先日、知人の後ろを走っていて気付きました。「あれっ?この人、前はこんなフォームじゃなかったな~・・・」 そう思ったので素直に聞いてみました。すると、フォームが変わったことに本人は気付いていません。がしかし、こう言ったのです。「最近、なんだか足首が痛くなってきて、それにお尻の辺りも違和感があるんです。シューズがヘタってきたんでしょうか?」

さて、皆さんはどう思われますか? 

と、その先に話を進める前に、先日テレビを見ていてとても興味深いことがありましたので紹介したいと思います。タレントでマルチアスリートの武井壮(たけいそう)さん、ご存知ですか? 陸上競技で数々のメダルを獲得され、40歳を過ぎた今もなおマスターズなどに参加して成績を上げ続けている人です。武井さんが小学生の時に気付いたことがあると話されていた内容なのですが、野球のボールを打とうとした時に空振りをして気付いたそうなんです。小学生の時からスポーツ万能だった武井さんですが、なぜ空振りをするのか?ということについて真剣に考えたそうです。普通に考えれば、練習が足りないからとか、ヘタだからとか、単に未熟だからと考えがちです。しかし小学生の武井さんは違ったんです。自分が脳に思い描いたものと、実際に身体が動いたことにズレがあることに気付いたというのです。なぜなら、目の前に水が入っているグラスがあって、それを手にとって口へ運び水を飲む。当たり前に誰でもできることですよね。しかし、ボールに当たらず空振りするということは、コップを鼻に持っていくようなものだと。水を飲むときに口がコップを空振りする人なんていないでしょ! 脳で思った通りに筋肉が動くものではない。そこには脳と筋肉のズレがあることに気付いたそうなのです。それが小学生ですよ! それからどんな練習をするよりも、脳と筋肉の伝達のズレをなくすことが一番早道だと気付き、それ以来今もずっとその気持ちでスポーツに臨んでいるそうです。

私の文で武井さんの気持ちがうまく伝わったか気になりますが、私はこの言葉を聞いて感動しました。と同時に、共感しました。私のランニングレッスンでは、必ず映像に録ってその場で見せてあげるのですが、皆さん口を揃えて言われるのが「自分ってこんな走りなのですか?」ということです。実は、これが脳と筋肉のズレですよね。

では冒頭の話に戻しましょう。

結局のところ、知人のランニングフォームは、自分の知らないうちに変化していることに本人が気づいていなかった、ということなのです。年を取らない人は絶対いません。走っているから、鍛えているから自分は衰えない。そんなことは絶対にありません。走り始めた頃のことを思い出してください。最初は長時間走れなかったはずです。最初は筋肉痛があったはずです。ランニングに必要な筋肉が徐々に慣れてきて、長く速く走れるようになってきたことでしょう。さらにさらにと目指したら、また違う筋肉を使い、また慣れる。その繰り返しでどんどん成長していきます。その反面、衰えていく筋肉に気付くいことがないのです。鍛えていれば鍛えているほど、衰えていく筋肉に気付きにくいことでしょう。強い筋肉が弱い個所をカバーしますからね。

身体に筋肉はものすごくたくさんあるのですが、全部の筋肉をまんべんなく使っている人なんていません。ランニングでは足をよく使い、テニスではラケットを持っている側の腕をとても酷使します。ゴルフでは一定方向に腰をひねり続けます。それぞれの動きを考えればすぐわかることですが、極度に使用している筋肉がある反面、あまり使われていない筋肉があります。筋肉は使わなければ衰える、とよく言われます。ものすごく頑張ってスポーツしていても、よく使う筋肉と使わない筋肉があるわけですから、年を取れば取るほどその差は開いていくと思いませんか?とすれば、身体全体の筋肉バランスが変化するわけです。自分ではいつも同じフォームで走っているつもりでも、使わない筋肉が衰えることで、自分が想像しているフォームから離れて行っている可能性があるということです。それらを数値や映像なので立証することは私にはできませんが、変化していることは絶対です。走っているから足の筋肉は100%使っていると思ったら大間違いです。現にふくらはぎを多く使う走り方と、ハムストリングスを多く使う走り方で、筋肉の使い方が全然違ってきますから、衰える筋肉の差も変わります。

イチロー選手の白髪が増えたと思いませんか?それは老化現象です。あのイチロー選手でさえ年を取っていくんです。往年の選手だって年取った姿を見た時にガッカリすることあるでしょう。筋トレしてマラソンしてたら老化しない、なんてことは絶対ありません。使い続けている筋肉の慣れがあるから、その競技はそこそこ継続できるんです。ずいぶん前にイチロー選手が言われていました。「毎年バッティングフォームは変えていっている」と。それは相手ピッチャーから読まれにくくするため。それ意外に、筋肉の変化に対する対策でもあったのではないかと、私は勝手に推測しています。マラソンを始めて3~4年で故障する人が多い傾向にあるそうです。筋肉の慣れと衰えのギャップが原因ではないでしょうか。

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