整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

今日は「癖(くせ)」について書いてみたいと思います。癖と聞くとあなたはどんなイメージを抱きますか? 多くの人はマイナスイメージを抱くのではないかと思います。「良い癖」というよりは「悪い癖」を思い浮かべる方が多いでしょう? それに「良い癖」のことを「習慣」と呼んでいませんか?

私は以前からこの「癖」と「習慣」についてとても興味深く考えて観察してきました。「口癖」と言われると、悪い口癖を指摘されるのがほとんどでしょう。「寝癖」だってちゃんとしていない人の象徴ですよね。それに比べ「習慣」と言われると、寝る前の歯磨き、日記や家計簿など、毎日コツコツ続けているようなことが多いと思います。毎日同じ時刻に起きて同じ電車に乗り、同じ会社へ行き同じ仕事をする。といったルーティーンのような習慣もありますけど、それは良いも悪いもなく、それが日常という習慣ですよね。

ランニングフォームを変えたいと思っている人は多いと思います。それは速くなるために変えたい人もあれば、故障しないために変えたい人、今よりも楽に走りたいために変えたい人、理由はいろいろだと思います。ランニングフォームを変えるためには、ランニングしながら変えるのではなく、筋トレや体幹トレなどで身体そのもの、筋肉の付き方や使い方を変えるというやり方もあります。ようするにこれは身体という道具を変化させるという考え方だと思います。

単純に考えて、体重を減らせば着地の衝撃が変わることに違いありません。その体重が1kgや2kgではなく、10kgでも落とそうものならずいぶん変化することは容易に想像できます。以前私はマラソンするには筋トレは不要だと書いたことがありますが、それは健康のために完走目的のマラソンならば不要だと言ったものであって、そうではない人にとってはなんらかのトレーニングは必要だと思います。とにかくランニングフォームというものを変えようなんて、そりゃ~ものすごく難しいですよ。


道具を変えるという意味では、シューズを変えてみるのも良いと思います。シューズは決まったものしか買っていない人もあるでしょう。走り始めた頃はあれやこれやと履いてみて気に入ったシューズを見つけるまで苦労しますが、ひとつお気に入りができると次から同じシューズを買うことが多いですよね。よく考えたら、ここにもひとつ「癖」の落とし穴がありませんか? シューズ選びの基準として「しっくりくる」という自分の感覚に頼ることがほとんどですよね? これがすでに自分の癖から抜け出せない罠にはまっていませんか? 今まで履いたことのないメーカーや品番に足を入れてみると、新しい発見があるかもしれませんよ。





「癖は呪縛である」と私は考えています。ランニングフォームはそもそもすべてが癖の塊なのです。ランニングレッスンしていても、ひとりひとり癖がありますので、その悪い癖を取り除いてあげるよう指導しますが、とても時間がかかります。「前回もそれ言われましたよね」という言葉がなくなるまで、繰り返し繰り返しレッスンしなければフォームの修正は無理です。一回聞いて修正できる人なんてきっといないことでしょう。でも何回聞いても修正できないとしたら、その癖にご自身がまだちゃんと気付いていないだけだと思います。

卓球のフォームを人に教える時、素振りをしてきれいなフォームになっていても、ボールが来た途端、無茶苦茶になってしまうことを修正させることが一番難しいです。ボールが来たら当てなければならない、コートに入れなければならないという気持ちが働くことによって、フォームが崩れてしまいます。しかしフォームが無茶苦茶であってもちゃんとボールがコートに入ることがあります。その繰り返しで覚えていくと、癖の塊でボールを打っていることになり、フォームは無茶苦茶のまま身体に染み付いていきます。

「癖は新しい行動の習得を妨げる」とWikipediaにも書いてありました。その通りだと思います。癖があるから、せっかく教わっているのに進歩しないのです。レッスン受けても習得できないのは、ご自身の癖のせいです。だからまず癖を知ることが大事です。癖を知った上で、それを取り除くための方法を見つけたならば、きっと新しいフォームを手に入れることが可能になるでしょう。ランニングは癖の塊だと言った理由は、他のスポーツのようにボールを打たなければならないわけではないし、相手の動きに対応しなければならないわけでもないからです。ようするに自分ひとりで身体を動かすだけでよいスポーツです。とすればどんな状況に対してもご自身で修正・対応すればよいだけなのです。

ランニングも卓球も、私のレッスンにはカリキュラムがありません。その人の身体の使い方を見て、悪い癖を見つけ、それを取り除いてあげることを目的としています。「テクニック」ではなく「コツ」さえ知れば意外と簡単にできることもあります。一度私にフォームを見させていただけませんか?

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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. IDUMI
    • 2018年03月13日 12:52
    • 5 こんにちは(^o^)/

      人間は遺伝子により癖を持って生まれ、それが環境によっても変化し同じとした体・性格などはクローンでない限り、千差万別ですね。
      その同じとない癖のある身体を診られている先生には尊敬しかありませんm(__)m

      癖を長きにわたり放置しているとしっかり染み付き、なかなか正常な状態に戻すことは困難です(~_~;)
      若い間からやっておけばよかったなんて思うことも時々ありますが、今だから気づきもありで、とにかく意識するようにして改善している途中です(^_^)v
      そうしているうちに解剖学に興味が出てきだしてますが、なにせ時間もなかなか取れないし、覚えたことも右から左へと(時には左から右へ(^o^))
    • 2. りょう
    • 2018年03月13日 22:50
    • IDUMIさん
      ぜひその調子で解剖学を学んでください。
      そしてそのうち教えてね!
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