利き手、利き足の話の2回目です。がその前に、私が執筆しているマイナビニュースに新しいコラムがアップされましたのでぜひご覧ください。
→肩こりの原因は首にもある! - 整体師が教えたくない極秘ストレッチを知る
利き手の話を書いている途中に、すごいニュースが入ってきました。大リーグ・アスレチックスの左右両投げ投手、パット・ベンディット(29)がメジャーデビュー戦で、左右両方を使い、2回を1安打無失点に抑えた。バッターが右でも左打席でも打てる人はいましたが、ピッチャーですよ!どちらでも投げれますというだけではなく、大リーグの投手としてマウンドに立ち、右で投げるのか?左で投げるのか?わからない!そんな投手なんです。すごいですね~!ベンディット投手の登場で、新たなルールが作られたというからさらに驚きです。両方使えるというのは良いこといっぱいです(笑)
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■目・鼻・耳にも利き側がある
目・鼻・耳にも手や足と同じように、利き側があるのをご存知でしょうか?電話の受話器はどちらの耳に当てますか?私は左です。右に当てると利きづらくなります。もっとも、左手に受話器を持って左耳に当てるから、右手でメモができるというものです。きっと左利きの人はこの逆が使いやすいことでしょう。しかし中には右利きなのに、受話器は右の耳に当てた方が聞き取りやすいという人がいます。これが実は「利き耳」です。同じように、目や鼻もよく使っている側が存在します。片方の鼻の穴をふさいで息を吸ってみてください。吸いやすい方が存在すると思います。また片方の目を手でふさいでください。見やすい側があるでしょう。
■あなたの利き足はどっち?
小学生の時、走り幅跳びをしましたよね。私は運動音痴だったので、クラスの女子より飛べずに情けない想いをいつもしていましたから大嫌いでした。ダーっと走ってきて、ポン!と飛ぶ。踏み切る足は、あなたはどちらですか?これが利き足です。今ではすることもないので、どちらが利き足なのか分かりにくいですよね。では、片足立ちをしてみましょう。安定して立ち続けることができる方が利き足です。と一般的には言われるのですが、なんとなく私は違うような気がするんです。ただ立ち続けるのと、思いきって踏ん張るのとでは、瞬発力を必要とするかしないかの違いがあるので、一概に言えない気がするんです。現に私の場合、利き足は左ですが、右足の方が安定して立ち続ける時間は長いです。
■連動するから安定する
以前私が考案した「ピョンピタ」覚えていますか?着地の改善方法として考えたのですが、実はこれで利き足が分かると私は思っています。
→着地の足音が大きい(改善方法・・・2 「ピョンピタ」)
ピョンと前へ飛んで、着地でピタッと静止させるわけですから、踏ん張る力を必要とします。この時には、ただ片足で立っていますというだけではなく、勢いを瞬間的に止めて、なおかつ静止させるために上半身を安定させなければなりません。その時にはどれだけの筋肉が働いてくれているのか分かりませんが、連動して頑張ってくれている事だけは確かです。私の場合、左の方が安定するので、ただ立つだけの時とは逆なのです。
■弱い側をかばうようにできている
なんらかの作業で両腕を同じように使い続けたら、利き手ではない反対の腕の方が筋肉量が少ないため、弱く疲れやすくて筋肉痛が残りやすい。そう思いますよね。ところがそうではなく、利き手に筋肉痛が残る人の方が私は多いと感じています。それはまた足も同じなのです。私の整体院に来られるマラソンをしている人は、利き足の方がパンパンに張っていることが多いです。これが人間の身体の不思議なところなのかもしれません。弱い側をかばってしまう性質がどうやらあるようなのです。と言えば、なにか思い当たる所がありませんか?
■対角線を考えてみると分かることがある
右太もも前側と左ふくらはぎ、左肩と右腰・・・このような対角線で身体は連動しています。今もしあなたが、右のどこかが痛い・違和感があるとしたら、対角線になる左側に原因があることも考えられます。絶対とは言い切れませんが、そう考えると原因が分かることもあります。原因が分かった方が早く改善できるのは誰でもわかるはずです。右足首と左股関節の対角線、いかがですか?そんなことを考えながら走ってみてください。今まで自分で気付いていなかったことを発見できたなら、マラソンの新しい楽しみ方を感じることでしょう。
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スマホ版でご覧の方は、たまにはPC版でも見てくださいね。500以上の記事がありますので、古い記事はPC版の方が探しやすいです。
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毎日新聞グループのマイナビニュースでコラムを書いています。
■肩こり解消のストレッチ
第1回/1分の簡単ストレッチでこり対策
第2回/肩甲骨と腕を意識するのがコツ
第3回/肩こりの原因は腕にあり?
第4回/肩こりの原因は首にもある!
■骨盤矯正ストレッチを学ぶ
第5回/筋肉を柔軟にすることが歪みにくい身体を作る
第4回/太もも裏と骨盤周辺の筋肉に効くストレッチ
第3回/癖を意味する"生活習慣"を正すのは難しい
第2回/日常のささいな行動が身体のゆがみを招く
第1回/靴のはき方や歩き出しの順が身体の歪みを招く
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マイナビニュースのコラム、こちらもどうぞ。
「目からウロコのらく~なランニング」(全10回連載)
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コメント
コメント一覧 (6)
気にすることはなかったですが、そう言えば目も耳も利き側ってありますねぇ^_^;(鼻は風邪を引いた時に交互に詰まるので、はっきりとは…)
同じように、足も必ずと言っていいほど、自転車の漕ぎ出しは右足からです。たまに、意識的に左足から漕ぐのですが、違和感満載(>_<)
早速、初めて目にした「ピョンピタ」やってみました~~~\(^o^)/やっぱり、自転車と同じく、右足の方が安定感あり!
右膝・右腰・右足首と悪いところが右に集中しているにもかかわらず、利き足が右となると、対角線理論と食い違いが…わからな~~~い(@_@;)
今回、鼻のことは重視してなかったので書きませんでしたが、
実は鼻は・・・
利き側が周期的に変わるんです。
今は右でもしばらくすると左、そしてまた右へと。
ちゃんとそれを実感されているのですごいです!
やっぱり素質ありますね!
利き足側に負担がかかっているというのは当っているでしょ?
対角線理論、必ずとも言い切れません。
多いというだけです。
ただ、IDUMIさんの場合は、
左側のどこかに違和感があることに
気付いてないだけかもしれませんよ。
りょう先生の足元にも及ばないので、こうして勉強させていただいています(^^ゞ
利き足に負担がかかり、左足でそれをかばおうとしている、というのは実は感じています。
走った後、特に左足の付けの部分に疲労をいつも感じています。
さすが、りょう先生!
寄せていただく件、メールしましたのでご確認お願いいたしますm(__)m
私は昔から右(手)効きで握力も25/17位でした(両方弱いです)
野球、ゴルフ、テニスなど片側だけ使う運動が多い中でラン、水泳、自転車は左右対称に使う体にやさしい運動だと思います。
脚の場合で言えば「バランスを取る脚」と「パワーを出す脚」があるかと思います。
私は片足立ちは左で立ち右を上げていましたが、ボールは右足で蹴っていました。
利き手効き足について考えると興味深いですね。
その気付く力、考える力がとても素晴らしいです。
気付くから改善できます。
気付くから新しい自分を発見できます。
楽しむためにも、その考える力を続けてくださいね。
お久しぶりです。
さすが、Hockeさん!
それですね!
手と同じで、
足にも力を出す側と支える側があるということですよね。
ありがとうございます!