先日、ずいぶんレベルの高い人と卓球の練習をさせていただく機会がありまして、私のフォームは良くないと言われました。腕の振り方を修正するのはもちろんですが、身体を動かすタイミングを変えるよう指導されました。「楽しくやっていくなら今のままでもいいのよ。でも強くなりたいんならフォームを変えた方が良い。」この言葉に衝撃を受け、今は中学生に戻った気分で、一からやり直しているところです。
マラソンのフォームを改善することだって同じです。速くなりたければフォーム改良は必要でしょう。でも私はその考え方ではなく、故障したくないからフォーム改良が必要。こちらをお勧めしたいです。あなたが今、何も問題なく走れているのなら、改良する必要はないかもしれません。でも何かしらフォームが気になるようでしたら、身体だけではなく、頭も動かしてみましょう。ということで、今日のテーマです。
4、無意識を意識的に変化させること
実はこのテーマで同じようなことを今までにも書いています。
→フルマラソンを走りきるためのワザ(その2)
→故障からの脱出方法・・・故障の原因を探る
走るという行為は、ひとつひとつ気にしなくても身体を動かせば走れてしまいますよね。右足出すから左手を前へ・・・なんて細かい動作を考えながらやってると間に合いません。そんなの当たり前のことです。だからこそ、そこに落とし穴があると私は思うのです。無意識に動かしていることがあまりに多くて、意識してやっていることは、ポイント的にしか存在しません。
他の人が走っている姿を見て、左右のバランスが崩れている人がとても多く感じます。例えば、右手は少ししか振ってないのに、左手は大きく振れている。右足のつま先だけ外向いている、などです。本人はきっと気付いていません。それは「無意識」という領域だからです。だからこそ、身体の動きひとつひとつを意識化させることで、自分ひとりでフォーム改善が可能なのです。そのためにも、考える=頭を働かせる必要があります。
■どんな動作にもクセがある
運動のフォームだけでなく、日常的な動作においても人を見ていると違いがあるでしょ?喋り方だってそうです。私は以前、営業の仕事をしていた頃、同僚に指摘されたことを今でも良く覚えています。「君は得意げに話した後は必ず、ウンウンって自分でうなずくよね。」 言われるまでまったく気付きませんでした。気付いてからはずっと気にしていましたので、今ではこのクセは無くなっています。もうひとつ喋り方の話になりますが、以前、FMラジオで音楽番組のDJを7年くらいしていたことがありまして、喋り始めに「エー」という前置きが入らないようにずいぶん気を付けていました。元々、喋りのプロではなく、音楽関係者という立場から番組を持っていましたので、最初の頃は意識していないとつい入ってしまうため、ずっと気にしながら喋っていたのを覚えています。
■意識することで改善できることがとても多い
気付いていないことを変えるのは難しいですが、気付くことさえできれば改善することは一応可能です。一応と前置きをしたのは、必ずできるものではないという意味です。当たり前ですが(笑) 人から指摘されれば気付くことも多いでしょうが、自分ひとりでするというテーマで今は書いていますので、そうなれば自分で気付くよう努力するしかありません。これもまた当たり前です。しかしこの当たり前がなかなかできないので、改善が難しいということです。自分で改善ポイントを見つけるためには、とにかく無意識を意識化するということしかありません。
■マラソンフォームを習ったことなければ、できなくて当たり前
どんな競技でも、習い始めはフォームを意識しながら動かしますが、慣れてくれば無意識になります。その分、他のところへ神経を動かすことができるため、パフォーマンスが向上していきます。あなたは生まれて初めて「走る」という行為をする時に、フォームを習ったことがありますか?おそらく、いや、絶対にそんな人はいないことでしょう。1歳半くらいですでに、ちょこちょこ走っていますからね!では、もっときちんと走れるようになった3歳ではどうでしょう?習いましたか?では、5歳?7歳?10歳?12歳?・・・・50歳?大人になってレッスン行ったという人は、すでに自己流のフォームが身についてしまっています。そこはもう無意識の領域です。それを改善しようなんて、難しいに決まっています。でもあきらめてはダメです。とても難しいけど、改善する具体的な方法があります。それは次回にご紹介します。
マラソンのフォームを改善することだって同じです。速くなりたければフォーム改良は必要でしょう。でも私はその考え方ではなく、故障したくないからフォーム改良が必要。こちらをお勧めしたいです。あなたが今、何も問題なく走れているのなら、改良する必要はないかもしれません。でも何かしらフォームが気になるようでしたら、身体だけではなく、頭も動かしてみましょう。ということで、今日のテーマです。
4、無意識を意識的に変化させること
実はこのテーマで同じようなことを今までにも書いています。
→フルマラソンを走りきるためのワザ(その2)
→故障からの脱出方法・・・故障の原因を探る
走るという行為は、ひとつひとつ気にしなくても身体を動かせば走れてしまいますよね。右足出すから左手を前へ・・・なんて細かい動作を考えながらやってると間に合いません。そんなの当たり前のことです。だからこそ、そこに落とし穴があると私は思うのです。無意識に動かしていることがあまりに多くて、意識してやっていることは、ポイント的にしか存在しません。
他の人が走っている姿を見て、左右のバランスが崩れている人がとても多く感じます。例えば、右手は少ししか振ってないのに、左手は大きく振れている。右足のつま先だけ外向いている、などです。本人はきっと気付いていません。それは「無意識」という領域だからです。だからこそ、身体の動きひとつひとつを意識化させることで、自分ひとりでフォーム改善が可能なのです。そのためにも、考える=頭を働かせる必要があります。
■どんな動作にもクセがある
運動のフォームだけでなく、日常的な動作においても人を見ていると違いがあるでしょ?喋り方だってそうです。私は以前、営業の仕事をしていた頃、同僚に指摘されたことを今でも良く覚えています。「君は得意げに話した後は必ず、ウンウンって自分でうなずくよね。」 言われるまでまったく気付きませんでした。気付いてからはずっと気にしていましたので、今ではこのクセは無くなっています。もうひとつ喋り方の話になりますが、以前、FMラジオで音楽番組のDJを7年くらいしていたことがありまして、喋り始めに「エー」という前置きが入らないようにずいぶん気を付けていました。元々、喋りのプロではなく、音楽関係者という立場から番組を持っていましたので、最初の頃は意識していないとつい入ってしまうため、ずっと気にしながら喋っていたのを覚えています。
■意識することで改善できることがとても多い
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毎日新聞グループのマイナビニュースでコラムを書いています。
骨盤矯正ストレッチを学ぶ
第5回/筋肉を柔軟にすることが歪みにくい身体を作る
第4回/太もも裏と骨盤周辺の筋肉に効くストレッチ
第3回/癖を意味する"生活習慣"を正すのは難しい
第2回/日常のささいな行動が身体のゆがみを招く
第1回/靴のはき方や歩き出しの順が身体の歪みを招く
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第1回/靴のはき方や歩き出しの順が身体の歪みを招く
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マイナビニュースのコラム、こちらもどうぞ。
「目からウロコのらく~なランニング」(全10回連載)
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【 私の著書が初版から約半年で、増刷決定!(第2版)】
タイトル/痛み・故障ゼロ! がんばらないで楽に長く走る
出版社/学研パブリッシング
価格/1,296円(税込)
著者/鮎川良
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私は、「筋肉消費量を抑える脱力系~エンジョイラン走法」で、奈良マラソン42.195kmを、止まらず、歩かず、4時間8分で、楽しく完走しました。当時48歳、マラソン歴半年です。きっとあなたにもできます!
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コメント
コメント一覧 (2)
もうすぐ花粉飛散が終わるので、早く外を走りたくてむずむずしていますが、りょう先生がおっしゃる通り足の運び(私の場合)を意識しながら走ることを心掛けようと思っています。
まだまだ、走っているうちに他に意識が向くと一番大切な部分がおろそかになったりして、慌てて修正、なんてことよくあります^^;
無意識でよりよいフォームに出来上がるまで練習あるのみですね!
「とても難しいけど、改善する具体的な方法」、早く知りた~~~い(^O^)/
それにしても、りょう先生は多才ですねぇ~(^◇^)
今は音楽番組のDJはされてないのですか?
一度、美声を聞かせてもらいに必ず寄せていただきま~す(^_-)-☆
せっかくの陽気に外出を阻害する花粉はイヤですよね~。
僕はもう過ぎ去りましたので、
今はルンルン気分(古い?)で、外出してます。
美声ではありませんよ。
DJになりたくてなったんではなく、
やりたくてやっただけですから。