整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

私が執筆しているマイナビニュースに新しい記事がアップされました。よろしければこちらも読んでくださいね。今回から新しいテーマです。
肩こり解消のカギは肩甲骨にあり - 1分の簡単ストレッチでこり対策


ランニングフォームをひとりで改善するためにはどうすれば良いのか?これから何回かに分けて私なりの考えを書きます。万人に合うかどうか分かりません。「そんなの無理よ!」と思われましたら、どうぞ無視してください。あるいはひとつでも「なるほど!」と思われましたら、ぜひお試しいただきたいです。

皆さんは普段、自分のフォームに、こんなことを考えながら走っていませんでしょうか?
●腰が落ちていないか?
●背筋はどうだ?
●肩はどうだ?
●頭は?
●膝は?
●つま先は?
●腕は?
●他にもいろいろ・・・

正論です。ただ、それでフォーム改善ができているのなら問題ありません。しかし現実的には、こうやっていろいろ考えながら走っても、なかなか改善できないものです。改善するための方法にはいくつかありますが、まず今日はその一つをご紹介します。

1、人のフォームを日常的によく観察すること

自分が走っている時に限らず、移動中などでもランナーにすれ違うことがありますよね。その時に、人のフォームをとにかく観察してください。悪いところ、良いところを見つけてほしいのです。その場合の良い悪いの判断はご自身の主観でいいのです。何が正しいかはこの際考えずに、自分のイメージと照らし合わせてください。軽く走れているか?重そうか?まずはそこが大事です。ではなぜそうなのか?などと問いかけ、考えながら人のフォームを見てほしいのです。

私はエンジョイランとしてのランニングレッスンを行っていますが、その時に必ず言うことがあります。「ほら、今走ってきた人のフォームをよく見て!」と、見知らぬ人が走ってくるのを見るように言います。「人の振り見て我が振り直せ」です。見て違いが分かるようにならないと、自分のことなんて絶対直すことはできません。

フォームを真似るのはとても難しい。

「成りきる」という言葉がありますが、モノマネ芸人さんは容姿も気持ちもすべて成りきるそうです。例えば、野球選手のモノマネする人いるでしょ?それを見ていると、フォームそのものの特徴をよく掴んでいるのはもちろんですが、立ち位置に向かう姿や帽子や袖を触る仕草など、「そうそう!」ってうなずくほどしっかりマネできてますよね。

モノマネしようと思えば、真剣に観察して研究する必要があるはずです。でも簡単にモノマネはできるものではないというのは、誰でもお分かりいただけるはずです。とくにスポーツはまず真似ろと言います。先輩のフォームを見てまず真似る。真似るために一番最初にしなければならないのが、観察することです。

当たり前と言えば当たり前のことなんですが、はたしてこれまでしっかり人のフォームを観察したことがあったでしょうか?テレビでトップランナーが走っている姿をビデオに撮って、それを何度も再生して観察する。そんなことをされる人もあるかと思いますが、ご自身の現在の力、そして目指すところがトップランナーなのであれば、参考になることと思います。これまで何度も書いていますが、市民ランナーはフォームが違っていて当たり前です。もしあなたが現在、6分/kmだとして、どうしても5分/kmで走りたいと思ったら、5分/kmで走っている人のフォームを観察し、研究することです。トップランナーは、3分ちょっと/kmで走っていますから、全然フォームが違います。

すれ違うランナーが参考書。

日頃すれ違うランナーのフォームはどうだ?あの人はいまどのくらいのスピードで走っているのか?フォームを見ればおおよその見当が付くと思います。そこにヒントがあるのです。それは分かっているようで分かっていなかったヒントです。だから私はランナーが来たら、参考書が来たと思っています。笑いではなく、これ真剣です。

スピードとフォームの関係です。サブスリーランナーがゆっくりと8分/kmで走っても、フォームは崩れません。でも日頃8分/kmでしか走れないビギナーランナーはお世辞にも軽やかに走っているとは言えないでしょう。日常のランナーを見れば、どの程度の経験者なのか、わかることもあります。

■フォームの固定概念を捨てるべき。

最終的には自分のフォームを作り上げるわけですから、たくさんのフォームを参考にしながら自分にとって良いと思われるものを吸収してほしいのです。一般市販されているマラソン本には、フォームはこうあるべきだと一律に書かれています。でもそんな綺麗なフォームで走っている市民ランナーって、滅多に見かけません。サブ4ランナーだって、そんなに綺麗な人はあまりいません。それが現実です。トップランナーだって、フォームはひとりひとり違うでしょ?それは同じフォームを目指していても違うフォームになるのです。それもまた現実です。とにかく固定概念に縛られてはいけません。

それはひとりひとり骨格や筋肉が違うからです。自分に一番合った身体の動かし方=フォームを見つけることが、自分にとってのフォーム改善になるのではないでしょうか?そのためにも、今日からしっかり観察を始めてください。
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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. IDUMI
    • 2015年04月14日 13:02
    • こんにちは~~~(^^)/

      おっしゃる通り、人の身体は千差万別、同じ体型の人なんているはずないのに、本とかではこういう走り方がベストとかと書いてあって違和感ありますね( 一一)
      自分の走り方にプラスになるポイントが見つけられればそれでいいくらいに思っておかないと逆に痛めることもありそうな…。

      私の場合、会社に来られる整体の先生に私のランニングフォームを直接見てもらい、足の運びや重心などの直し方を指導してもらい、それを意識することで随分膝の痛みも軽減されたり、シンスプリントの痛みも消えたりしています。
      やっぱり、個人個人に合った走り方ってありますね。
    • 2. りょう
    • 2015年04月14日 19:11
    • IDUMIさん
      よかったですね。
      やっぱり恵まれてます。
      羨ましい!
      僕も誰か見てほしい~!(笑)
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