リオ・オリンピック女子マラソンで、日本は残念ながらメダルには届きませんでしたね。フィニッシュ後の福士選手のインタビューが印象的でした。それについてはおそらく批判する人もあることでしょうが、あの状況であんなに率直に心の内を話せる人は他にはいないし、とても素晴らしいことと私は思います。インタビュー映像がありましたので貼っておきますが、そのうち削除されるかもしれませんので見ていない人はお早めに。
 

トップランナーの走りを見ていて気付かれている人も多いと思いますが、選手のフォームって同じではありません。むしろ、あんなフォームでよくあれだけ走れるもんだな。と、思うこともあります。ランニングフォームについては、まずつま先と膝をまっすぐ出して~、と言うのですが、トップ選手だってつま先が横向いている人いっぱいいるし、手のフリだって左右違う人もいます。それがなぜなのかを私なりに考えてみました。

結論から言いますと、「体幹がしっかりしていて、前後左右のブレがないこと」 「重心移動がスムーズなこと」だと思います。私たちはどうしてもバラツキが出てしまいます。それは疲れてきた時にさらに大きくなりますよね。そうならないためにどうすれば良いのか?それはひたすら走ることしかないと私は思います。ただし、ただ走っているだけではなく、いま自分がどのように身体を使っているのか、考えながら走ることも大切です。それはジョギングに限らず、どんなスポーツでも、また勉強でも同じでしょうね。ただひたすらやるよりも、何をやるべきかテーマを持ってやるとやらないでは結果の出し方が違うはずです。

今月からビギナーさんを対象とした少人数制のランニング教室を始めました。それは以前、公民館のジョギング講座がきっかけだったんですが、2回講座では習得できないという希望から生まれました。まだ走ったことがない、走っているけど楽に走れない、という人を対象としています。ランニングフォームとはこうあるべきだという、一般基本的なことはあるんですが、そもそもひとりずつ身体の大きさも筋肉の付き方も違いますし、なにより身体の使い方のクセが違いますので、一概にこうだと言いきれないことがとても多いんです。その延長でトップ選手を見ても同じで、ひとりひとり違うのは当たり前と言えることでしょう。

この話をまとめるとこんな風になるのではないかと私なりに考えています。

一般的なフォームを習う→自分のクセと掛け合わせる→さらに高度なことを習う→自分のクセと掛け合わせる→徐々に自分なりのフォームができ上って行く

実際には、この間に故障があったり、別な知識が加わったりと、もっと複雑になることと思います。でもシンプルに考えるとこんな感じではないかと思うんですね。これが自己流でやっている人だとこんな感じだと思います。

見たものをやってみる→自分のクセが掛け合わされる→良いというものをやってみる→自分のクセが掛け合わされる→自分のフォームができ上って行く

ここも実際にはもっと複雑だと思いますがシンプルに書いてみました。ここで気にしたいのが、「どう修正し、どう追加していくか?」ではないかと思うんです。ある程度できたなら、次の目標が生まれます。30分走れるようになると、次は60分走りたい。10kmマラソン完走したらハーフへ、ハーフ完走したらフル。フル完走できたらタイム更新・・・。人間の欲望なんてキリがありません(笑) 次のステップへ行く時にうまくいかない方がきっと多いでしょう。そんな時に故障して止める人もいるだろうし、自分で調べて克服していく人、習いに行って修正する人・・・これもまた様々です。

ランニングフォームの修正は、その人のクセの修正でもあると言っても過言ではない気がします。間違って習得してしまったり、聞いてやって自分の身体に取り入れるとこうなってしまった。という感じだと思うんです。いろんな人にレッスンしていて思うのですが、結局邪魔しているのはクセなんです。そのクセを取るためにわざと間違ったことをしてみたり、わざと大げさな動きをしてみますと、スッと解けることが多いです。レッスン中は修正できても、明日になるとまた戻る。この繰り返しなんですね。トップ選手のフォームの違いは、そのクセの名残りだと私は思うんです。体幹と重心がしっかりしていくと、クセがあっても関係なくなるんではないかと考えています。ただ、1分1秒縮めるためにそのクセを取る修正をずっとされているのかもしれませんが。しかし私たちは、まだその域まで達していませんので、クセが邪魔をして故障につながることの方が多いのかもしれません。だからこそ正しいランニングフォームを身に付けた方が良いと思うんです。私が言う正しいとは、健康的なランニングフォームなんですけどね。
エンジョイランは、スポーツではなく健康的な遊びです。
ひとりでする、ランニングフォーム改善方法(その8~わざと間違ってみる)

ではそのクセをいち早く取り去るにはどうすれば良いのか?それが私はストレッチにつながっていると考えています。クセというのは身体の使い方の偏りでもあります。同じように走っていても、みんなが同じ筋肉を使っているとは限りません。太ももの前側を多く使う人もあれば、後ろ側を多く使う人もあります。みんなひとりひとり違うんです。すべての筋肉を柔らかくし、関節の可動域を広げることがクセを無くし、健康的なフォームで楽しく走れるコツだと私は考えます。

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イベントレポート
「第一回・奈良名所巡りエンジョイランニング~秀吉献上の餅を食べて法隆寺へ」 開催しました
「第二回・奈良名所巡りエンジョイランニング~奈良市内で訪れたい観光名所を欲ばりチョイス!」 開催レポート
「第三回・奈良名所巡りエンジョイランニング~原始林のマイナスイオン森林浴と芝生の三重奏」 開催レポート
次回は、9月頃を予定しています。また10月には奈良マラソンのコース試走も行く予定です。一緒に遊びましょうね!
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私の著書です。



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