整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

前回はスネを自力で整体する方法をご紹介しました。→前回の記事≪脛(スネ)が痛い→解消法(自力整体)≫ 今回はその”ついで”にできてしまう自力整体をご紹介しましょう。

では今日は「ふくらはぎ」を押してみましょう。前回同様、左足へ施術をする時は、右足のかかとを使います。座って手を後ろに付く、こんな格好で行うのも同じですが、少し変わるところがありますのでご注意ください。
スネ-1

下の写真は、前回のものです。左足はまっすぐ伸びて、足首から先が横向いていますよね。しかし、今回はこのスタイルが少し変わります。
スネ-0-2

下の写真をご覧ください。左足の膝を折り曲げ、股関節を外へ開いているのがお分かりでしょうか?上の写真と比べるとすぐ分かると思います。今回はこの形で行います。
ふくらはぎ-1

まず下の写真のように、右足のかかとで左のふくらはぎ(内側)を確認します。押す場所によっては、筋肉がグニュッと逃げます。まずは、逃げないところを押してください。あるいは筋肉が反発してきます。反発しないところを押してください。このふたつを確認しますと、スネの骨とふくらはぎの筋肉の境目を押せば良いことに気が付くことと思います。
ふくらはぎ-2
押す場所の確認ができましたら、右足のかかとに力を加えて押してみましょう。押し方のポイントは前回同様、5秒くらいグッと押しつけてください。痛みが激しい場合は、力加減を緩くしてください。一ヶ所押すと、かかとを浮かせて違う場所に置き、またグッと押す。少し離して違う場所にかかとを置いたらまたグッと押す。この繰り返しです。何回も行い、何日もしていると徐々に慣れてきます。慣れてきたと思ったら、強めに押しても大丈夫なようになっていきます。

骨に沿って少しずつ足先方向へ場所を変えていきます。
ふくらはぎ-3
ふくらはぎ-4
ふくらはぎ-5
ふくらはぎ-6
骨に沿って押すことができれば、次は写真にはありませんが、ふくらはぎの筋肉そのものを押してみましょう。筋肉が逃げることもあるので、かかとで押すところを確認したらしっかり押しこんでください。上から下まで数箇所押してみましょう。

左足が終われば、右足も同様に行ってくださいね。また、今回は座って押しましたが、実は仰向けに寝転んでいてもできるんです。ですから、寝る直前の布団に入ってからでもできます。慣れた人は一度やってみてください。人によって多少やりにくい方もあるかもしれませんので、ご自身がやりやすい方を選んでくださいね。

■ご自身の筋肉と会話しながら行ってください

何回すればよろしいですか?何分すればよろしいですか?と、聞かれることが多いです。しかし、私はほとんど具体的な数字を言いません。高齢者に対しては具体的な数字を言う時もありますが、マラソンしている人でしたらきっと言わなくても理解していただけるものと信じています。

以前にはこんな記事も書いています。
ストレッチは全部やらなければなりませんか? 

マラソンしていると、筋肉に負担がかかりますので、筋肉痛などを感じなくても、張っていたり違和感があったりするはずです。「感じること」が大切である事をこれまでから何度も書いておりますが、ご自身の筋肉の状態をしっかり感じ取っていただきたいのです。それが私の言う「筋肉と会話する」ということです。

このふくらはぎの自力整体をやってみて、始めて痛みを感じた、張っていることに気が付いた、という人もあるはことでしょう。 「早期発見」「早期治療」は病気のことに関して使う言葉ですが、筋肉疲労に関しても同じことが言えるのです。「早期修復」・・・身体のケアをする大切さを、今回のことで感じていただければ幸いです。
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毎日新聞グループのマイナビニュースでコラムを書いています。
■肩こり解消のストレッチ
第1回/1分の簡単ストレッチでこり対策
第2回/肩甲骨と腕を意識するのがコツ
第3回/肩こりの原因は腕にあり?
第4回/肩こりの原因は首にもある! 
第5回/肩こり解消には肩関節の柔軟性が重要
第6回/肩こりの原因は腕と足首にあり!
第7回/肩こり知らずになりたいときに使えるストレッチを学ぶ
第8回/肩こりの原因は脇の下にも!

■骨盤矯正ストレッチを学ぶ 
第1回/靴のはき方や歩き出しの順が身体の歪みを招く 
第2回/日常のささいな行動が身体のゆがみを招く
第3回/癖を意味する"生活習慣"を正すのは難しい
第4回/太もも裏と骨盤周辺の筋肉に効くストレッチ
第5回/筋肉を柔軟にすることが歪みにくい身体を作る
 
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マイナビニュースのコラム、こちらもどうぞ。
目からウロコのらく~なランニング」(全10回連載)
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著者/鮎川良
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私は、「筋肉消費量を抑える脱力系~エンジョイラン走法」で、奈良マラソン42.195kmを、止まらず、歩かず、4時間8分で、楽しく完走しました。当時48歳、マラソン歴半年です。きっとあなたにもできます!
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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. IDUMI
    • 2015年09月01日 20:18
    • 5 こんばんは~~~★

      今日は、会社を休んで、歯のメンテナンスに行って来ました(3か月に一度の恒例行事なんです

      スネを自力で整体する方法は、先週から毎日続けていますが、さらにふくらはぎ編があったんですね!
      今まで、ふくらはぎに痛みを感じたことがなかったのですが、先生に施術をしていただいてから、自覚のない場所でも痛みがあることに気付き、これまた毎日マッサージをしてましたが、この方法でさらにパワーアップ出来そうです

      筋肉と会話する、返事が返ってくるか呼びかけてみま~す(^_^)v
    • 2. りょう
    • 2015年09月02日 01:17
    • IDUMIさん
      歯は大事ですよね。
      メンテナンスに行かれるなんてえらいですね。

      スネとふくらはぎ、併せてやってみてくださいね。
      新しい発見があると思いますよ。
      どんな会話ができるか楽しみにしています。
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