マラソンの一番難しい所は、左右対称に身体を動かすことだと思います。そしてさらに難しいのは、ちゃんとできているのか自分ではわからないことではないでしょうか。これまでにも利き腕があるから身体が歪む原因であると言ってきました。左右同じように動かしているつもりなのに、同じになっていないことで、故障につながっている人が多いことに気付いてほしいです。今日はその左右対称という中から、左右同じテンポで足を出す難しさについてお話ししましょう。
■その一歩は、同じ歩幅とテンポで足が出てる?
たとえば、歩幅。歩幅の長さは人それぞれですが、仮に一歩を90cmとしましょう。左右同じように動かし、同じテンポの繰り返しで走っているはずですよね。しかし、路上を走ればいろんな障害物があります。小さな凹み、歩道の傾斜、段差・・・何もない方が珍しいくらいで、何かしらの障害があります。歩道の段差で足がうまく合わずに、大きな一歩にするか、小さく刻むか、迷ったことありませんか?右足から上がるか、左足から上がるか、迷ったことありませんか?自分の足のテンポにうまく段差がきてくれないことが多くあります。だから、一歩一歩いつも同じではないのです。時に大きく、時に小さくなりがちです。
また、とても平坦で障害物の無い道路を走ったとしましょう。左右同じように足を出しているつもりでも、毎回計ったような90cmきっちりなんてことはきっとありえないことでしょう。右足が89cmだったその次に、左足が91cm出たならば、その差は2cmということになります。しかし、障害物の無い条件の良い路面なんて、日常ではそんなに長くは続きません。
話が逸れますが、私は以前ドラムを叩いていました。ドラムという楽器の一番難しい所は、何だと思いますか?難しいフレーズを叩いたり、たくさん手を動かして激しく叩くと派手で拍手をいっぱい受けます。でもそういうことは練習すればある程度はできるようになります。しかし、いくら練習してもなかなかできないことがひとつあるんです。それが「リズムキープ」です。ようするに、一定のリズムでテンポを刻むことが一番難しいんです。一曲の中で速くなったり遅くなったりするドラマーは、どんなに手数がうまくてもアマチュアですら通用しません。ランニングレッスンでは、左右の足のテンポの違いに気付くことが多いのは、私が元ドラマーだったからかもしれませんね。カラオケで手拍子を打つ、コンサートに行って手拍子を打つ。でもその手拍子、実はきっちりリズムキープできていません。信じられないと思いますが、それもまた、自分ではできているつもり、あるいは疑ったこともないことですが、分かっていないだけなのです。それくらいリズムキープというのは難しいのです。
■マラソンはリズムキープのスポーツ
話を戻しましょう。マラソンは一定リズムを刻むだけのスポーツです。難しいボールを打ったり相手を見て動く必要がありません。いや、トップランナーは別ですよ。駆け引きがあるということですが、それは今は横に置いてください。とにかく一定リズムで身体を動かし、足を動かし、同じことの繰り返しで42.195km行けばフィニッシュです。テレビを見ていますと、1kmごとにタイムが表示されることがありますが、その差は5秒以内ですよね。10秒も変われば、解説者が指摘します。トップランナーというのは、そのくらいリズムキープがうまいということです。
マラソン大会になると、日頃の練習より、1km当り15秒程度速く走れる、なんてことありませんか?それは先ほどの一歩の左右差が少なくなるからだと私は思います。日常では歩道を走るので障害物の連続ですが、大会になると車道を走りますので、平坦で傾斜もなく、障害物もあまりないので、左右テンポよくストレスなく足が出せるからです。また、ひとりではなく、集団だからというのも理由にあります。前の人に付いて行ったらいつもよりものすごく速くてバテた。という経験もあることでしょう。周りのテンポに巻き込まれますので、自分のペースで走ることが難しくもなります。また、沿道の応援の多い所では、ハイタッチをしながら走ると気分転換になってしんどさが紛れることもありますよね。その瞬間は、急激にペースが速くなっていることもありますので注意してくださいね。
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■その一歩は、同じ歩幅とテンポで足が出てる?
たとえば、歩幅。歩幅の長さは人それぞれですが、仮に一歩を90cmとしましょう。左右同じように動かし、同じテンポの繰り返しで走っているはずですよね。しかし、路上を走ればいろんな障害物があります。小さな凹み、歩道の傾斜、段差・・・何もない方が珍しいくらいで、何かしらの障害があります。歩道の段差で足がうまく合わずに、大きな一歩にするか、小さく刻むか、迷ったことありませんか?右足から上がるか、左足から上がるか、迷ったことありませんか?自分の足のテンポにうまく段差がきてくれないことが多くあります。だから、一歩一歩いつも同じではないのです。時に大きく、時に小さくなりがちです。
また、とても平坦で障害物の無い道路を走ったとしましょう。左右同じように足を出しているつもりでも、毎回計ったような90cmきっちりなんてことはきっとありえないことでしょう。右足が89cmだったその次に、左足が91cm出たならば、その差は2cmということになります。しかし、障害物の無い条件の良い路面なんて、日常ではそんなに長くは続きません。
話が逸れますが、私は以前ドラムを叩いていました。ドラムという楽器の一番難しい所は、何だと思いますか?難しいフレーズを叩いたり、たくさん手を動かして激しく叩くと派手で拍手をいっぱい受けます。でもそういうことは練習すればある程度はできるようになります。しかし、いくら練習してもなかなかできないことがひとつあるんです。それが「リズムキープ」です。ようするに、一定のリズムでテンポを刻むことが一番難しいんです。一曲の中で速くなったり遅くなったりするドラマーは、どんなに手数がうまくてもアマチュアですら通用しません。ランニングレッスンでは、左右の足のテンポの違いに気付くことが多いのは、私が元ドラマーだったからかもしれませんね。カラオケで手拍子を打つ、コンサートに行って手拍子を打つ。でもその手拍子、実はきっちりリズムキープできていません。信じられないと思いますが、それもまた、自分ではできているつもり、あるいは疑ったこともないことですが、分かっていないだけなのです。それくらいリズムキープというのは難しいのです。
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話を戻しましょう。マラソンは一定リズムを刻むだけのスポーツです。難しいボールを打ったり相手を見て動く必要がありません。いや、トップランナーは別ですよ。駆け引きがあるということですが、それは今は横に置いてください。とにかく一定リズムで身体を動かし、足を動かし、同じことの繰り返しで42.195km行けばフィニッシュです。テレビを見ていますと、1kmごとにタイムが表示されることがありますが、その差は5秒以内ですよね。10秒も変われば、解説者が指摘します。トップランナーというのは、そのくらいリズムキープがうまいということです。
マラソン大会になると、日頃の練習より、1km当り15秒程度速く走れる、なんてことありませんか?それは先ほどの一歩の左右差が少なくなるからだと私は思います。日常では歩道を走るので障害物の連続ですが、大会になると車道を走りますので、平坦で傾斜もなく、障害物もあまりないので、左右テンポよくストレスなく足が出せるからです。また、ひとりではなく、集団だからというのも理由にあります。前の人に付いて行ったらいつもよりものすごく速くてバテた。という経験もあることでしょう。周りのテンポに巻き込まれますので、自分のペースで走ることが難しくもなります。また、沿道の応援の多い所では、ハイタッチをしながら走ると気分転換になってしんどさが紛れることもありますよね。その瞬間は、急激にペースが速くなっていることもありますので注意してくださいね。
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コメント
コメント一覧 (2)
まさしく、単純な動作・行動ほど左右対象に動かすのは難しいです!
一人ではそれを修正できないから誰かに見てもらい、でも最終的には自分で感じ取って直していくしかないと思っていますo(^-^)o
先生が仰る通り、大会ではいくら抑えて抑えて走ろうとしても周りに引っ張られてしまいますね~(^-^;
おまけに今回はハイタッチをしてもらおうと決めていたので実行し、逆に後半バテてしまいました(>_<)
いかに淡々と抑えて走るか、今後の課題です!(^^)!
やはり、そうですよね。
単純なことが本当に難しいです。
知らないうちに間違ったことをしないように、
というのが、また難しい。