整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

「コンプレッションウエア」というのがありますよね。
最近では各社いろんな商品が出ていまして、
ちょっと高いけど、機能性が良いイメージですし、
有名選手がCMやっているし、なによりもデザインがカッコイイ!
そんなこんなで、1枚くらいはだれしも持っていることと思います。
私も買いました。
しばらく使って、今はまったく使用しなくなりましたけどね。

「コンプレッション」とは、「圧迫」の意味で、
「適度に身体を包み込み、筋肉をサポートすることで、
運動機能が支援できる」と、されています。
筋肉疲労を軽減したり、パワーアップ効果を発揮する、
とも書かれています。

その理由は、「必要のない筋肉の振動を抑制すること」にあります。
これは、パフォーマンスを最大限に発揮するために
考えられた商品ですから、
「必要のない筋肉」とされているのであって、
「余分な筋肉」や「余分な脂肪」とは書かれていません。

そこんとこが間違いやすいです。

トップ選手になれば、
その競技ごとの引き締まった身体になっていきますよね。
しかし、私たち市民ランナーはそうではありません。
基本は仕事や家事で、スポーツはあくまでも趣味です。
ですから、マラソンをやり始めて痩せた、
という人は多いと思いますが、
マラソン体系になった、という人は少ないと思います。

マラソン体系・・・トップランナーの体系を想像して下さい。
男子も女子も、みんな華奢で、どこに筋肉付いているの?
と尋ねたくなるほど、みんな細いです。
コンプレッションウエアを着れば、そんな身体になる。
そう思うのは間違っています。

また、テーピング効果を狙ったサポーターと、
コンプレッションの効果は異なります。
ここがまた勘違いしがちなのですが、
テーピングというのは、特定の筋肉の動きをサポートしてくれるもので、
コンプレッションは身体全体を引き締めるものです。
それらが合体した商品もあります。

トップ企業が開発している商品ですから、
それなりの効果はあるはずです。
それらを私が否定できるものではありません。
ですから消費者である私たちが、
もっと勉強する必要があると考えます。

購入する時に、目的をはっきりさせることです。

膝への負担を少なくしたい。
ふくらはぎの張りを防ぎたい。
走る姿勢を良くしたい。
などなど、人それぞれに目的が違うはずです。

例えば、「膝が痛い」という理由から機能性タイツを履いたとします。
テーピング効果により、おそらく楽になることでしょう。
しかしそこには「なぜ膝が痛くなるのか?」
という疑問を解消したわけではありません。
膝が痛くなるにはそれなりの理由があるはずです。
足の出し方が悪いのか、着地の仕方が悪いのか、
何が悪いのか分かりません。
それをタイツ一つで、本当の原因を分からなくしてしまいます。
本当にそれで良いのでしょうか?

商品説明を良く読んでみて下さい。
「運動時の関節への衝撃を和らげる」とは書いていますが、
「痛みを無くす」とは書かれていません。


ここが良く間違うところです。
痛みがあるから、その痛みを取り去りたい。
その気持ちはよく分かります。
しかし痛みの原因を追求せずに、
道具でカバーしようとするのは
間違っています。


道具は便利に使うもので、
道具に頼った運動は危険だと思います。
あくまでも補足的に筋力を補ってくれたり、
安全に守ってくれるために道具を利用することです。


「今日の話は役に立った!」と思われましたら、
ポチッと押して、ランキングを確認してくださいね
かなり役立った→ふたつにポチッ
まぁまぁ役立った→どちらかひとつにポチッ

にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ 人気ブログランキングへ
=============================
私は、「筋肉消費量を抑える脱力系~エンジョイラン走法」で、
奈良マラソン42.195kmを、止まらず、歩かず、
4時間8分で、楽しく完走しました。
当時48歳、マラソン歴半年です。
きっとあなたにもできます!
2回目の奈良マラソンでも、止まらず、歩かず、
去年より2分速く、4時間6分で完走しました。
=============================

コメント

 コメント一覧 (7)

    • 1. ちきちき
    • 2012年05月23日 08:47
    • そうですね!

      私もランニング関係の本を見て、以前、膝を痛めたことがあり、タイツを買わないといけないのかな・・・と思っていたのですが、きちんとしたフォームで走れるようにするのが一番ですね。

      いつもいい情報をありがとうございます。とても参考になります。


    • 2. たける
    • 2012年05月23日 09:55
    • こんにちは

      うーん 難しいなー^^;
      実は購入を検討してます

      今「少しでも長い距離を走りたい」という思いがあり、「購入したい」という誘惑に負けそうなのです^^

      確かに、根本的な痛みの原因は解らなくなると思うのだけれど、それはそれで良いのではないかとも思います

      だって、普通の市民ランナーは痛みの原因が「わかる」のが目的ではなくて、「楽しく(痛みなく)」走るのが目的なのですから・・・

      楽しく走れれば、原因なんてどうでも良いとも言えると思うのですが・・・どうでしょう?


    • 3. N.H.plus
    • 2012年05月23日 09:59
    • はじめまして。
      はじめまして、で長文失礼致します。
      長文すぎて2回に分けて投稿お許しください。

      ランニング歴1年の初心者です。
      1年と言っても
      はじめてすぐ捻挫したり
      治ったと思ったら膝傷めたり
      アキレス傷めたり、
      雪国なので雪が積って走れなくなったりと
      実質半年走ったか走らないかくらいの
      ド素人ランナーです。

      足の痛みのなかでも
      膝の痛みがなかなか治らなくて
      整形外科にも通って
      レントゲン、MRIも撮ったりしたんですが異常はなく、
      結局フォームが悪いんじゃないかって事で
      その整形外科の付属のジムで
      ダートフィッシュで撮影してもらいながら
      フォーム直してもらったりしてたんですが、
      イマイチ良くならず
      痛みが出たら走らないように
      調子よくてもあまり長距離走らないようにしてました。
      (膝痛くなる前は5~7km。痛くなってからはだいたい3km前後。)

      ネットでもランナー膝について調べたり
      本も数冊買って読んでみたり
      それこそコンプレッションウエア(CW-X)買ってみたり
      距離よりも速さよりも
      とりあえず膝に良さそうなランニングシューズにしてみたり
      いろいろしてみましたが
      ダメなときは2kmでも痛み始めました。
    • 4. N.H.plus
    • 2012年05月23日 09:59
    • そんな時に
      こちらのブログを見つけて
      ほとんどの記事を熟読させていただいて
      なんとなくなにかつかんだ気がいたします。

      このブログのエンジョイラン走法を
      意識して4回ほど走ったんですが
      まったくと言っていいほど痛みがでませんでした。
      ずっと膝の痛みを考えながら
      走っていたもので
      正直まだ3km以上走るのにはビビってたりしますが
      だんだん距離をのばして行けたらなぁと思います。



      そこで質問なんですが
      下り坂の走り方を教えてください。

      ほとんど平らな道では膝の痛みはなくなったんですが
      わりと急な下りが続くと少し痛み始めます。

      ブレーキかけたほうがいいものか
      前かがみ気味でそのままスピード殺さずに走ったほうがいいものか、
      マラソン本にも書いてあるでしょうが、
      マラソン本の言うとおりのフォームにしても
      膝は治らなかったので、
      下り坂の走り方も
      是非りょうさん独自の考え方・走り方を聞きたくて
      コメントさせていただきました。

      過去に書いてて
      自分が見逃してるだけでしたら
      リンクとか貼ってもらえると助かります。



      ちなみに年齢は29歳で、171cm60kg。
      学生時代はバスケットボールをしてましたが
      社会人になってからはこれといって運動はしてません。
      ランニング始めてから・・・・
      というか膝痛めてから水泳やジムでバイクなど
      膝に負担がかからないような運動をはじめました。

      御指導よろしくおねがいします。



    • 5. りょう
    • 2012年05月24日 00:01
    • ちきちきさん

      コメントありがとうございます。
      道具は便利ですから、つい頼りがちになるのは仕方がないです。
      でも長く楽しく走るためには、
      根本的な所を解決しておきたいですからね。


    • 6. りょう
    • 2012年05月24日 00:02
    • たけるさん

      お気持ち分かります。
      5/23の記事に詳細を書きましたので、
      そちらをご覧くださいね。


    • 7. りょう
    • 2012年05月24日 00:10
    • N.H.plusさん

      はじめまして。
      とても熱心なコメントありがとうございます。

      雪国の人は、シーズンが限られるので大変ですよね。
      他の人のブログ読んでいても、
      雪道でも走ってるって書いてあったので、
      すごいな~って思っていました。

      病院で診てもらっても問題無いのに膝が痛い
      →それはきっと膝関節がまだ慣れていないのだと思います。
      こちらをやってみて下さい。

      お悩み解決・・・走り始めの膝の痛み(その1)
      http://enjoy-run.com/archives/5820762.html

      その他、「膝ケア」でいくつかの項目があります。
      「走り始め」というところを中心に読んで下さい。
      おそらく走り始める前のケアをちゃんとすれば、
      膝痛が無くなっていくと思います。
      だんだん、膝が走ることに馴染んでいきますと、
      痛みが無くなると思います。
      それまでは無理せず、ゆっくりペースですね。

      エンジョイラン走法、やっていただいて光栄です。
      膝の痛みが無くなるというのがなによりです。
      痛みが無く、楽に長く走れるようになれば、
      やり方は合っています。

      下り坂ついては今まで書いたことがありません。
      上り坂についても書いてないことに気付きました。
      近日詳細に書きますね。

      下り坂は、小股でスピードを殺して下さい。
      フルマラソンで足がやられるのは、とにかく下りです。
      下りでスピードにのってしまうと、先でダウンします。
      スピードを殺して、でもテンポを守って下さい。

      下りに関しては、私なりの「ワザ」があります。
      とっておきの秘訣ですが、近日公開します。
      ちょっと待ってて下さいね。


コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット

トラックバック