久しぶりに質問をいただきましたのでお答えしますね。

問:40代女性です。ランニングを始めてから約一年になります。フルマラソンに出ようか迷っています。練習も大変ですよね。それに私のような運動音痴に完走できるかどうか・・・最初に出るのなら、制限時間のない大会がやっぱりいいですか?

答:この気持ちよく分かります。制限時間に間に合わずリタイヤするのは悔しいですからね。しかも初フルというのは人生において一回しかありません。だからこそ不安いっぱいですよね。でもそれはあなただけのことではありません。誰だって初フルは緊張するし不安いっぱいです。

ではちょっと整理してみましょう。「なぜ不安いっぱいか、分かりますか?」 不安材料のひとつとしてあるのが「初めて」ということです。マラソンに限らず、どんな事柄でも初めて体験することって不安いっぱいです。だからその前に想像しますよね。その想像というのは、成功した時の喜びもあれば、失敗したときの悲しみも、どちらも想像するはずです。失敗することを考えないで、と言われてもきっと無理でしょう。だから失敗したからといって、なにがどう変わるのか? と考えてみてください。おそらく生活のうえで特になにも変わらないと思います。むしろ挑戦したことによる何かをきっとつかむはずです。

私が一番最初に就職した会社では「お前は若いからいいな~、俺も昔はやってみたかった。」という話をよく聞かされました。当時私は20歳くらい、先輩は20代後半です。まだ若いのにこの人なに言ってるんだろうって思いながら聞いていました。あんなことやこんなこと、いろいろやってみたかった・・・と、人生の夢はすでに終わった、みたいな感じでした。やりたいことがあるんなら今からでもやればいいのに、そう思ったのです。反面教師ですかね。「あの時、やっておけばよかった」というやらない後悔ではなく、やったけどうまくいかなかったという失敗した後悔の方が人生として絶対楽しいはず! そう考えました。私は現在56歳。いまだにやりたいと思ったことに挑戦し、やり続けています。いっぱい失敗もしてきました。でも失敗から学んだことって多いんですよ。「失敗の数だけ人生の勲章だ」という映画のセリフがあるんですが、とても好きな言葉です。そういう意味では私はいっぱい勲章持ってますよ(笑) 何事も失敗を恐れていては何もできません。だからといって無謀に突進するにはリスクがあります。だからしっかり準備するんだと思います。

「石橋を叩いて渡る」というたとえ話があります。ご存知でしょうか?「壊れるはずのない強固な石の橋を、一応叩いて安全性を確かめて渡ることから、用心し過ぎるほど用心深くなること」です。昔は私もそうでした。何をするにも不安が先に立ってしまい、石橋叩いてばかりいて、まったく前へ進まない性格だったんです。それがあの先輩に出会ってから、走りながら石橋叩いて渡れるようになったんです。一応叩くんですよ。だって失敗したら怖いですもん! 考える前に先に行動、後で考えながら叩きながら進んでいきます。性格だ、という一言で片付けないでくださいね。私は変われたんですから。

フルマラソンに挑戦してみたい、というその姿勢を私は応援します。失敗を恐れずぜひ挑戦してみてください。「よし、出るぞ!」と決めたら、まず周りの人に宣言してください。「有限実行」 私のモットーなんですが、言ってしまえば後に引き下がれなくなります。出ると決めたら、やっぱりでないという後ずさりしないように、そこはひとつ自分を追い込んでおきます。そしてあとは準備です。準備を怠っては素人目でも失敗することは大いにあります。だから初フルにふさわしい大会として私がお勧めするのは、自分の家や行動範囲から一番近くの大会です。ちなみに私は奈良市に住んでいますので奈良マラソンを初フルに選びました。後になってから、初フルをよくあんな坂ばっかりの厳しいコースを選んだもんだね、と言われたこともあります。最初は厳しいもなにも、すべてが厳しいもんですからコースの厳しさなんて考えていませんでした。

なぜ家から一番近い大会をお勧めするかと言いますと、マラソンコースの試走に何度も行くことができるからです。マラソンに限らず、見ず知らずの土地に行った時、道がその先どうなっているのか不安になったり、少しの距離でも遠く感じることがあります。その反面、自分が知っている道ならば、その先は容易に想像できるし、同じ距離でも短く感じることが多いです。だから私は初フルの準備として、まず一番最初に自分で地図を作って、いくつかに分割し、コースすべてを何度かに分けて走りに行きました。最初は道も分からず迷ったこともあります。速度がどうとか、距離がどうとかなんて関係ないです。とにかく道路がどんな風なのかまず見に行ってみる。初めは車や自転車で行くのもいいでしょう。とにかく道を調べに行きます。もし初フルを家から遠い土地にしてしまうと、道を見に行くことができません。その違いは誰でも分かりますよね。

「チャレンジ精神」という言葉があります。些細なことでもいいので何かにチャレンジすることは素晴らしいことです。仕事でも生活や趣味でも、なんらかのチャレンジをしている人は少しずつでも変わっていきます。失敗してもそこから何かを学べるはずです。それはひとりひとり習得するものはきっと違っています。だから自分なりに学ぶこと、次のステップへ行くこと、いつもそう考えているときっと何か見つかるはずです。今の世の中、なにも考えずに生きていくことも可能です。それで良ければそれで良いと思います。でも私はいつも何かにチャレンジしていたいです。誰かと比べるのではなく、過去の自分と比べて成長できたものがあれば、それでOKだと考えています。
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