「低ナトリウム血症」とは、
水分を摂り過ぎることによる塩分不足です。
その話を2日間書いてきました、
そして、今日は3日目、その解決方法です。

と、その前に、もうひとつ興味深い話を読んで下さい。

マラソン大会で、
死亡者まで出るほど怖い「低ナトリウム血症」。
私たちもしっかり知っておく必要があるようです。

2002年、ボストンマラソンの参加者に協力をして頂いて、
大掛かりな調査が行われました。
トレーニング歴に関する調査も含め、
マラソン大会におけるレース前後の血液検査、
レース中の水分摂取量や尿量、
レース前後の体重測定に至るまで、
細かく調査されました。

有効な調査対象466人中、
実に13%もの人が
「低ナトリウム血症」であることが判明したそうです。
また、0.6%の人は中でも重度だったそうです。

原因としては、
1、レース前後で体重を比べると、
  レース後に体重が大幅に増加したこと。
2、レース中に 3 L を超える水分を摂取したこと。
3、1 マイル(約1.6km)ごとに水分を摂取したこと。
4、レースのタイムが 4 時間を超えたこと。
5、体格指数(BMI)が低いこと(痩せている人)。
これらが低ナトリウム血症と関連していたと分析されています。

詳しい文献を読みたい方は、こちらをどうぞ。
Massachusetts Medical Society

いくらなんでも、レース中に3 L も飲むのか?
と、疑問に思われる方もあるかもしれませんが、
早め早めに水分補給しながら、
しかも、4時間を超え、5時間、6時間となれば、
知らず知らずのうちに、そのくらい水分摂取しているのかもしれません。
レース中にバテないように水分補給を心がけていることが、
逆に摂り過ぎてしまうことで、血中のナトリウム濃度が薄くなり
「低ナトリウム血症」になる。
ということです。

昨日書きました、2000年のマラソン大会では、
この低ナトリウム血症が原因で、死亡者も出ています。
また、ほとんどの人が低ナトリウム血症に気付いていない、
という現実をしっかり見つめなければなりません。

では、解決方法です。

日常のトレーニングで実践しましょう。
することは簡単です。
トレーニング前と、後の体重を測定することです。
トレーニング後の方が、体重が増えていると、イエローカードです。
汗として出ていった水分より、
摂取した水分が多いという証拠になります。
日頃の短い時間であれば支障はないかもしれませんが、
レースで長時間同じことをすると、レッドカードの恐れありです。
毎日、体重測定を心がけ、
どの程度のトレーにニングをすると、どのくらいになるのか。
発汗量も個人差がありますし、
感覚的なものに頼ることになりますが、
トレーニングで体重が減って当たり前のことですので、
水分補給量を確認することができます。

そして、なにより忘れてはならないことは、
塩分の摂取をすることです。
これから暑い夏になります。
とくに汗が良く出る季節ですので、
早め早めの塩分補給を心がけて下さいね。

冬のレースに塩分不足になることは考えたこと無かった。
きっとそう思われる人もあると思います。
年中通して、塩分補給をお忘れなく。
ただ、健康上、塩分の摂り過ぎを医師から言われている方は、
十分、医師と相談されてから実施して下さいね。
すべては健康のためです。


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私は、「筋肉消費量を抑える脱力系~エンジョイラン走法」で、
奈良マラソン42.195kmを、止まらず、歩かず、
4時間8分で、楽しく完走しました。
当時48歳、マラソン歴半年です。
きっとあなたにもできます!
2回目の奈良マラソンでも、止まらず、歩かず、
去年より2分速く、4時間6分で完走しました。
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