整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

いよいよマラソンシーズン到来ですね。10/25の大阪マラソンを完走した、記録更新したという記事を読んで誘発されている人も多いことと思います。大会に向けて練習されていると思いますが、走っている途中に痛みが出ることってありますよね?そんな時はどうしますか?どんな時にどんな痛みなのかによって対応は変わると思いますが、すべて自己判断だと思います。その自己判断に誤りがあると、痛みが長引くことになったり、または故障として一時休止することだってあります。

■痛みに対する自己判断基準を作るのは難しい

自己判断の基準というものを見える形で表すことができれば分かりやすいのですが、痛みを数値化できませんし、練習内容や目標もみんな違いますから、基準を作ることはとても難しいです。なので、私が日常的に行っていることを今日は書きますので、皆さんに共通するかどうかわかりませんが、参考になりましたら嬉しいです。

■痛みが出たら、一度思考を停止させる

私もこれまでいろんな痛みがありました。その都度、自分なりに対処してきたつもりです。

1、いま突然来た痛みがどこか?
2、痛みの度合いはどのくらいか?
3、以前にも同じ痛みがあったか?
4、今日の予定終了まであと何キロか?
5、このまま走り続けても大丈夫なのか?

痛みが来た時に考えるのは、だいたいこんな感じではないでしょうか?痛みの場所といっても、筋肉か?靭帯か?関節か?なかなかわかりにくいですよね。膝が痛くなったからといって、原因が膝の関節とは限りませんからね。それに痛みの度合いも、ガマンしてたらそのうち治る痛みもあります。だから走りながら考えながら様子見ると思います。着地の仕方を少し変えてみたり、身体の動かし方を変えてみたりしながら、しばらくそのまま走り続けると思います。それでも痛みが引かない、または痛みが大きくなった場合、やるべきことは、ペースダウンです。距離や時間を見てあと2km行けばとか、あと15分走れば、などと考えがちですし、今日の目標は20kmノンストップだったのに、とか考えますよね。まずこの思考を一度止めましょう。この勇気を持つか持たないかで、あとあと響いてきます。それが今日や明日ではなく、一ヶ月や二ヶ月先に、出ることもあるのです。

■すべては自分が決めている

ペースダウンしても痛みが引かない場合、走ることをやめてストレッチをします。それで再開してもダメな場合は、無理せず歩きましょう。痛みに対処する一番の方法は止まる勇気です。大会中であれば止まりたくない気持ちも分からなくはありません。しかし、いま話しているのは日常の練習中のことです。いま止まったからといって、悔やむのは自分だけのことです。自分さえ思考を変えることで痛みに対処できるなら、何も問題ないはずです。それも戦略のひとつと考えましょう。

■頑張り過ぎないのが健康の秘訣

と書けば、な~んだそんなことくらい、やってるよ!という声が聞こえてきそうです。確かに、そうなんです。みなさんきっと同じようにされていることと思います。問題は、止まる勇気をどこで持つか?ではないかと思うんです。反対から言えば、痛みをどの程度ガマンしているか?ということです。おそらくこの基準が難しい点だと思います。どうなったら止まった方がいいのか?どうなった時に止めるべきなのか?その基準は、あなたが思っているより少し早め、だと思います。こんなくらいで止まってたまるか!という気持ちも分かります。でもいま一度走る目的を考え直してください。私は健康のために走っています。だから早めに止まります。それだけです。

■まとめ

痛みが出た→ペースダウン→ストレッチ→歩く→STOP

最終的にダメだと判断したら交通機関等に乗って帰ることも考えておくと良いと思います。ひどい場合は歩いているだけでも悪化させることもありますからね。
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毎日新聞グループのマイナビニュースでコラムを書いています。
■肩こり解消のストレッチ
第1回/1分の簡単ストレッチでこり対策
第2回/肩甲骨と腕を意識するのがコツ
第3回/肩こりの原因は腕にあり?
第4回/肩こりの原因は首にもある! 
第5回/肩こり解消には肩関節の柔軟性が重要
第6回/肩こりの原因は腕と足首にあり!
第7回/肩こり知らずになりたいときに使えるストレッチを学ぶ
第8回/肩こりの原因は脇の下にも!
第9回/オフィスでできる簡単ストレッチを一挙紹介
第10回/スッと気持ち良くなる"整体師の究極ストレッチ"

■骨盤矯正ストレッチを学ぶ 
第1回/靴のはき方や歩き出しの順が身体の歪みを招く 
第2回/日常のささいな行動が身体のゆがみを招く
第3回/癖を意味する"生活習慣"を正すのは難しい
第4回/太もも裏と骨盤周辺の筋肉に効くストレッチ
第5回/筋肉を柔軟にすることが歪みにくい身体を作る
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マイナビニュースのコラム、こちらもどうぞ。
目からウロコのらく~なランニング」(全10回連載)
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私は、「筋肉消費量を抑える脱力系~エンジョイラン走法」で、奈良マラソン42.195kmを、止まらず、歩かず、4時間8分で、楽しく完走しました。当時48歳、マラソン歴半年です。きっとあなたにもできます!
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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. IDUMI
    • 2015年10月27日 07:13
    • 5 こんにちは~(^^)/

      胸にグサッと突き刺さるブログ内容でしたm(__)m(一気読み)
      実は、10/3のマラソン以降、いまだに走ることへのゴーサインが出ません(;_;)
      (会社に来られる整体の先生やトレーナーから)
      やっとの先週から歩いてもシンスプの痛みが出なくなり、そろそろはしれるかなと思っていたのですが、今週も走ってはダメと(゚o゚;
      でも、右足スネは被害者なんですねぇー(^-^;
      被害者のことをまず第一に考えないと自分自身に跳ね返ってきて、最後は走れなくなりますよねー。
      本当に止まることも大切です!
      勇気を持って止まります!(^^)!
    • 2. りょう
    • 2015年10月28日 01:13
    • IDUMIさん
      止まる勇気って、ホントに難しいですよね。
      いろいろ経験なのではないでしょうか。
      早く良くなりますように。
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