10/10(月・祝)に奈良マラソン2016の試走に行ってきました。今回は約18kmの分割試走。「大会までまだあと二ヶ月あるから大丈夫!」という励ましをしてきました。なんでも同じですが、「あと二ヶ月しかない」と考えるより、「まだ二ヶ月ある」と考える方が精神的に良いのは当たり前の話です。しかしうまくいっていない時には、どうしても前者で考えがちになるものです。そんな時には、まず自分で口に出して言ってみてください。言葉にすると耳から入ってくる情報により、脳がプラス思考へ動くことは多いです。一度でダメなら二度三度! 繰り返し言っていると、だんだん本当にそう思えてくるものです。
さて、今日は試走の参加者と話した内容を少し書いてみたいと思います。
きっと私は心配性な性格です。そして準備したことが本番できちんとできないと、満足しない性格なんです。だからあらかじめいろいろ試したり決めたりします。どんな物事でも同じですが、あらかじめ頭の中で必ずシミュレーションしています。例えば、今日の試走。朝出たらどこを通って、どう行って、みんなに会った時にはこの話をして、スタートしたらこうしてああして・・・自分で言うのもなんですが、めんどくさい性格で困ったもんです(笑) 頭がいくつあっても足りません(笑) 大げさに言うと、一日の行動内容を、前日にはリハーサルしているんです。内容によっては何日も前から何度も何度もリハーサルを頭の中で繰り返していることもよくあります。そんな私の話だから、一般的に関係ないと思えばスルーしてください(笑)
コンディションの話です。と言っても、体調管理のことではなく、身に付ける物の話です。私はいつも身に付けている物、状態など、いつもの通りでないと、気持ち悪いと言いますか、本領発揮できないことが多いんです。例えば、新しいウエアを着た時。それはそれまでのいつもの自分とはコンディションが違うわけです。生地が合わないかもしれない。というマイナス思考が働いてしまいます。元々肌が弱い方なので慎重になってしまい、最初は5kmくらい走ってみて状態を確認し、次は8km、そして10km・・・と、何度か試してみてから、ロング走に着てみるとか、複数人数で走る時に着るようにします。
「いきなり使ってもし合わなかったら、みんなのペースに付いていけなくなって、迷惑をかけるかもしれない」と、マイナス思考全開モードになってしまうんです。考えすぎなのは分かっています。私の心の中だけの問題で、実際にはそんなに迷惑をかけることなんてないのです。だから大会当日着るウエアは、必ず何度か着て走って確認したものしか着ません。「縫い目が擦れて痛い」ということが以前あったからこそ、慎重になってしまうんです。
今日の参加者の一人が、タオルを首からかけて両端を手でずっと握って走っている人がありました。日常的には時々見かけるランナーさんの光景です。ドラマのワンシーンにも時々出てきますよね。何も不思議に思わない人の方がきっと多いと思います。でも私はずっと気になっていました。ただ、それで迷惑がかかるわけでもないし、その人の自由だから、ファッションのひとつだからと思うようにしていました。が、聞いてみたんです。「いつもタオルかけて走るんですか?」 もう三分の二を走った時でした。「いつもはこんなことしないんです。今日は暑いからと思ったのでタオルをかけてきました。」という突発的なことである事を聞きました。
ここで先ほどの私の話と照らし合わせてください。いつも通りのコンディションではない、ということです。だとすれば、いつも通りにした方がもっと楽に走れるのではないかと思い、私は話を続けました。「タオルの両端をずっと持っていることで、上半身と下半身の連動がうまくいかず、いつもよりしんどい思いをして走っているんではありませんか?」 と言ったところずいぶんと納得され、確かに邪魔ではあるという認識でした。でも収納するところもないので、首に巻いたタオルの両端を、シャツの首から中へ入れることにされたんです。そのあとは、「走るのが楽になった」と言われました。
「いつも通り」という普通のこと。そんな普通のことがちょっとしたことからできていなかった。そのできていなかったことに気付いていなかった、という話です。もっと分かりやすい話で言いますと、「いつもは何も持たずに走っているけど、リュックを背負って走った。」 というコンディションの違いを想像してください。リュック背負う方が走りにくくなるのはお分かりでしょう。それが私の場合、靴下ひとつの違いでもコンディションの違いとして不安が現れるのです。もっと分かりやすい話で言いますと、「ランニングキャップが合わずに走っている途中に何度も風で飛ばされそうになり、何度も手でキャップを抑えて走ることになった。」という例です。明らかに走りにくくなるのは当然だし、走ることに集中できないのも容易に想像できますよね。その人はそのキャップを被ってきたことをとても後悔されていました。前もって試していなかったという例でもあります。
私は考えすぎかもしれませんが、皆さんも多かれ少なかれなにかしら経験はされているはずです。ご自身で経験されたことはぜひ今後に生かしてください。また人の話でも役に立つと思えば参考にしてください。一番良くないのは考えないこと。そして自分が失敗したことを何度も繰り返すことです。失敗することは仕方がありません。でも同じ失敗はちょっと悲しいです。ランニング障害についても同じです。自分の痛みは自分にしか分かりません。だからこそその経験を大事にしてください。そして失敗経験をプラスに変えてくださいね。
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きっと私は心配性な性格です。そして準備したことが本番できちんとできないと、満足しない性格なんです。だからあらかじめいろいろ試したり決めたりします。どんな物事でも同じですが、あらかじめ頭の中で必ずシミュレーションしています。例えば、今日の試走。朝出たらどこを通って、どう行って、みんなに会った時にはこの話をして、スタートしたらこうしてああして・・・自分で言うのもなんですが、めんどくさい性格で困ったもんです(笑) 頭がいくつあっても足りません(笑) 大げさに言うと、一日の行動内容を、前日にはリハーサルしているんです。内容によっては何日も前から何度も何度もリハーサルを頭の中で繰り返していることもよくあります。そんな私の話だから、一般的に関係ないと思えばスルーしてください(笑)
コンディションの話です。と言っても、体調管理のことではなく、身に付ける物の話です。私はいつも身に付けている物、状態など、いつもの通りでないと、気持ち悪いと言いますか、本領発揮できないことが多いんです。例えば、新しいウエアを着た時。それはそれまでのいつもの自分とはコンディションが違うわけです。生地が合わないかもしれない。というマイナス思考が働いてしまいます。元々肌が弱い方なので慎重になってしまい、最初は5kmくらい走ってみて状態を確認し、次は8km、そして10km・・・と、何度か試してみてから、ロング走に着てみるとか、複数人数で走る時に着るようにします。
「いきなり使ってもし合わなかったら、みんなのペースに付いていけなくなって、迷惑をかけるかもしれない」と、マイナス思考全開モードになってしまうんです。考えすぎなのは分かっています。私の心の中だけの問題で、実際にはそんなに迷惑をかけることなんてないのです。だから大会当日着るウエアは、必ず何度か着て走って確認したものしか着ません。「縫い目が擦れて痛い」ということが以前あったからこそ、慎重になってしまうんです。
今日の参加者の一人が、タオルを首からかけて両端を手でずっと握って走っている人がありました。日常的には時々見かけるランナーさんの光景です。ドラマのワンシーンにも時々出てきますよね。何も不思議に思わない人の方がきっと多いと思います。でも私はずっと気になっていました。ただ、それで迷惑がかかるわけでもないし、その人の自由だから、ファッションのひとつだからと思うようにしていました。が、聞いてみたんです。「いつもタオルかけて走るんですか?」 もう三分の二を走った時でした。「いつもはこんなことしないんです。今日は暑いからと思ったのでタオルをかけてきました。」という突発的なことである事を聞きました。
ここで先ほどの私の話と照らし合わせてください。いつも通りのコンディションではない、ということです。だとすれば、いつも通りにした方がもっと楽に走れるのではないかと思い、私は話を続けました。「タオルの両端をずっと持っていることで、上半身と下半身の連動がうまくいかず、いつもよりしんどい思いをして走っているんではありませんか?」 と言ったところずいぶんと納得され、確かに邪魔ではあるという認識でした。でも収納するところもないので、首に巻いたタオルの両端を、シャツの首から中へ入れることにされたんです。そのあとは、「走るのが楽になった」と言われました。
「いつも通り」という普通のこと。そんな普通のことがちょっとしたことからできていなかった。そのできていなかったことに気付いていなかった、という話です。もっと分かりやすい話で言いますと、「いつもは何も持たずに走っているけど、リュックを背負って走った。」 というコンディションの違いを想像してください。リュック背負う方が走りにくくなるのはお分かりでしょう。それが私の場合、靴下ひとつの違いでもコンディションの違いとして不安が現れるのです。もっと分かりやすい話で言いますと、「ランニングキャップが合わずに走っている途中に何度も風で飛ばされそうになり、何度も手でキャップを抑えて走ることになった。」という例です。明らかに走りにくくなるのは当然だし、走ることに集中できないのも容易に想像できますよね。その人はそのキャップを被ってきたことをとても後悔されていました。前もって試していなかったという例でもあります。
私は考えすぎかもしれませんが、皆さんも多かれ少なかれなにかしら経験はされているはずです。ご自身で経験されたことはぜひ今後に生かしてください。また人の話でも役に立つと思えば参考にしてください。一番良くないのは考えないこと。そして自分が失敗したことを何度も繰り返すことです。失敗することは仕方がありません。でも同じ失敗はちょっと悲しいです。ランニング障害についても同じです。自分の痛みは自分にしか分かりません。だからこそその経験を大事にしてください。そして失敗経験をプラスに変えてくださいね。
これまでのイベント
①「第一回・奈良名所巡りエンジョイランニング~秀吉献上の餅を食べて法隆寺へ」 開催しました
②「第二回・奈良名所巡りエンジョイランニング~奈良市内で訪れたい観光名所を欲ばりチョイス!」 開催レポート
③「第三回・奈良名所巡りエンジョイランニング~原始林のマイナスイオン森林浴と芝生の三重奏」 開催レポート
④「第四回・奈良名所巡りエンジョイランニング~矢田丘陵から大和の国を見下ろす絶景と斑鳩の里」は雨天中止となりました。
⑤「第5回・奈良名所巡りエンジョイランニング~箱庭のようなのどかさ満喫の柳生街道と石仏の名作」は、悪天候続きで倒木などがあってランニング困難と判断したため、行き先を変更して第6回のコースになりました。
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私の著書です。
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コメント
コメント一覧 (12)
色んなことに不安を持ちながらのランでは、楽しく走ることが出来ないですね。
私は走ることが楽しくて仕方ないので(しんどいですが^_^;)、振り返ってみると、どうすればもっと楽に走れるか・何を着れば(付ければ)気にならない走りが出来るか・どの呼吸法が私に合っているのか、等々プラスになることばかりを考えながら走っている気がします(^^)v
ちなみに、タオルは、マフラータオルという幅の狭いタオルを首に巻いて(一回だけ結んで)走っています(鼻水が出てきた時もそれで拭けますしね)
後ろ向きなことを考えても、足は前に出てるので、前向きなことだけを考えるようにしています(^o^)/
>後ろ向きなことを考えても、足は前に出てる
これ、良い言葉ですね。
いいね!押しときます(笑)
次々とケガが追加されていくのは、
筋肉疲労が溜まり過ぎているからだと思います。
身体はひとつで全部つながっています。
足には関係ないように思えるかもしれませんが、
まず、背中、腰のコリを取りましょう!
どこに、いいね!があるんでしょうか(^O^)
先生に誉めてもらえて、やったぁー感があります(^^)v
でも、いつもそう思って走っていますよ!(^^)!
お忙しいところ回答ありがとうございます。
来月フルマラソン参加予定ですが、ストレッチなどで身体をほぐしながら、2週間ほど休養をとってリフレツシュさせて大会に臨みたいと思います。
ははははっ!
フェイスブックじゃないので、
もちろん、いいね!はありません。
心の中で、いいね!
可能ならば、整体に行かれることをお勧めします。
ストレッチで回復できるなら、
すでに回復できている可能性があります。
2週間休養すると、筋肉が動くことを忘れますよ。
それはお勧めできないですね。
きつい言葉ですが、ご容赦ください。
フルマラソンを軽く考えては絶対ダメです。
お疲れのところ回答ありがとうございます。
言葉たらずもあり申し訳ありません。
整骨院の診断で肉離れに近いので運動はドクターストップがかかったんです。休養という表現になってしまいましたが今週は軽い筋トレにしています。来週は様子をみてウォーキングからスタートする予定です。整体も探してみます。
それは大変ですね。
ホント大変です。
そんな状態で来月のフルマラソンは大丈夫なのでしょうか?
人ごとですが心配してしまいます。
何が一番心配するかと言いますと、
大会当日はリタイヤしてもそれはそれで仕方ないと思います。
故障から完全復帰できていないで、なおかつ練習不足。
将来に対して身体をさらに悪化させはしないかと心配します。
過去に同じようなことを言われている方がありましたが、
結局走るのをやめられました。
やめるだけならまだいいのですが、
無理を押して参加したフルマラソンの影響で
結局手術するはめに・・・。
すみません、またきついことを書きました。
余計な御世話だと分かっているのですが、
同じ道がなんとなく見えてしまい心配します。
お疲れのところご心配いただきありがとうございます。フルマラソン不参加も考えていますが、今のところ参加を検討しています。
私自身走りだすとどうしても無理をしてしまう性格が目に見えています。大会まで1ヶ月ありますので様子を見て参加、不参加の判断はしたいと思います。
参加したとしても途中リタイアも視野に入れた形で参加したいと思っています。余計なお世話ではなくお気づかいいただき本当にありがとうございます。
それだけ分かってられるのでしたら
きっと大丈夫でしょう。
身体は一生ものですからね。