整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

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中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

先日の大阪マラソンの敗因を自分なりに考えました。
3週間前にねん挫して走れていなかったことは仕方がないとして、
それは言い訳にしかならないので、きちんと全体を分析しました。

まず最初にあげられるのは、
1、走りながら常にタイムばかり気にしていたこと
です。

日常的に私はほとんどタイムを見ません。
要所要所見るだけなので、ほぼ30分に一度見る程度です。
なのに大阪マラソンでは「1km表示ごと」にタイムを見ていました。

5分40秒・・・ちょっと遅いな
5分29秒・・・ちょうど良いけど、これまでの遅れを取り戻さなければ
5分15秒・・・これで遅れを少し取り戻そう
5分8秒・・・ちょっと速いけど、もう少しだけこれで行こう。

私のように日頃見ない人が、
こうやって1kmごとのタイムを見ると、
時間ばかりに気を取られて、
日頃の「自分の本当のリズム」を作ることが
できていないのではないだろうか、と思いました。

そして次に
2、試走していなかったこと
です。

大阪で働いていたこともあるので、
玉出方面を除けばほぼ知っている道路です。
景色も道路状況も分かっているつもりでした。
しかし大会当日になると、沿道の応援で街並みが変わっていて、
知っている建物や店が見えなかったり、表示が見えなかったりと、
結局知らない場所を走っているようなものでした。
しかもタイムに気を取られ過ぎていたために、
沿道の応援すら見えていませんでした。
今から思うと、壁のような状態を感じていました。
それが証拠に、私には大阪城も通天閣も見えませんでした。

奈良マラソンを一年目(初フル)走った時は、
5kmごとのタイム表を持って走りましたが、
キロ表示を見落としてしまい、速いのか遅いのか分からなくなったのです。
だから、キロ表示ではなく、場所でタイム感覚を養う。
という私流のノウハウを作りました。

過去の記事→予想タイム表

大阪も試走に行っておけば、それを作るつもりでしたが、
残念ながら行けなかったので、5kmごとのタイム表を持って、
1km表示を見てラップを押しました。
おかげで、25km地点では、2時間18分56秒でしたから、
1km当り5分33秒ペースです。
ほぼサブ4ペースで順調なわけです。
その数字だけを見ればOKのように感じる人もあることでしょう。
しかしその時はすでに身体へのダメージが溜まっていたのです。

だからもうひとつの敗因は
3、場所ごとのタイム表を作らなかったこと
です。

ずっとタイムに縛られ過ぎです。
そもそも私は日頃からそんな走り方をしていませんので、
大会当日だけ違った考え方をしていると、
「自分のペース」というものを作ることができません。

4、周りの人に惑わされる
ということは、一度でも大会に出たことがあれば分かりますよね。
周りにたくさんのランナーがいますから、
いつもの自分のペースがわからなくなってしまいます。

5、走り込み不足
これはもう仕方がありません。
大会の3週間前から前日までに走ったのは、たったの2回。
それも長距離が走れていませんでした。
それまで走っていたことで、とりあえず25kmまで行けただけです。
42.195kmというのは、やはり長いです。
気軽な気持ちで止まらず歩かず完走できるものではありません。

今回は自分の体調からすると、
ゆっくりキロ7分くらいで、街並みや景色を見たり、
沿道の人たちとハイタッチしたり、写真撮ったり、
給食をゆっくり味わうという「ゆとりある走り」を目指すべきでした。
前日気付いた「テーピング」によって、
やっぱりサブ4狙いたいという気持ちで走ったことにより、
結局楽しめませんでした。
とにかく反省の大阪マラソンでした。
この反省を踏まえて、次回へ役立てたいと考えています。
そして、このノウハウは私だけのものではなく、
同じような境遇の方がいらっしゃれば、
共有できればと思い今回書くことにしました。

一番大切なのは、
自分の本当のリズム
です。
それはペースの事だけを指すのではなく、
状況までも含んですべてのことです。
周りに惑わされることなく、いかに自分でいられるか!です。
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私は、「筋肉消費量を抑える脱力系~エンジョイラン走法」で、
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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. 背番号19
    • 2013年11月14日 01:02
    • お疲れ様です。
      「場所でタイムを計算する」というのは新鮮ですが、よく考えたら私も今度の奈良マラソンで「場所ごとに区切ったイメージ」がありました。
      ●スタート~春日大社前
      ●奈良教育大前の給水所~いまのは清志郎さんがいるあたり
      ●長い坂道・天理大学・山之辺幼稚園・天理市内

      ・・・・という感じです。

      昨年は全く知らない道だったのでとにかく走るしかありませんでしたが、今年はある程度のイメージができています。スタートから春日大社あたりまではお祭り気分ですが、勝負はやっぱり清志郎さんのあの大音量(!)のあたりからの坂道です。昨年は坂道に苦しんで、天理市内はきつかった....。

      いかに脱力で坂道を走るか、を課題に練習しています。
      楽しみです。
    • 2. りょう
    • 2013年11月15日 21:50
    • 背番号19さん
      そうですよね。
      知っている道だったら、場所でタイム測る方が自然ですよね。
      奈良マラソンの醍醐味は、天理の峠ですから、
      無理せず、脱力で行きましょうね!

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