10/16(日)に奈良マラソン2016の分割試走に行ってきました。今回はロングで約27km、一番しんどい坂中心です。今回も参加者さんとの話の中からヒントをつかんでみたいと思います。
ちょっと考えてみてください。みんな一緒に束になって走っているのに、疲れる人、疲れない人がいますよね。足がつりそうになる人、なんともない人もいますよね。なぜだと思いますか? 「なぜって、そんなの当たり前じゃないですか!だってひとりひとりみんな身体が違うんですから。」と、思いますよね。正解です。正解なんですけど、もう少し言葉がほしいところです。「同じように見えて、みんな筋肉の使い方が違うからです。」と、答えてもらえれば満点でした(笑)
それを深く考えるに当り、ゴルフを例にとってみるとより分かりやすいと思います。あなたはゴルフされますか?私はしないんですが、学生時代3年間キャディーをしていました。「プロ目指してるの?」とよく聞かれましたが、あくまでも仕事としてしていただけです。話が逸れましたが、ゴルフするしないに関係なく、一度はニュースなどでティーショットを見たことがあるはずです。 一番最初に打つところです。ゴルフというスポーツはとても特殊で、止まっているボールを打つのです。止まっているんだから、基本のフォーム通りに打てばそこそこ飛ぶはずなんです。とくに一番最初のティーショットは、ボールの位置も高さも自分で設定できるわけですから、簡単に打てると思うんです。と書いてしまえば反論が来そうですが(笑)、確かに素人には簡単に見えるのは事実です。昔はタモリさんもケチョンケチョンに言っていたのに、実際やってみたら奥深くてハマってしまった、というのは有名な話です。
コンピューター設計されたロボットが打てば、きっと毎回同じように飛ぶのではないかと想像します。しかし人間というのは、力加減が一定ではありません。微妙に右へ傾いたり、周りの空気に負けたり、一瞬の迷いがあったり、同じ動作、同じ力加減をするのが難しいのです。だからこそ一定に打てません。また2打3打目となれば、自然がいろいろ邪魔をしますから、より難しくなっていくことでしょう。
ではランニングはどうでしょう?一定に足を出しているつもりでも、本当は一定ではない可能性があります。路面は凸凹や傾きの連続です。それらをうまく避けながら、またこなしながら着地しています。着地の度に、足首や膝、股関節などへ負荷が走ります。それを筋肉で受け止め、また進む力に変えなければなりません。その筋肉の使い方が、ひとりひとり 違うんです。
今回の試走は、キロ6分半くらいで走りました。今回参加された方は私を含めてフルを4時間半で完走できる人ばかりでした。その体力実力、そしてこのペースを条件に考えますと、そんなに問題なく走り切れてもおかしくない人たちです。しかしいろいろ出てきます。概ね、途中で疲れて走れなくなってくる人は、走り込み不足です。概ね、途中でどこかしら痛みが出る人は、ランニングフォームに問題があります。あくまでも、概ねです。シューズの問題や食べ物の問題もあります。いろんな条件がちゃんと揃ってうまくいった時に、調子良く走りきれるのではないかと思うのです。ただ、予想以上に暑かったです。この日の奈良の最高気温は25度でした。ということを考えると、水分補給、栄養補給がどうだったのか?ということも影響あります。またその補給はどんなものだったのか?ということも含めて。ちなみに私は途中のコンビニでチョココロネを買って食べました。甘いチョコレート入りのパンです。それで体力回復!って感じでした。
気象条件、道路条件を含めてランニング条件は日々変わります。 身体は同じようでも細胞は生まれ変わっています。だから細胞レベルでは、同じ日は二度とないのです。しかし同じような日はあるので、いろんな条件の掛け合わせで、今日の自分だったらこうするのが良い!というような自分の法則を作っておくことが大事だと思います。フォームの矯正はすぐにはできませんから、日々いろいろ考えながら走ることも重要です。筋肉の使い方がひとりひとり違うということを先に書きましたが、意図的に自分でいろんな筋肉を使えるようになれれば最高です。自分にとって正解のランニングフォームは一つではないということです。走っている間に、いろいろ変えた方が同じ筋肉を使わずにすみます。ということは、同じ筋肉ばかりに負担をかけずに、疲労を分散することができるということです。この詳しい話はまた別な機会に。
-------------------------------------------------ちょっと考えてみてください。みんな一緒に束になって走っているのに、疲れる人、疲れない人がいますよね。足がつりそうになる人、なんともない人もいますよね。なぜだと思いますか? 「なぜって、そんなの当たり前じゃないですか!だってひとりひとりみんな身体が違うんですから。」と、思いますよね。正解です。正解なんですけど、もう少し言葉がほしいところです。「同じように見えて、みんな筋肉の使い方が違うからです。」と、答えてもらえれば満点でした(笑)
それを深く考えるに当り、ゴルフを例にとってみるとより分かりやすいと思います。あなたはゴルフされますか?私はしないんですが、学生時代3年間キャディーをしていました。「プロ目指してるの?」とよく聞かれましたが、あくまでも仕事としてしていただけです。話が逸れましたが、ゴルフするしないに関係なく、一度はニュースなどでティーショットを見たことがあるはずです。 一番最初に打つところです。ゴルフというスポーツはとても特殊で、止まっているボールを打つのです。止まっているんだから、基本のフォーム通りに打てばそこそこ飛ぶはずなんです。とくに一番最初のティーショットは、ボールの位置も高さも自分で設定できるわけですから、簡単に打てると思うんです。と書いてしまえば反論が来そうですが(笑)、確かに素人には簡単に見えるのは事実です。昔はタモリさんもケチョンケチョンに言っていたのに、実際やってみたら奥深くてハマってしまった、というのは有名な話です。
コンピューター設計されたロボットが打てば、きっと毎回同じように飛ぶのではないかと想像します。しかし人間というのは、力加減が一定ではありません。微妙に右へ傾いたり、周りの空気に負けたり、一瞬の迷いがあったり、同じ動作、同じ力加減をするのが難しいのです。だからこそ一定に打てません。また2打3打目となれば、自然がいろいろ邪魔をしますから、より難しくなっていくことでしょう。
ではランニングはどうでしょう?一定に足を出しているつもりでも、本当は一定ではない可能性があります。路面は凸凹や傾きの連続です。それらをうまく避けながら、またこなしながら着地しています。着地の度に、足首や膝、股関節などへ負荷が走ります。それを筋肉で受け止め、また進む力に変えなければなりません。その筋肉の使い方が、ひとりひとり 違うんです。
今回の試走は、キロ6分半くらいで走りました。今回参加された方は私を含めてフルを4時間半で完走できる人ばかりでした。その体力実力、そしてこのペースを条件に考えますと、そんなに問題なく走り切れてもおかしくない人たちです。しかしいろいろ出てきます。概ね、途中で疲れて走れなくなってくる人は、走り込み不足です。概ね、途中でどこかしら痛みが出る人は、ランニングフォームに問題があります。あくまでも、概ねです。シューズの問題や食べ物の問題もあります。いろんな条件がちゃんと揃ってうまくいった時に、調子良く走りきれるのではないかと思うのです。ただ、予想以上に暑かったです。この日の奈良の最高気温は25度でした。ということを考えると、水分補給、栄養補給がどうだったのか?ということも影響あります。またその補給はどんなものだったのか?ということも含めて。ちなみに私は途中のコンビニでチョココロネを買って食べました。甘いチョコレート入りのパンです。それで体力回復!って感じでした。
気象条件、道路条件を含めてランニング条件は日々変わります。 身体は同じようでも細胞は生まれ変わっています。だから細胞レベルでは、同じ日は二度とないのです。しかし同じような日はあるので、いろんな条件の掛け合わせで、今日の自分だったらこうするのが良い!というような自分の法則を作っておくことが大事だと思います。フォームの矯正はすぐにはできませんから、日々いろいろ考えながら走ることも重要です。筋肉の使い方がひとりひとり違うということを先に書きましたが、意図的に自分でいろんな筋肉を使えるようになれれば最高です。自分にとって正解のランニングフォームは一つではないということです。走っている間に、いろいろ変えた方が同じ筋肉を使わずにすみます。ということは、同じ筋肉ばかりに負担をかけずに、疲労を分散することができるということです。この詳しい話はまた別な機会に。
これまでのイベント
①「第一回・奈良名所巡りエンジョイランニング~秀吉献上の餅を食べて法隆寺へ」 開催しました
②「第二回・奈良名所巡りエンジョイランニング~奈良市内で訪れたい観光名所を欲ばりチョイス!」 開催レポート
③「第三回・奈良名所巡りエンジョイランニング~原始林のマイナスイオン森林浴と芝生の三重奏」 開催レポート
④「第四回・奈良名所巡りエンジョイランニング~矢田丘陵から大和の国を見下ろす絶景と斑鳩の里」は雨天中止となりました。
⑤「第5回・奈良名所巡りエンジョイランニング~箱庭のようなのどかさ満喫の柳生街道と石仏の名作」は、悪天候続きで倒木などがあってランニング困難と判断したため、行き先を変更して第6回のコースになりました。
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私の著書です。
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コメント
コメント一覧 (2)
ランニング(練習も含め)は本当に毎回同じ条件下で走れることは二度となく、毎回走るたびに新しい発見があり、勉強だと思い、それを次へのステップに繋がるよう試行錯誤しています^_^;(なので、飽きないです(^^)v)
筋肉の使い方も、先生に指導していただいていたので、毎回気を付けて違った足の運びや腕振り等々疲れないように心がけていますよ~
ずいぶんしっかりされましたね。
素晴らしい!