昨日はコンプレッションウエアに対しての私の考え方を書きました。
昨日の記事を要約しますと、
膝が痛いという理由から、機能性タイツを履き、
痛みを無くすという道具の使い方は間違っている。
なぜ、膝が痛くなっているのか、という原因を追求せず、
原因を分からなくするだけだ。
というような内容を書きました。
それに対して、とても良いコメントをいただきましたので、
今日は記事としてご紹介したいと思います。
(昨日の記事→痛みを道具でカバーするのは間違っている)
【 コメント&質問 】
うーん 難しいなー^^;
実は購入を検討してます。
今「少しでも長い距離を走りたい」という思いがあり、
「購入したい」という誘惑に負けそうなのです^^
確かに、根本的な痛みの原因は
解らなくなると思うのだけれど、
それはそれで良いのではないかとも思います。
だって、普通の市民ランナーは
痛みの原因が「わかる」のが目的ではなくて、
「楽しく(痛みなく)」走るのが目的なのですから・・・
楽しく走れれば、原因なんてどうでも良いとも言える
と思うのですが・・・どうでしょう?
【 回答 】
このご意見、考え方は、とても一般的な考え方だと思います。
その考え方に対して、私は何も強制力を持ちません。
ですので、ご自身の考えで決定されれば良いと思います。
機能性タイツは、テーピングの役割を重要視した商品です。
膝の上と下でクロスになっていますでしょう?
その理由は、膝をがっちりガードして横ブレを防ぎ、
太ももの筋肉を助ける役目で、その構造になっています。
太ももの筋肉とひざ関節を助けてくれる役目をしているということは、
言い換えれば、補助をしてくれているのです。
補助があるということは、本来は強化されるべき筋肉や関節が、
強化されにくくなっているということです。
例えば、足を骨折をしたとしましょう。
直後から入院、ギブスをしてベッドで寝たままです。
しばらくすると松葉杖を使って立てるようになります。
少し歩けるようになって、
その後は松葉杖を手放さなくてはいけません。
一生、松葉杖を使うわけにはいかないからです。
きちんと自分の足で歩けるようになる必要があります。
そう、ハイジに登場するクララのように。
歩けるようになるためには勇気が必要です。
道具に頼っていてはいつまで経っても一人で歩けません。
人生にたとえても同じです。
いつまでも親を頼ってにいてはいけません。
いつかは一人立ちしなければならないのです。
それをクララが教えてくれました。
ものすごく大袈裟なたとえ話になったように感じますが、
今回の機能性タイツにおいても、私は同じだと考えます。
補助に頼らなければならない年齢であれば、
私は安全のためにお勧めします。
しかし、この質問者さんは、
フルマラソンを自分の力で完走したいという気持ちの人です。
止まらず歩かず完走したいと願っている人です。
私は以前、マラソンには筋トレが必要でないことを書きました。
それは日常的に走ってさえいれば、
フルマラソンを完走するために必要な筋肉が自然と付くからです。
筋トレしても余分な所に筋肉が付くのでしたら、
しない方がマシだと書きました。
(以前の記事
→マラソンに、筋トレは無駄で必要なし!
→マラソンに筋トレはやっぱり不要!)
この機能性タイツを、
一時的に使用するのは良いと思います。
しかし、使い続けることで、
筋肉の強化の妨げになることを私は懸念いたします。
長く使い続ければ使うほど、
補助を外した時にかかる負担が大きいです。
膝がブレないようにタイツが守ってくれていました。
膝に負担がかからないようにタイツが守ってくれていました。
太ももの筋肉の補助をタイツがしてくれていました。
それらひとつずつ順番に補助が外れるのではなく、
一気に外れるわけですから、
きっとまた膝の痛みが出ることでしょう。
だって、根本的な解決がされていないのですから。
ですから、道具に頼るのではなく、
便利に使用してほしいと考えます。
「今日の話は役に立った!」と思われましたら、
ポチッと押して、ランキングを確認してくださいね
かなり役立った→ふたつにポチッ
まぁまぁ役立った→どちらかひとつにポチッ
=============================
私は、「筋肉消費量を抑える脱力系~エンジョイラン走法」で、
奈良マラソン42.195kmを、止まらず、歩かず、
4時間8分で、楽しく完走しました。
当時48歳、マラソン歴半年です。
きっとあなたにもできます!
2回目の奈良マラソンでも、止まらず、歩かず、
去年より2分速く、4時間6分で完走しました。
=============================
昨日の記事を要約しますと、
膝が痛いという理由から、機能性タイツを履き、
痛みを無くすという道具の使い方は間違っている。
なぜ、膝が痛くなっているのか、という原因を追求せず、
原因を分からなくするだけだ。
というような内容を書きました。
それに対して、とても良いコメントをいただきましたので、
今日は記事としてご紹介したいと思います。
(昨日の記事→痛みを道具でカバーするのは間違っている)
【 コメント&質問 】
うーん 難しいなー^^;
実は購入を検討してます。
今「少しでも長い距離を走りたい」という思いがあり、
「購入したい」という誘惑に負けそうなのです^^
確かに、根本的な痛みの原因は
解らなくなると思うのだけれど、
それはそれで良いのではないかとも思います。
だって、普通の市民ランナーは
痛みの原因が「わかる」のが目的ではなくて、
「楽しく(痛みなく)」走るのが目的なのですから・・・
楽しく走れれば、原因なんてどうでも良いとも言える
と思うのですが・・・どうでしょう?
【 回答 】
このご意見、考え方は、とても一般的な考え方だと思います。
その考え方に対して、私は何も強制力を持ちません。
ですので、ご自身の考えで決定されれば良いと思います。
機能性タイツは、テーピングの役割を重要視した商品です。
膝の上と下でクロスになっていますでしょう?
その理由は、膝をがっちりガードして横ブレを防ぎ、
太ももの筋肉を助ける役目で、その構造になっています。
太ももの筋肉とひざ関節を助けてくれる役目をしているということは、
言い換えれば、補助をしてくれているのです。
補助があるということは、本来は強化されるべき筋肉や関節が、
強化されにくくなっているということです。
例えば、足を骨折をしたとしましょう。
直後から入院、ギブスをしてベッドで寝たままです。
しばらくすると松葉杖を使って立てるようになります。
少し歩けるようになって、
その後は松葉杖を手放さなくてはいけません。
一生、松葉杖を使うわけにはいかないからです。
きちんと自分の足で歩けるようになる必要があります。
そう、ハイジに登場するクララのように。
歩けるようになるためには勇気が必要です。
道具に頼っていてはいつまで経っても一人で歩けません。
人生にたとえても同じです。
いつまでも親を頼ってにいてはいけません。
いつかは一人立ちしなければならないのです。
それをクララが教えてくれました。
ものすごく大袈裟なたとえ話になったように感じますが、
今回の機能性タイツにおいても、私は同じだと考えます。
補助に頼らなければならない年齢であれば、
私は安全のためにお勧めします。
しかし、この質問者さんは、
フルマラソンを自分の力で完走したいという気持ちの人です。
止まらず歩かず完走したいと願っている人です。
私は以前、マラソンには筋トレが必要でないことを書きました。
それは日常的に走ってさえいれば、
フルマラソンを完走するために必要な筋肉が自然と付くからです。
筋トレしても余分な所に筋肉が付くのでしたら、
しない方がマシだと書きました。
(以前の記事
→マラソンに、筋トレは無駄で必要なし!
→マラソンに筋トレはやっぱり不要!)
この機能性タイツを、
一時的に使用するのは良いと思います。
しかし、使い続けることで、
筋肉の強化の妨げになることを私は懸念いたします。
長く使い続ければ使うほど、
補助を外した時にかかる負担が大きいです。
膝がブレないようにタイツが守ってくれていました。
膝に負担がかからないようにタイツが守ってくれていました。
太ももの筋肉の補助をタイツがしてくれていました。
それらひとつずつ順番に補助が外れるのではなく、
一気に外れるわけですから、
きっとまた膝の痛みが出ることでしょう。
だって、根本的な解決がされていないのですから。
ですから、道具に頼るのではなく、
便利に使用してほしいと考えます。
「今日の話は役に立った!」と思われましたら、
ポチッと押して、ランキングを確認してくださいね
かなり役立った→ふたつにポチッ
まぁまぁ役立った→どちらかひとつにポチッ
=============================
私は、「筋肉消費量を抑える脱力系~エンジョイラン走法」で、
奈良マラソン42.195kmを、止まらず、歩かず、
4時間8分で、楽しく完走しました。
当時48歳、マラソン歴半年です。
きっとあなたにもできます!
2回目の奈良マラソンでも、止まらず、歩かず、
去年より2分速く、4時間6分で完走しました。
=============================
コメント
コメント一覧 (8)
私も「痛み」を道具でカバーするのは間違っていると思います。
痛みをなくすために、コンプレッションウエアを着用して練習しても、本来強化されるべき箇所が強化されませんものね。
前のコメントは言葉足らすで、私の考えを説明しきれなかったのですが、私が考えでいたのは、レースやレースを想定した練習の時のみの着用したらどうかと思っていたのです。
練習はしたけれど、レースはやっぱり不安で、少しでも安心感が欲しいものです。
その時に着用すれば、実力以上のパフォーマンス^^;が発揮できるのではと考えていました。
私も練習での着用は最小限にすべきだと思います。
普段の練習では、痛みの場所を知るためにも、その強化のためにも着用しないほうが良いのではないかと思います。
りょうさんはどう思うかなー^^
機能性タイツ、私も買いました。
昨年、フルマラソンを走ることに決めてから、買おうか無しで走るか2~3ヶ月迷いました。
だって、高いんですもん(笑)
市民ランナーの方の多くは履かれているから「いいんだろうな」と思いました。
でも、「良いものなら、何でプロの方は履かれてないの?」と考えました。
そのくらい超初心者な私です^^;
考えた結果、プロの方には必要ないから履かないとわかりました。
そしてタイツなしで走れるってかっこいいなと思いました。
もちろん私はプロを目指してるわけでもなく(笑)、結局フル完走の為に、タイツで脚を守れるならと、ボーナスを使って買いました(笑)
私はランニングにしても他のことにしても、自分の力でどれだけできるかと知りたくなるタイプです。
限界があるなら、どこまでならOKでどこからがアウトなのか知りたいのです。
多分、そういう性格もあると思うのですが、タイツ購入後もタイツに頼りたくなくて、普段の練習はタイツなしで、20km以上走る予定の時は着用して、という方法で使いました。
それからレース時の、私にとっては“一張羅”(機能性シャツ&タイツ)着用で気持ちを盛り上げて臨むためのグッズにもなっています(笑)
今年は2度目のフルなので、早い時期にタイツ無しの20kmを走ってみたいと思っています。
果たして着用時は楽になるのか比べてみたいのです^^
タイツなしでストレッチたっぷりして筋肉痛出なければ、すごく嬉しいんですけどね☆
その気持ち、分かります。
私にはできませんが、理解できます。
5/24の記事にも少し含んで書きましたので、
そちらも読んで下さいね。
とても頑張り屋さんですよね。
見習いたいと思います。
タイツに関しての考え方は人それぞれですから、
自分で見極めてきちんとした目標があるので、
らんらんさんはその考え方でいいと思いますよ。
プロはなぜ身に付けていないのか?
とても良い所に気が付かれましたね。
さすがです!
私は昔、広告代理業をやっていたことがありますので、
その理由が良く分かります。
そのうちまた書きますね(笑)
コンプレッションウエアは自分も以前使用していましたが、今は使用していません。メーカーの講習会にも参加して、正しい装着方法等を学び使用していましたが、普通にテーピングをして走った方が効果を感じられたのでタンスの奥に眠っています。
「ウェアを装着して膝の痛みが軽減した」と関連するか分かりませんが、某雑誌でも特集していた「アイシング」の件でりょうさんの見解を伺えればと思います。
自分は間接及び筋肉の疲労と痛みを麻痺させるだけで良くないと聞いてから、一切やらなくなりました。痛みや疲労の蓄積を感じた時は休養する事を心掛けています。
今年も40過ぎで活躍しているドラゴンズの山本投手もアイシングを実施していないので、選手生命が長続きしているとも聞いています。よろしくお願い致します。
今回のタイツ騒動?のやり取りで、ぼんやりしていた私の頭もずいぶんすっきりして、コンプレッションウエアに対する考えもまとまってきました^^
らんらんさんの意見も参考になりました
また、よろしくお願いしますm(_ _)m
とっても良いところに気付かれましたね!
テーピングを毎回するのが大変なことから
開発された商品ですからね。
アイシングについては、
来院された方にも尋ねられました。
近日書きますが、
必要のある人と無い人、
必要のある場合と無い場合。
というのがあると思います。
ぼんやりがハッキリしてきたことは、
とても良かったですね。
自分の法則を作って下さいね。