先日はランニングウォッチのLAP機能についてお話をしました(→「LAP(ラップ・タイム)」と「SPLIT(スプリット・タイム)」)。今日はこのLAPボタンを押すタイミングについて私の考えを書いてみますね。GPSウォッチをお持ちでない人も、LAPボタンがあるのでしたら今日の話はかなり参考になると思いますのでお付き合いください。

GPSウォッチを持ってられる方は自動でLAPを記録「する」「しない」の選択ができます。またその距離も自分で入力できるようになっているものもあります。一般的には「1kmごと」にLAPが自動で入っていくようになっていると思います。その距離を自分で設定することも可能ですが、自動で入っていくのはこの1km設定で私はいいと思います。

では簡単な図ですが、自動で入る設定のまま8km走った図を書いてみました。説明するための図ですので簡略化してありますが、これは道路上に走ったところを表示した図として見てくださいね。
20170213-1
スタートからフィニッシュまでが8kmで、GPSウォッチが自動で1kmごとにLAPを入れてくれるとこのようになります。ようするに、帰ってきてPCに接続すると、地図表示してくれますのでこのようにわかるわけです。そしてそのLAPごとのタイムももちろんわかります。

LAP表ー1
  LAP SPLIT
1 5'30"   5'30"
2 5'28" 10'58"
3 5'31" 16'29"
4 5'45" 22'14"
5 6'30" 28'44"
6 5'30" 34'14"
7 5'10" 39'24"
8 6'25" 45'49"

今回は、キロ5分30秒ペースで走ろうと試みた結果と解釈してください。最初の3kmまでは思い通りのペースで走れています。しかし4km目で少し落ち、5km目では大きくペースダウンしています。その後ペースを取り戻しますが、最後にまたペースダウンしているのがお分かりいただけますよね。その理由を考えていただきたいです。トップランナーのように常に同じペースで走るなんてとても難しいことです。だから多少前後するのはしかたないとしても、30秒以上の差が出るには何か原因があります。それを知るためには、この8kmがどうだったのかをしっかり自分で分析する必要があります。

ではこのときの標高差はどうだったか見てみましょう。標高差の見方は前回を参考にしてくださいね(→コースの標高差を知る方法)。

20170213-3
こんな感じに標高差を知ることができます。ただ、こう見るだけでは「上り坂があったからだな」と、いうことは分かります。だから上り坂を練習しよう。これでもいいんです。いいんですが、私の考えはちょっと違います。では私ならLAPをどのように使い考えるか書いてみましょう。

まず走りながらLAPを自分で追加して押していきます。それが下の図です。
20170213-2
赤い印は最初と同じで自動に1kmごと入っています。しかし私は曲がり角や上り坂、下り坂など、道路の変化があるたびに自分の指でLAPボタンを押します。だからいっぱい番号を入れるのですが、ご自身のランニングウォッチがLAPナンバーはいくらまで入力可能か説明書を読んでみてください。そこそこの機種ならば100くらいまで入ると思います。GPSウォッチをお持ちでなくてもこれならLAP機能をフルに活用できると思いますので、自分の指でどんどん押していってほしいのです。

LAP表ー2

LAPTIMESPLIT
  14'54"  4'54"
  20'36"     5'30"
   33'55"  9'25"
  41'33"10'58"
  55'31"16'29"
   61'45"18'14"
  72'14"20'28"
  81'46"22'14"
   91'32"23'46"
104'58"28'44"
113'45"32'29"
121'45"34'14"
134'45"38'59"
140'25"39'24"
153'04"42'28"
161'26"43'54"
171'55"45'49"

そこに標高差の地図を一緒に見てみましょう。
20170213-4

数字を色分けしてみるとわかりやすくなります。

LAP表ー3(LAP表ー2を色分けしたもの)

LAP TIME SPLIT 距離 ペース
 1 4'54" 4'54" 0.89 5'30"
 2 0'36" 5'30" 0.11 5'30"
         
 3 3'55" 9'25" 0.72 5'26"
 4 1'33" 10'58" 0.28 5'28"
         
 5 5'31" 16'29" 1.00 5'31"
         
 6 1'45" 18'14" 0.32 5'28"
 7 2'14" 20'28" 0.41 5'27"
 8 1'46" 22'14" 0.27 6'33"
         
 9 1'32" 23'46" 0.22 6'58"
10 4'58" 28'44" 0.78 6'22"
         
11 3'45" 32'29" 0.66 5'41"
12 1'45" 34'14" 0.34 5'09"
         
13 4'45" 38'59" 0.92 5'10"
14 0'25" 39'24" 0.08 5'10"
         
15 3'04" 42'28" 0.55 5'35"
16 1'26" 43'54" 0.21 6'45"
17 1'55" 45'49" 0.24 7'59"

これを見ても分かりにくいかもしれませんので、簡単に説明します。

最初にLAP表ー1を見たときには、上り坂があるから失速して遅くなった。だから上り坂をしっかり走りきれるように練習しよう。と思うはずです。ところがLAP表ー3で見ると、上り坂で失速していることはもちろんですが、下り坂で突っ込みすぎたことが原因でその後に大きく失速していることが分かります。速度が速くなったところと遅くなったところを平均してしまうと、ペースは変わってないように感じてしまいます。それが最初に掲載したLAP表-1です。

LAPボタンを押すタイミングは人それぞれですが、日頃走っているコースであれば、曲がり角や特定のお店などで押してみたり、上り坂手前、上りきったところなどで押して行き、同じコースを走っていれば日によっての比較ができますよね。

今回は参考に8kmで表示しましたが、これがフルマラソン大会になるといろんな数字が現れてきます。給水ポイントで止まった時間や、トイレの時間、それぞれでLAPを自分で押しておくと、数字に空白が現れてきます。もし、ここで止まっていなければどうなっていたんだろう?って考えると、次どうするかの課題が見えてきます。LAP機能というのはとても便利です。今日はその使い方の一つの例を書きました。あなた次第でもっともっと楽しさが増えると思います。いろいろ遊んで、さらに知りたくなったらGPS機能付きランニングウォッチを買ってみるのもいいと思いますよ。今走っている速度がリアルタイムに分かります。その一点のためだけ、それだけでも十分持っている価値はありますから!

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