マラソンシーズン真っただ中、うまく走れていますか?私はマラソン始めて8年目にして、やっと1年目の楽な走り方を思い出しました。そのため、先日の奈良マラソン(フル)完走後、翌日もとくにダメージはありませんでした。筋肉痛も関節痛も最小限だったように思います。私は「楽に長く走る」というキーワードでこれまでいろいろ書いてきました。文字と写真だけではうまく伝わらないこともあり、遠方から新幹線や夜行バスを使ってでもレッスンを受けに来られる人もあります。ご希望ならば遠慮なくお申し込みしてくださいね。

■着地の時、足裏のどこが地面に着く?

さて今日は足裏について書きたいと思います。まず下の写真をご覧ください。
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一般的によく言われる着地点に赤い印を入れました。足裏のABC3点で支えるように言われますよね。A~Cをつないだ線を縦アーチ、A~Bをつないだ線を横アーチと言います。縦アーチの間には「土踏まず」があります。ようするに人の足は、縦アーチと横アーチにより、3点で身体を支えている構造になっているのです。アーチというくらいですから、真ん中が浮いている構造になっているはずです。ところが、実はこの写真は私の足裏なのですが、縦も横もアーチが存在していません。これを偏平足(へんぺいそく)と呼びます。座っていてこれですから、立った時には体重が乗るため、みごとなベタ足になります。一般的に偏平足の人は足が疲れやすいとか、長く走れないと言われます。でも安心してください! 偏平足・外反母趾・巻き爪と三拍子揃った私が大丈夫であることを証明しています。今日はオマケでもうひとつ追加して、内反小趾(ないはんしょうし)も加えて、四拍子にしておきましょう。写真を見ていただければ分かるのですが、内反小趾とは小指が内側へ入る変形です。隣の指が上に重なってきています。まだひどくはないのですが、卓球する時には小指が邪魔になって困ることがあります。

■足裏への配分を変えてみよう!

ではマラソンの着地のことについてお話しましょう。ABC3点で身体を支えると言われますが、あなたは意識していますか? 意識したことがないという方も少なくないはずです。今日からぜひ意識をしながら着地をしてみてほしいです。ではその意識の仕方です。ABCへの負荷を変えてみる、ということをぜひ試してほしいのです。例えば、A+B対C(つま先側対かかと側)という負荷の割合でまず考えてみましょう。

1、A+B=50%、C=50%(前と後ろで50%:50%)
2、A+B=80%、C=20%(前の方が負荷が多い)
3、A+B=20%、C=80%(かかとの方が負荷が多い)

できましたか?
ではもっと難しい着地分担をやってみましょう。

4、A=33.3%、B=33.3%、C=33.4%(3点均等)
5、A=50%、B=25%、C=25%(Aに多く負荷)
6、A=25%、B=50%、C=25%(Bに多く負荷)

いかがですか?できますか?

■考えて着地する

「着地の時、どこが地面についていますか?」と尋ねても「よくわからない」と答える人が多いです。ようするにそれは足を前に出したら着地するのは当たり前なのですが、自分の意思で着地していないということになります。意図的に、戦略的に、こんな着地をしてみようと考えて足を動かすことができたら、ずいぶん楽に走ることが可能になります。「走る」ということは子供の頃からきっと誰でもやってきたはずです。でも「走り方」を子供の頃に習った人はとても少ないでしょう。大人になってから走り始めた人は、子供の頃に走った記憶、身体の記憶だけで動かしている人がほとんどです。そこには筋肉をこう動かして関節をこうやって・・・などという理屈なんてまったく存在していません。でももしこの身体がコンピューター制御で動くとしたら、どんなプログラミングをするでしょう?きっと順序立てて関節や筋肉の動かす順番や負荷の割合を計算していかなければ、うまく走らせることはできないはずです。だから私はいつも考えています。脳と筋肉がもし別物だったとしたら・・・。そう考えると、脳からの指令を筋肉が受け取って動かし方を徐々に学習していく。そんな能力の積み重ねでだんだん楽に動かせるようになり、また速く動作するように育っていく。いつもながらに理屈っぽいこと書きますが、身体が勝手に動いているのではなく、自らが動かしている司令塔であると考えたなら、どう動かすか?どう動かしたいのか?が、見えてくるはずです。

そんなことを考えながら下の写真をご覧ください。
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実際には、着地の時には足の指も地面に着きます。さてあなたは、1~5のどの指に負荷をどんな割合で分担させますか?ABCとの関連はどうしましょう?なんて考えだすと、きっと走れなくなってしまうことでしょう。だからといってまったく考えなくてもよいということではありません。自分なりに足裏がどのように着地しているのか、また地面からどのように離れていくのか、ということを頭の中でスローモーションのように描きながら動かすことができた時には、ものすごい発見をされることと思います。それは「走る」ということが劇的に変わる瞬間です。どんな物事でも同じですが、考えることなく惰性で動いているだけでは何も変わりません。考えて行動しない限り物事は変わることは絶対ありません。

■蹴らないことで楽に走れるエンジョイラン走法

速い速度のランナーはこんな理屈なんて関係なく、グッグッと地面を蹴って走ればいいだけのことかもしれません。しかし私は「蹴らない」という走り方をエンジョイラン走法として提唱しています。蹴らない走り方は、着地の大事さを考える走り方でもあります。「蹴って走る」のではなく「着地の連続と重心移動で進む」のがエンジョイラン走法です。
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