■基準は一定ではない

人と比べて自分は劣っているとか、運がないとか、不公平だと言われる人があります。この気持ちは基準をどこに置くかによってずいぶん変わります。「つらいときは上見て暮せ。うまくいっている時は下見て暮せ。」と昔教わりました。生きていく上で、基準は一定ではなく、変化させることが必要だということでしょう。「人生を振り返って、いつが一番良かったですか?」と聞かれた時、「今が一番です!」と胸を張って答えられるようにしておきたいと私はいつも心がけています。

私がサラリーマンを続けることができなかった一番の理由は、毎日同じ時刻の電車に乗って同じ場所へ行き、同じ顔ぶれと同じ仕事をするという繰り返しに耐えられなかったからです。日々変化し続ける仕事がしたいと考えると、サラリーマンは絶対無理です。ここにもまた「基準」があって、社会の中の基準で考えるとサラリーマンは一般的ですが、個人事業主という基準で見ると、私のような存在は普通です。定休日なし、営業時間設定なし、自宅開業としているのは、自分で自分の枠を作りたくないからです。定休日を設定してしまうと用事がなくても休まなければなりません。営業時間を設定してしまうと、予約が入っていなくても待っていなければなりません。これもまた私の性格では耐えられないことなのです。だからマラソン練習もトラックを何周も回ることは私にはできません。

■壁は乗り越える必要があるのか?

人と比べてこうならなければならないと決めつけてしまうことは、自分を枠の中に押し込むようなものです。人は人、自分は自分と考えれば良いのですが、そうすると必ず壁にぶち当たります。壁は越えるためにあるという人もありますが、私はそう思いません。壁があったなら、地中を掘って向こうへ行ってもいいわけだし、回り道をすれば乗り越えなくても行けるかもしれません。ようするに壁が立ちはだかることは往々にしてありますが、壁の向こうへ行ければOKなんだから、手段はいろいろあるはずなんです。あるいは壁ができたらその向こうへは行かないという選択もあります。意外に多くの人はそうしているんではないでしょうか。知らず知らずのうちにつらいことを避け、立ち向かうことなく、言葉は悪いですが逃げているのです。でも、それでも良いと思うんです。現に私なんていつも逃げてばかり(笑)、無理なものは無理、できないことはやらない。自由に勝手気ままに好きなことやって生きていくことも可能です。多くの人は「そんなの無理よ」と言われます。確かにそうなんです。柵(しがらみ)があったり、イヤイヤでもやらなければならないことだってありますよね。

■目標も目的も、ひとりひとり違ってていい

今日はずいぶん話を遠回りしましたが、今回言いたいのは「マラソン練習も自分でやりたいようにやればいいんじゃないか」という私の考え方です。一般的にはこうした方が良いと言われている事柄がたくさんあります。それをしっかりこなしながらちゃんとレベルアップしている人もあることでしょう。しかし何かの指針に基づいて続けていくことってかなり大変なことだと思います。むしろ続けていけない障害の方が多く立ちはだかります。仕事、家族、他の遊び、飲酒・・・そしてお天気も。ランニングメニューを作ってもうまくこなせない理由なんて山ほどあります。目標に向かって行こうとした時、様々な障害を乗り越えてこそ結果が出せる。ということはトップ選手の言葉からいっぱい聞きます。こなせたからこそ結果が出せているんだと思いますが、自分がマラソンに対してどうありたいのか?どうしたいのか?なぜ走っているのか?・・・など、人によって目標も目的も違います。

■自分で枠に入れない

私は先にも書いたように自由に生きていきたい性格ですので、枠にとらわれず自分の意思で決定していきたいです。だから自分で決めて自分で実行しているのならそれでいいと思います。でも、人から言われたり、人と比べて何かを決定するのは少しズレが出てくるのではないかと思います。そのズレそのものも修正していけるだけの対応力が養われれば、それはそれですごいことなんですけどね。でも結局自分の目標や目的を見失うことになるんだったら、そんな比較は必要ないと思います。自分がやりたいようにできているならそれでいいです。でもやりたいようにできていないのなら、何か改善する方法、発想の転換が必要なのでしょう。

■単純なマラソン競技から広がりを見せている

私の整体院にはマラソンしている人がたくさん来られます。施術しながらいろんなお話をするのですが、レベルや目標がひとりひとり違うわけですから、すべての人に共通して参考になる話のほうがむしろ少ないと思います。マラソンブームもすでにずいぶん長く続いています。トレランやトライアスロンへ移行する人も増えていますが、純粋なマラソンレースだけでなく、様々な趣向を凝らした大会が増えてきているようです。それは走るという純粋な考え方から、どう楽しむかという幅や深さを追求しつつあると思います。「フルマラソンを走ってみたい」という初体験からその次への体験をどうしていくか?タイムを縮めるという目標だけでなく、タイムは関係なくどう楽しむか? そのためには場所の設定や走り方の選択なども変化しています。最近ではリレーマラソンが増えてきました。複数人数で42.195kmを走ることによる結束力や感動の共有化を目的としているのでしょう。SNSが単なる記録ではなく、インスタの登場によりみんなで共有する楽しさに広がってきました。その社会変化を考えれば、リレーは自然な成り行きです。「走る」という単純な動きに見えるスポーツですが、私が企画している「観光ラン」も奈良ならではだと思います。また、頭脳を必要とする「ロゲイニング」が次に流行りそうな予感が私はしています。
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