整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

今日の記事は前回の続きのようになっています。もし読まれていなければ先に読んでね。→「綺麗なランニングフォームより、痛みの出ないフォームが良い

■生活習慣や身体がみんな違うんだから、ひとつのメニューに当てはまるはずがない

年配の人でも信号が変わりそうになったらちょこまかと走っていく人がいます。そう、誰でも走れるんです。ただ、信号を渡りきるだけのことではなく、大会に出てハーフやフルマラソンを完走しようという人は、そんな程度の延長で考えていては痛い目に遭います。走り続けていたらそのうち走れるようになるだろう、という甘い考えで、すでに痛みと戦っている人もいることでしょう。時々痛みと戦うことが好きな人がいますが、それは間違っています。多くのランニング本に載っている「練習メニュー」は、ひとりひとりの身体をチェックしてくれていないし、筋力やレベルも確認しないメニューが載っていて、ただそこには「目標4時間」などという人の身体を無視した数字が載っていてそれを目指してしまいます。それに自分の身体を当てはめようとしてもうまくいかないことが多いことでしょう。だから参考にしながら自分の解釈でメニューを選びながら走ることになってしまいます。そうするともう別なメニューになっているわけですよね。そこに気付かずにメニュー通りやっているかのような錯覚に陥っている人があります。

■整体師に触ってもらうことで発見することがたくさんある

私がいつも言うことは「ランニングは左右対象のスポーツ」ということです。自分の身体がどのように動いているのか、考えながら走っていただきたいと思います。自分の姿は自分では絶対見ることができません。それでも自分で確認できることはたくさんあります。ランニングフォームとは、筋肉を動かして人から見える形にすぎないのではないでしょうか。シューズの中で指がどうなっているのかなんて他人からは見えません。と同じように、重心についても見えない傾きがあるはずです。ちょっとした筋肉の使い方に左右差のクセがあると、それが何万回と着地するたびにズレていくことになります。私は整体師ですから、人の身体を触るとそれがよく分かります。しかし整体に行かない人の方が圧倒的に多いことと思います。お金の問題もあるでしょうが、整体の良さ、真実を知らないだけだと思います。整体に行かないとすれば、そこに気付くのはご自身しかないのです。その発見するきっかけになるのが「違和感」や「痛み」です。だから本当はチャンスなのです。痛みが大きくなる前に、ご自身で考え対処し、改善できると素晴らしいです。ただ走って距離だけ延ばしてもその距離はウソをつきます。ウソをつかれないためにも、考えることが大事だと思います。

■ひとりひとりに合わせたアドバイスができれば一番

私はできるだけ整体をした上でランニングフォームをアドバイスしたいと考えています。見た目では分からないことが、お身体を触ることでその人の筋肉の付き方や歪み方がわかります。とくに偏った筋肉の使い方はすぐに分かります。ひとりひとり身体が違うんだから、ひとつのフォームに合わせる方が無理あるというもんです。私は、身体に合ったフォームを提案したいと日々考えています。とはいえ、なかなかそううまくいかないんですが、私自身も日々努力して目の前の人をどう導けばよいのか常に考えています。

■筋トレより可動域を広げることが大事

綺麗なフォームとは何か?それはもしかしたら単なる理想論なのかもしれないと、思うこともあります。ひとりひとりの身体が違うんだから、みんな同じフォームになるはずがありません。と考えると、フォームを矯正するなら、その前に身体を矯正した方が良いと思います。それはマラソンに限らず、どんなスポーツでも同じです。例えば、股関節の動きが左右で違うとしましょう。それを走りながらフォーム矯正しようとしてもおそらく無理です。そんな時思い浮かぶのが筋トレです。左が弱い場合、左を強くしたい。と思われる人が多いです。でも私は違うと考えています。左右差があるには理由があるのです。それが「筋力の差」なのではなく「使い方の差」なのです。それが筋肉の使い方のクセです。だからまずやるべきことは、筋肉強化なのではなく、関節の可動域の左右統一だと考えています。左右統一できればベストですが、そのためにまずは「関節の可動域を広げる」ことをお勧めしています。可動域を決めるのが周辺の筋肉です。そのことがきちんとわかってられる人は少ないと思います。自分の可動域がどのくらいで、左右差がどうなのか?これもまた自分では分かりにくいものです。筋肉の張り具合だって自分でわかっていない人がほとんどです。整体師はいろんなことが分かるんですよ。お近くの整体院にぜひご相談くださいね。もちろん、私のところ「RYO整体院」にお越しになっていただくと私はとても嬉しいです(笑)

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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. IDUMI
    • 2017年09月06日 12:40
    • 5 こんにちは~!

      先生の仰る通り、理想のフォームはあったとしても果たしてそれがすべてのランナーに当てはまるとは思えないです。
      人それぞれ身体の癖や歪みが違うので、その人が走り易く痛みの出ないフォームを即座に思いつかれるトレーナさんに指導していただくのがベストですね!

      でも身体の痛みや歪みは実際に触ってもらわないと本当の意味では理解していただいているとは言えないので、先生のような存在は貴重だと思います!
    • 2. りょう
    • 2017年09月07日 19:48
    • IDUMIさん
      ありがとうございます。
      これからもお役に立てますよう精進します。
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