整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

奈良マラソン2011の自分の軌跡を分析しました。
下のグラフをクリックすると別画面で大きく開きます。
奈良マラソン2011分析


赤い線は、5km毎のペースです。
例えば、一番左の数字は、
スタートから5kmまでのペースが、
1km当り5分45秒です。
その次は、5km~10kmまでの5km区間のペースが、
1km当り5分42秒です。
そんな感じで右側へ進んでいきますと、
25km~30km区間で大幅にペースダウンしていることが分かります。

青い線は、区間を足していった累計の平均値です。
例えば、スタートから5kmまでは、1km当り5分45秒で、
その次の区間を足して、10km計算として割り出した数値です。
15km区間になると、スタートから15kmまでで計算した、
1km当りのペースです。

緑の線は、
サブフォー(4時間切り)狙いのペース、
1km当り5分40秒で42.195km走り切ると、
3時間59分06秒という計算です。
28kmからの上り坂で遅くなることを想定すると、
それまでに少しでもこの緑の線を下回って走っておきたいところでした。

最終的には、
4時間6分44秒(ネット)でゴールしていますので、
青い線の最終地点の数値、
1km当り5分51秒ペースで走ったことになります。

では、赤い線の軌道を見てみましょう。
オレンジで記したA点、
25km~30kmまでの区間は、
1km当り6分19秒になっています。
ここは2kmに及ぶ上り坂でした。
歩きこそはしていませんが、かなり遅くなったと考えられます。

その後、30km~35kmの区間で少し取り戻しているのですが、
それでも、1km当り5分57秒です。
これでは到底間に合う速度ではありません。
大幅に遅れた分、大幅に取り返さなければなりませんでした。

今回の失速した原因はここの区間にあります。
実は、このA~Bまでの区間で、
自分としてはかなり取り戻した気分になっていました。
ところがこの数字です。
この時の気持ちを思い出すと、
1km当り5分40秒のいつものマイペースで走っているつもりでした。
しかし実際には、5分57秒かかっていたのです。
問題はそこです。
遅くなったことに気付いていないことが一番大きな原因です。

そしてさらに35km~40km区間では遅くなっています。
ここは、35.5km地点から急坂がありました。
その坂は、ほんの200mくらいですから、
上り切ってしまえば、
また1km5分40秒ペースに戻さなければなりませんでした。
いや、自分では戻したつもりになっていました。
しかし実際はかなり遅くなっています。

その後も、40km地点では、
県庁まで帰ってきてずいぶん楽に走っているつもりでした。
しかし、終わって数字を見れば、ぜんぜん違います。

しんどくて遅くなっていることに気付き、
どうしてもペースを上げられないというのでしたら、
それは仕方がないことです。
しかし私自身としては、上り坂こそは遅くなっているけど、
その他は、いつものマイペースで走っているつもりになっていました。

今から考えると、
ペース感覚がマヒしていたのだと思います。

これが皆さんが言う「失速」なのか?
これだから皆さんが「筋トレ」をしたくなる理由なのか?

帰ってきてから数字を見て恥ずかしくなりました。
だからこそ、自分なりに分析をしていま書いています。
マラソン本を否定して、
自分が新理論を唱えているのですから、
その裏付けをしっかりしなくてはなりません。

分析をした結論を書きます。

給水ポイントでは積極的に止まり、
ストレッチをして筋肉、体力を回復させながら進むと楽に完走できます。
しかし、給水ポイントですら止まらずに走り切ろうとすると、
今回の私のように失速します。
それはこのイメージグラフの通りになるということです。
体力低下イメージ

初心者はこれでも良いとしましょう。
中級者ともなれば、できるだけ給水ポイントでも止まらずに、
最後まで一気に走り切りたいという欲が出てきますよね。
そのためには、長い距離を走るトレーニングがもっと必要と考えます。

「30km走や3時間走を、1ヵ月前くらいにやっておきましょう」
と、マラソン本には書かれています。
私はこれを否定します。
そんなことでは少なすぎです。
30km走はもっと前からやるべきです。

来年から、月1回30km走をする!
私の目標として宣言します。
来年こそは、もっと楽にフルを駆け抜け、
サブフォーを達成するための目標です。
一か月何キロ走りるかという、月間走行ばかり気にしていましたが、
30km走、あるいはそれ以上の長い距離を
もっと積極的に楽しく取り入れる必要があると考えます。


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写真入り完走レポートは、
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私は、「筋肉消費量を抑える脱力系~
エンジョイラン走法」で、
奈良マラソン42.195kmを、止まらず、歩かず、
4時間8分で、楽しく完走しました。
当時48歳、マラソン歴半年です。
きっとあなたにもできます!
2回目の今年は、2分速く、4時間6分で完走しました。
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