奈良マラソン2017完走しました。しかし、自分的には納得のいく走りではありませんでした。記録としては、ネットで4時間18分。いいじゃないですか!という人もありますが、今回調子良かったこともあり、サブ4狙っていましたから、自分的にはダメなんです。なぜそうなったのか、少し検証してみたいと思います。
■月222km走っても足りない?
振り返ってみると私のフルマラソンとして今年で8年目。走り始めた1~2年目が調子よく、3年目からかどんどん下降しました。今年は最初のフォームや感覚を取り戻したため、タイムを狙うことを考えました。ただそう気付いたのが11月1日。日程としては遅いですが、そこからしっかり調整したつもりです。11月10日には、キロ5分40秒ペースでノンストップ22km走りました。11月16日は31km走も簡単に走れ、痛みや違和感なく何も問題なし。11月だけでもロング走は、18.5km、27.2km、22.5km、28km、31km、20km、22.5kmと計7回、一ヶ月の走行距離が222km。仕上がりとしては問題ないと考えていました。
■プラスマイナス5秒を死守
サブ4達成するためには、単純計算割でキロ5分40秒です。でも現実的には無理なので、何度か電卓叩いて私は5分25秒ペースで行くことを決めました。これで貯金が11分27秒です。どんなに調子良くても走りながら貯金を作り続けるのではなく、決めたペースのプラスマイナス5秒でペースを守るということを教わりましたので、速くなっても5分20秒まで。スタート直後や、コースが狭くなる所などでペースダウンしたけど気にせず、広くなった所で5秒ずつ縮める作戦を実行しましたところ、28km地点で2時間34分なので、キロ5分30秒ペース。バッチリです!貯金を2分20秒使いましたが想定内。
■想定外のアクシデント発生!
奈良マラソンではここから高低差80mで2kmの上り坂です。それに備えて給水ポイントで1分ストレッチ。これも予定通り。上り坂は予定したキロ6分30秒ペースで問題なく上がりきります。32km地点で3時間ならば残りはキロ6分ペースでも4時間切れる。そういう想定でした。しかし想定外のアクシデントが!上りきった30キロ当たりで太もも前に違和感。少しずつきてましたが、まさかのピクピク感!コールドスプレーを両足全部に拭いてもらい軽快に走りだしたのもつかの間、その32km地点からの下り坂に入った途端、両足ふくらはぎと両足太もも前側、いっぺんにつりました!こけそうになるくらいの急ブレーキ。「ダメだ!リタイヤか?」と思ってしまったくらい今までにない想定外。そこからは止まってストレッチして少し走るの繰り返し、なんとか完走できましたが4時間18分でした。
では検証です。
マラソン途中に足がつる主な原因
①筋力不足による筋肉疲労や、疲労物質の蓄積
■月222km走っても足りない?
振り返ってみると私のフルマラソンとして今年で8年目。走り始めた1~2年目が調子よく、3年目からかどんどん下降しました。今年は最初のフォームや感覚を取り戻したため、タイムを狙うことを考えました。ただそう気付いたのが11月1日。日程としては遅いですが、そこからしっかり調整したつもりです。11月10日には、キロ5分40秒ペースでノンストップ22km走りました。11月16日は31km走も簡単に走れ、痛みや違和感なく何も問題なし。11月だけでもロング走は、18.5km、27.2km、22.5km、28km、31km、20km、22.5kmと計7回、一ヶ月の走行距離が222km。仕上がりとしては問題ないと考えていました。
■プラスマイナス5秒を死守
サブ4達成するためには、単純計算割でキロ5分40秒です。でも現実的には無理なので、何度か電卓叩いて私は5分25秒ペースで行くことを決めました。これで貯金が11分27秒です。どんなに調子良くても走りながら貯金を作り続けるのではなく、決めたペースのプラスマイナス5秒でペースを守るということを教わりましたので、速くなっても5分20秒まで。スタート直後や、コースが狭くなる所などでペースダウンしたけど気にせず、広くなった所で5秒ずつ縮める作戦を実行しましたところ、28km地点で2時間34分なので、キロ5分30秒ペース。バッチリです!貯金を2分20秒使いましたが想定内。
■想定外のアクシデント発生!
奈良マラソンではここから高低差80mで2kmの上り坂です。それに備えて給水ポイントで1分ストレッチ。これも予定通り。上り坂は予定したキロ6分30秒ペースで問題なく上がりきります。32km地点で3時間ならば残りはキロ6分ペースでも4時間切れる。そういう想定でした。しかし想定外のアクシデントが!上りきった30キロ当たりで太もも前に違和感。少しずつきてましたが、まさかのピクピク感!コールドスプレーを両足全部に拭いてもらい軽快に走りだしたのもつかの間、その32km地点からの下り坂に入った途端、両足ふくらはぎと両足太もも前側、いっぺんにつりました!こけそうになるくらいの急ブレーキ。「ダメだ!リタイヤか?」と思ってしまったくらい今までにない想定外。そこからは止まってストレッチして少し走るの繰り返し、なんとか完走できましたが4時間18分でした。
では検証です。
マラソン途中に足がつる主な原因
①筋力不足による筋肉疲労や、疲労物質の蓄積
②発汗による水分や電解質バランスの崩れ
③レース中の緊張感やストレス
④急激な体温低下
一般的にはこの4つが言われています。
■まだまだ筋力不足
私の場合、結論から行きますと①です。まだまだ練習不足で、フルを走り切れるだけの筋力がなかったのだと自分では考えています。11月はしっかり走れたけど、それまでは月100km走れていませんでしたからね。ただ今回のことを経験に、来年にはしっかり身体を作りたいと考えています。ではなぜ私が①だと決めつけたのかお話します。
■知り尽くしたコース
まず④は絶対にないです。当日の最低気温が1度、スタート時の気温が3度、最高気温が12度。風もなく途中では太陽も出て日差しがあり暖かいくらいでしたから。それに痙攣が起こるまではずっと走り続けていますので体温が低下するところはまったくありません。③も考えられません。奈良はコースを知り尽くしているし、どこでどんな人が応援してくれているかさえも頭に入っています。
■ジェル10個使い切り
今回ゼリーを大量に持って走りました。パワージェル6個、アミノ酸ジェル3個、コムレケアゼリー1個、計10個を38kmくらいですべて使い切りました。距離配分を考えどこでどれを摂取するか完璧でした。さらに梅肉チューブは持って行った分を吸い切りましたので塩分補給も大丈夫だと思います。給水もしっかり採りました。ぜんざい、塩飴やチョコも食べました。フル途中にきっとこれだけ摂取する人も珍しいというより、そんなに必要?って言われそうなくらい、ものすごく採りました。これらは採り過ぎて困ることはきっとないでしょう。なので②も考えにくいです。
■結局はオーバーペース
となると①です。筋力不足を解消するにはに、もっと走りこみをするとか、筋トレをしなさいということでしょう。疲労物質の蓄積に関しては、自分のペースがまだサブ4達成する速さに適応していないということだと思います。キロ6分半で最初から最後まで行くと、きっと楽に完走できていることと思います。5分20秒というペースがまだ自分には速すぎたのでしょう。結局はオーバーペースという言葉が当てはまります。
ランニングクラブに入ってものすごい速いペースの人に付いて走ることでどんどん速くなっていった人を知っています。5分20秒ペースで42.195km走り続けるには、5分ペースで30km走れるくらいの走力筋力が必要だと聞いたことがあります。
またフル未経験の人がいきなりウルトラ60km完走した人も知っています。その人は初フルをサブ4で完走されました。30km走や3時間走が必要だとよく聞く話ですが、やはりそれでは足りないと私は考えます。50km走や5時間走をしておかないと、サブ4は達成できないのかもしれないと思います。あくまでも主観ですが。
■中高年がサブ4達成する法則はきっとある
トップランナーでも練習で42.195kmを走ることはないです。しかし、朝20km、夕方20kmという走りこみはされます。当たり前の話ですが、トップランナーは途中で止まることなく最後まで走り切ります。完走することが目的ではなくタイムがすべてです。そんな人たちや有名トレーナーさんの本は、やはり私には必要ないとあらためて認識しました。もっとも、同じような練習で達成できる人もあるでしょう。しかしそれは万人に当てはまることではありません。毎日仕事や家事で忙しい中高年の市民ランナーがサブ4達成するための法則として、ぜんぜん違うメニューが存在していても不思議ではありません。それを探すことが私の目標だと気付きました。来年が楽しみです。
-------------------------------------------------■まだまだ筋力不足
私の場合、結論から行きますと①です。まだまだ練習不足で、フルを走り切れるだけの筋力がなかったのだと自分では考えています。11月はしっかり走れたけど、それまでは月100km走れていませんでしたからね。ただ今回のことを経験に、来年にはしっかり身体を作りたいと考えています。ではなぜ私が①だと決めつけたのかお話します。
■知り尽くしたコース
まず④は絶対にないです。当日の最低気温が1度、スタート時の気温が3度、最高気温が12度。風もなく途中では太陽も出て日差しがあり暖かいくらいでしたから。それに痙攣が起こるまではずっと走り続けていますので体温が低下するところはまったくありません。③も考えられません。奈良はコースを知り尽くしているし、どこでどんな人が応援してくれているかさえも頭に入っています。
■ジェル10個使い切り
今回ゼリーを大量に持って走りました。パワージェル6個、アミノ酸ジェル3個、コムレケアゼリー1個、計10個を38kmくらいですべて使い切りました。距離配分を考えどこでどれを摂取するか完璧でした。さらに梅肉チューブは持って行った分を吸い切りましたので塩分補給も大丈夫だと思います。給水もしっかり採りました。ぜんざい、塩飴やチョコも食べました。フル途中にきっとこれだけ摂取する人も珍しいというより、そんなに必要?って言われそうなくらい、ものすごく採りました。これらは採り過ぎて困ることはきっとないでしょう。なので②も考えにくいです。
■結局はオーバーペース
となると①です。筋力不足を解消するにはに、もっと走りこみをするとか、筋トレをしなさいということでしょう。疲労物質の蓄積に関しては、自分のペースがまだサブ4達成する速さに適応していないということだと思います。キロ6分半で最初から最後まで行くと、きっと楽に完走できていることと思います。5分20秒というペースがまだ自分には速すぎたのでしょう。結局はオーバーペースという言葉が当てはまります。
ランニングクラブに入ってものすごい速いペースの人に付いて走ることでどんどん速くなっていった人を知っています。5分20秒ペースで42.195km走り続けるには、5分ペースで30km走れるくらいの走力筋力が必要だと聞いたことがあります。
またフル未経験の人がいきなりウルトラ60km完走した人も知っています。その人は初フルをサブ4で完走されました。30km走や3時間走が必要だとよく聞く話ですが、やはりそれでは足りないと私は考えます。50km走や5時間走をしておかないと、サブ4は達成できないのかもしれないと思います。あくまでも主観ですが。
■中高年がサブ4達成する法則はきっとある
トップランナーでも練習で42.195kmを走ることはないです。しかし、朝20km、夕方20kmという走りこみはされます。当たり前の話ですが、トップランナーは途中で止まることなく最後まで走り切ります。完走することが目的ではなくタイムがすべてです。そんな人たちや有名トレーナーさんの本は、やはり私には必要ないとあらためて認識しました。もっとも、同じような練習で達成できる人もあるでしょう。しかしそれは万人に当てはまることではありません。毎日仕事や家事で忙しい中高年の市民ランナーがサブ4達成するための法則として、ぜんぜん違うメニューが存在していても不思議ではありません。それを探すことが私の目標だと気付きました。来年が楽しみです。
私の著書です
がんばらないで楽に長く走る [ 鮎川良 ] |
コメント
コメント一覧 (4)
奈良マラソン連続8回出場は、私からは偉業としか考えられないことで、それだけ奈良マラソンに対しての思い入れを持ってられることがひしひしと伝わってきています。
色んなことを研究され実践されている先生でも、同じコースであっても毎回違う走りになる、改めてフルマラソンの奥深さを目の当たりにしました。
私も毎回違うコースですが、毎回色んな状態に直面し悔しい思いや悩んだりする事ばかりですが、一度も止めたいと言う気持ちにはならず、そ経験したことを色んな人に話して打開策を練っています😅
マラソンは走れば走るほど奥の深さを感じています。
そうですよね。
たぶん、
たぶんなんですが、
日頃から42.195kmを練習していれば、
きっと結果は変わっていくと思います。
だから来年は、フルを練習してみたい。
そう考えています。
私もそのトレーニングに参加させていただきたいですm(__)m
はい!
お誘いしますね。