながら走ることはできた。②だけもできた。でも③だけはできない。などと、毎日自分でテーマを作って走ります。ひとつひとつがそれなりにできるようになったら、①&②の二つを考えながら走ってみる。あるいは、④&⑤の二つを考えながら走る。というように二つ、あるいは三つと数を増やしたり、組み合わせを変えたりしながら、その時のテーマを作って走ります。

いかがですか? これは私が一番最初に走り始めた時、ぜんぜんできなかったので、たくさんのことを考えるのを止め、ただただひとつにテーマを絞り込んで、口で唱えながら走ったんです。「つま先まっすぐ、つま先まっすぐ・・・」などとね。もし聞こえていたら変なおじさんだったことでしょうね(笑)

■ある日突然うまくなる!

実はこの考え方、マラソンだけではなく卓球でもいつも応用しています。今日はこのテクニックを習得するためにこうしてみよう、と考えて練習しています。なかなかすぐにはできないんですが、ずっと考え続けていると、ある日突然できるようになります。繰り返し練習していると徐々に上達すると考えている人は多いんですが、私はそう思いません。「徐々に」ではなく、「ある日突然」急激に上達します。これを私は階段に例えるようにいつもお話しするんですが、エスカレーターのように徐々に斜め上がりに上達するのではなく、ある日突然、階段を一つポンと上がるように上達する。時には二段三段と飛ばして上がることもあります。それは常に自分のテーマ、課題点を考えながら練習するからなんです。確かに徐々に上達することもあるかもしれませんが、テクニックやコツといったものは、私は違うと考えています。ず~っと考え続けていることで、そのうち突然やってくるんです。その日が早い人は上達が早いということになります。

■一度クセが付くとなかなか取れません

練習を真面目にしているのになかなか上達しないと思ってられる人は、見直してみてはいかがでしょう? あるいは故障で困っているならば、なおさら必要です。スポーツは身体に覚えこませることが重要です。しかしその覚えこませ方を間違ったり、内容を間違って覚えてしまうと、そこで伸び悩むことになります。それが「クセ」となるのです。一度クセが付いてしまうとなかなか取れません。クセの付いてしまった身体の使い方を変えること、実はこれが中高年になってマラソン始めた人の壁なっているんです。そのクセの延長線上に上達は見込めないかもしれません。だからそのクセを忘れさせるためにも、ひとつひとつ見直すことなのです。

■クセを一度分解してみよう!

これまたランニング教室や卓球教室でもいつも言う言葉なのですが、「習得するために、一度分解しましょう!」。クセの付いたフォームから付け足していくよりも、クセを分解して忘れさせてから習得した方が早道です。その考え方こそが、自分の動きを客観的に見ることになっていきます。もしよろしければ私にあなたのクセを分解させてください。

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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. IDUMI
    • 2018年05月15日 13:04
    • 5 こんにちは!

      私も先生が仰る通り、一つずつ根気よくコツコツと、毎回のラン時に意識を持つようにしながら走っています。
      いくつも改善しようとしても、意識ってワンポイントにしか向いてくれないので(私の場合ですが)。
      でも、新しいことにずっと意識を掛け過ぎると毎度故障に繋がっているので、ほどほどにしなさいと注意されています^_^;

      今まで使っていなかった筋肉を使うとなれば、使ってなかった筋肉もびっくりするんでしょうね~。

      そうしながら、筋肉の働き・性格などに興味が湧いてきています!
    • 2. りょう
    • 2018年05月16日 00:20
    • IDUMIさん
      なんでも同じですが、ひとつひとつコツコツと。
      この言葉はみんな知っているのに、
      実行できる人はとても少ないと思います。
      不思議ですね。
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