整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

今日は、「マラソン 途中から 足が動かない」
というキーワードで検索される人のための話です。

そう、30kmの壁とも35kmの壁とも言われるのですが、
初めてマラソン大会に出場した時、
途中で「ピター」っと足が動かなくなることがあります。
それはそれは見事なほどですよね。
なんて、褒めたたえるようなことではないんですが、
私も練習で初めて35km走に挑戦した時に体験しました。

では、また私のヘタな絵にお付き合い下さいませ。

機関車-1

これは、機関車です。
誰がどう見ても機関車です。
よろしいですね?

機関車というのは、石炭を燃やすことで、
その熱エネルギーを利用して、車両を動かします。
いまどき、石炭ってなに?
って言われる人もあるかもしれませんねー。
そういう人は、自動車とガソリンの関係として考えて下さい。

自動車は、ガソリンを燃やして進みますよね。
動力源の違いだけです。

では話を進めます。
機関車は、石炭を燃やして進みますが、
石炭が燃えると必ず煙が出ます。
自動車でしたら、排気ガスが出ますよね。

機関車には煙突があり、
自動車にはマフラーがあって、
そこから排出される仕組みになっています。
ですから運転手や乗客は煙たくなく、
快適に乗って移動することができます。

しかし、この煙突、マフラーがなかったらどうなるでしょう?

機関車-2

こんな感じで、車内に煙が充満してしまいます。
これでは乗っていても不快ですよね。
でも走るためには、次から次へと石炭を燃やし続けなくてはなりません。
どんどん煙が車内に溜まっていき、
そのうち息ができなくなって、苦しくなります。
もしそうなればどうするでしょう?
きっと運転手さんに、「石炭を燃やすのを止めてくれ」と言うでしょう。
快い運転手さんなら、了解してくれます。
するとどうでしょう?
窯の中で燃えていた石炭が燃え尽きれば、
機関車は止まってしまいます。
だからといって、すぐに車内の煙が無くなるわけではありません。
煙が無くなるのを待ってから、またスタートすることになるのでしょうが、
回復するまでには相当時間がかかることでしょう。

こんなことがあなたの身体の中で起こっているのです。

燃やす燃料は、「グリコーゲン」などです。
どんどん燃やし続けて走ります。
ところが燃えカスが筋肉の中で発生します。
これが「乳酸」です。
「乳酸=疲労物質」と考えられてきましたが、
近年の調査では、そうではなさそうだ。
という報告もされています。
はっきりしたことではないにしても、
乳酸が溜まることだけははっきりしています。

この乳酸を少しでも早く分解、
排出する必要があるのです。

ところが、これも近年の調査で明らかになってきているのですが、
この筋肉内に発生した乳酸がまたグリコーゲンに分解され、
エネルギー源としてリサイクルされているのではないか?
という報告もされています。
いずれもまだ解明されていない、とても神秘的な話です。

筋肉を動かすと、
筋肉内に乳酸が発生し、
たくさん溜まって処理しきれなくなると、
筋肉が動かなくなる
ということ
、確かな話のようです。

煙突のない機関車、
マフラーのない自動車、
それが人間の身体なのです。

では、そうならないためにはどうすれば良いのでしょう?
こうしましょう!

機関車-3

石炭を入れる量を少なくする。
当然、走るスピードは遅くなります。
しかし、発生する煙も少なくなりますので、
窓を開けていれば、なんとか不快なく乗ってられるくらい、
ちょうど良いくらいを保てるようにしましょう。
それでも時々止まって、空気の入れ替えをして再発進すれば、
どこまでも快適に走ることができます。

これで、楽に長く走ることができます。

たくさん発生する煙をどう処理するかを考えるより、
煙の発生をいかに少なくして、楽に進むかを考える方が早道です。

それが、脱力系・エンジョイラン走法です。
できるだけ筋肉を使わず、体重移動だけで進みましょう!

エンジョイラン走法/楽に走る方法


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私は、「筋肉消費量を抑える脱力系~
エンジョイラン走法」で、
奈良マラソン42.195kmを、止まらず、歩かず、
4時間8分で、楽しく完走しました。
当時48歳、マラソン歴半年です。
きっとあなたにもできます!
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コメント

 コメント一覧 (4)

    • 1. alb1
    • 2011年11月23日 09:40
    • 5 ラインに合わせて負担を少なくする走り、納得で早速試して見ます。SLに例えた図解分かり易かったです。1点質問あります→着地は踵で良いのでしょうか?フラット着地が素人に良いとものの本には書いてありますが、ご自身のラン体験そしてお仕事から滲みでたご見解をお願いできたら幸いです!!企業秘密でしたらナイショにしておきます( ^∀^)?


    • 2. りょう
    • 2011年11月23日 13:50
    • alb1さん

      つたないイラスト図解でも理解していただけて嬉しいです。
      ラインに沿って走るとまっすぐがきちんとできますよね!

      かかと着地か全体着地か?に関することですが、
      「どちらも行う」というのが私の考え方です。

      また後日詳しく書きますが、
      そもそも、エンジョイラン走法ですと、
      歩幅は狭くなります。
      狭くなると、どちらでもできるのです。

      私は、基本的には全体着地を行います。
      とはいえ、わずかにかかとが先に着地しますよ。
      むしろ意識しないと言った方がいいかもしれません。

      しかしある程度走るとやっぱり足も疲れてきますよね。
      そんな時は、意識的にかかと着地をするのです。
      これは、一種の作戦です。
      詳細はまた今度に。



    • 3. ジャスミン
    • 2015年11月07日 07:28
    • はじ めまして♪しょア 状はありません我が家には高1の娘がいます。
       3年前から、マラソンをすると過呼吸になり さらに手たいてい片手で手首ら先)が動かなくなるようになりました  
       
       心電図に異常はなく このままで良いのか、何科にかかったら良いのかわからず心配です。

       走った時以外にレ
    • 4. りょう
    • 2015年11月07日 18:58
    • ジャスミンさん
      ネットでいろんなことが分かる便利な時代ですが、
      ここで質問されましても、私は医師ではありませんので分かりません。
      それに文章からしましても、あまりネットに慣れてられないように思いますので、
      なおさらネットを当てにすることはよくないと思います。
      まずは過呼吸になることがおかしいので、
      内臓関係だと思いますから、
      その方面で他の病院に行かれては如何でしょうか?
      知識がない場合は、大きな病院が安心だと思いますよ。
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