■正しいランニングフォームってなに?
「フォーム」とは一体何なのか?最近気になります。と、唐突に言葉を投げると、読んだ方が気になりますよね。これまで何度もランニングフォームの矯正方法などを書いてきました。しかし、テレビを見ていていつも思うんですが、トップランナーだってつま先は外向いてるし、蹴り上げた足は横向いてるし、腕だって左右の動きが違うし、ランニング本に書いてあるような綺麗なフォームした人より個性的な人の方が多いです。じゃあ、なぜそんなにフォームのことをいろいろ言うんでしょう?
■綺麗なフォームだから強いとは限らない
その答えを導く前に、少し卓球の話をします。私は以前から書いていますように日常的に卓球をしています。そもそも走り始めたきっかけは卓球のためです。足腰鍛えて体力アップすれば卓球も強くなれる。そう思ったからです。最近は多少卓球もテレビで紹介されるようになりましたから、思ったより激しいスポーツだと気付いた人も多いことでしょう。実は卓球のフォームについても千差万別で、綺麗なフォームの人が強いとは限りません。ものすごいクセのある振り方をする人が強かったり、構えもせず突っ立っているだけなのにどんな球でも打ち返す人もいます。卓球の場合は、ピン球があって相手がいますので、必ずしも教わったようにはいかないものなんです。だからたくさん打ってたくさん練習した人が様々な球に対処できるテクニックを習得したり、身体能力を向上させることができるのです。
「フォーム」とは一体何なのか?最近気になります。と、唐突に言葉を投げると、読んだ方が気になりますよね。これまで何度もランニングフォームの矯正方法などを書いてきました。しかし、テレビを見ていていつも思うんですが、トップランナーだってつま先は外向いてるし、蹴り上げた足は横向いてるし、腕だって左右の動きが違うし、ランニング本に書いてあるような綺麗なフォームした人より個性的な人の方が多いです。じゃあ、なぜそんなにフォームのことをいろいろ言うんでしょう?
■綺麗なフォームだから強いとは限らない
その答えを導く前に、少し卓球の話をします。私は以前から書いていますように日常的に卓球をしています。そもそも走り始めたきっかけは卓球のためです。足腰鍛えて体力アップすれば卓球も強くなれる。そう思ったからです。最近は多少卓球もテレビで紹介されるようになりましたから、思ったより激しいスポーツだと気付いた人も多いことでしょう。実は卓球のフォームについても千差万別で、綺麗なフォームの人が強いとは限りません。ものすごいクセのある振り方をする人が強かったり、構えもせず突っ立っているだけなのにどんな球でも打ち返す人もいます。卓球の場合は、ピン球があって相手がいますので、必ずしも教わったようにはいかないものなんです。だからたくさん打ってたくさん練習した人が様々な球に対処できるテクニックを習得したり、身体能力を向上させることができるのです。
■卓球は予測なしではできないスポーツ
以前テレビで調査していましたが、相手が打った球が自分の手元へ来るまでにかかる時間は、0.2秒だそうです。ところが人間の脳というのは、相手の打った球がどのコースへ来るか見てから筋肉を動かすと球を打つまでに、0.3秒かかるそうです。ようするに、0.1秒足りないのです。なのに打ち返すことができるのは、予測しているからです。それからプレーヤーに耳栓をして卓球をしてもらうと、相手の球に間に合わず打つことができなくなりました。実は、「音」がとても大事なんです。相手のラバーに当たった音によってどんな球が来るかが予測できるのです。他にももっとたくさん予測する個所はあるのですが今日は二つにしておきます。ようするに予測なしで卓球することは不可能なのです。
■故障なく楽に楽しく走れるように
さて、ランニングフォームの話に戻りますが、私のレッスンでは卓球と同じく必ず「音」に注目します。右足が着地した音、左足が着地した音、呼吸する音、衣服がすれる音。トップランナーを育てるわけではありませんので、故障なく楽に長く楽しく走れるようにいつもアドバイスします。卓球の話と同様なところもありまして、多少フォームが悪くてもその人がたくさんの距離を走る練習さえしていれば、フルは完走できるんです。多くのトップランナーが言われますが、「走った距離はウソをつかない」という名言があります。それも痛みなく故障せず気持ち良く走り続けてられるなら、きっと誰でもいっぱい走ることでしょう。ところが痛みが出てくるとそうはいきません。
■ランニング本が自分にとって正しいとは限らない
だからフォームが悪くても、間違っていたとしても、痛みなく故障なく走れているのならそれでいいのかもしれない、と思ったこともあります。しかしそれは今だけのこと。そのうち何かがやって来ます。明日かもしれないし、1年後かもしれない。中高年のランナーならそれは必至です。どこまで目指すかにもよりますが、とにかく痛みなく走り続けられるのでしたら、一生走り続けたいものです。私はそう思うんです。だから痛みが出ないためにフォームはどうあるべきなのか?という視点に立てば、多くのランニング本に書かれているランニングフォームと私が勧めるフォームは違うことに気付いていただけます。
■綺麗なフォームより、痛みの出ないフォームを目指す
綺麗なフォームとは何なのでしょう?綺麗なフォームを目指していても、痛みが出るならそれは自分に合っていないフォームです。身体に違和感や痛みが出た場合、その痛みをどうするかも必要ですが、そもそもなぜ痛みが出たのか?それを考えることがもっと大切です。そういう視点からランニングフォームを見直した時、原因がランニング本に載っている練習メニューにあった、なんてこともある話です。だから私が常に言っていることですが、「綺麗なランニングフォームより、痛みの出ないフォームの方が良い」ということです。
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≪今後の予定≫詳細は近日発表(スケジュールに入れてくださいね)
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がんばらないで楽に長く走る [ 鮎川良 ] |
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コメント
コメント一覧 (4)
走ることが楽しくて楽しくて仕方のない私も痛みのない身体で楽しく走りたいと常々考えてるので、その通り!と思い中がら読ませていただきました。
今回のこのブログ内容も多くのランナーさんに見てもらいたいと強く思います!
引退された男子マラソンランナーで谷口さんは首が歪んだままで走られていたのが印象深く脳裏に焼き付いていますが、あの方はあの極端なポーズでも軽快に走られ記録を残されているので、型にはまった走りをしなくてもいいんだと思っていました。
そうかと言ってどこかに負担が出る走りは良くないので、自分の体に負担のかからない走りを見つけるべく日々模索中です。(到達するまでまだまだ先のような…^_^;)
日々模索、それがいいんだと思いますよ。
だから到達するところがきっとないんです。
常に探して、常に求めて、常に前へ!
記事に共感しました。
卓球をされるんですね🏓
自分も好きで体育館に毎週通っていましたが、このところご無沙汰です。
おやおや、ベージュさんも卓球されるんですね。
機会ありましたら一緒に打ちましょう!