「筋肉消費量を抑える脱力系~エンジョイラン走法」
具体的レッスン-13
13、きれいなフォームより、ケガをしないフォーム
ここまで、いろいろ書いてきましたが、
「マラソン本を捨てなさい」と言った、
真意のひとつを今日はお話します。
全部といっていいくらいのマラソン本の
最初のページに必ず書いてあること・・・
壁に添って立ち、これが正しい立ち方という図があり、
背筋を伸ばして、天から頭の上を引っ張られるようなイメージで・・・
こんなようなことが書かれているのを
読んだことがあるでしょう。
あなたは、この「正しい姿勢」というのができていますか?
天から引っ張られる感じを、ず~っと感じ続けて走っていますか?
最初の30分くらいで、あとは抜けていませんか?
もし抜けているとしたら、最初の30分間、
無駄な筋肉を使い、無駄な努力をしただけにすぎません。
そんなことは、もう忘れましょう!
自然体でいいんですよ!
いつも通りのあなたにとって自然な姿勢で、
楽に力を抜いて走りましょうよ。
普段から猫背の人に、姿勢良くなんて言ったって、
そんなの無理に決まってます。
猫背の人は猫背でいいんです。
あなたが一番楽な姿勢のまんまで走りましょう。
基本の基本である「正しい姿勢」ができていない人が、
その先を読んで習得しようとしても、
必ずできないことが出てきたり、矛盾することが起こります。
そんなことには目をつぶり、
できることだけを選びながら
読み進んでいるのではありませんか?
それでもマラソン本が必要ですか?
ただ、お間違いのないように、
ここでもう一度確認しておきます。
速く走りたい人は、どうぞ正しい姿勢を試みて下さい。
その姿勢のまま、42.195kmが走れるよう、
頑張って努力してください。
私が提案しているのは、
フルマラソンを止まらず走りきったことがない人、
あるいは、サブフォーギリギリくらいの人です。
マラソン本に書かれているような、
きれいなフォームなんて目指す必要は、まったくありません。
きれいなフォームを目指すより、
ケガをしないフォームを目指すこと
その方が大事だと思います。
それが、エンジョイラン走法なのです。
楽に楽に、脱力して、体重移動で前へ進みましょう!
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私は、「筋肉消費量を抑える脱力系~エンジョイラン走法」で、
奈良マラソン42.195kmを、止まらず、歩かず、
4時間8分で、楽しく完走しました。
当時48歳、マラソン歴半年です。
きっとあなたにもできます!
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コメント
コメント一覧 (4)
とても貴重なコメントありがとうございます。
ちょっと長いですが、お読みください。
>自然体で、安定してフル4時間前後を達成出来るのでしょうか?
はい、私が走って実証しました。
止まらず、歩かず4時間8分で完走と書いていますが、
実際には、給水ポイント6ヶ所とトイレ3回、止まっています。
その時間を差し引くと、3時間40分くらいです。
安定していたかどうかは分かりませんが、
後半はしんどかったことは事実です。
>正しい姿勢はどのスポーツでも基本ではないかと。
はい、スポーツには基本でしょう。
しかし基本通りでない人がたくさんいることも事実です。
>人それぞれ体形が異なる様に、
キレイな走りは諦めて4時間は達成可能という見解は
誤解かもしれませんが、
いささか暴論ではと思います。
これは、私の主張です。
固定概念を崩した考え方ですので、
一般論と違うことは確かですので、
暴論と捉えられても仕方がありません。
>大学等でランニングを教えて、
体系的にフォームを研究し
素人にも採用出来るエッセンスを書籍にして
大いに参考にシテオリマス。
教えてられるのですか?
ということは、先生でしょうか?
それでしたら、なおさら、
固定概念にとらわれない考え方が必要だと思います。
昔は運動中は水飲むなと言われた時代もあったんです。
>自然体は人それぞれ違う故に、
標準的姿勢・呼吸法・着地法等が必要と思います。
それはその通りです。
ひとぞれぞれの自然体にあった動かし方等は必要です。
100人いれば、100通りのフォームがあって
いいのではないでしょうか?
私は、フォームより、重心が一番大切だと考えます。
フォームが崩れても、重心がしっかりしていれば
身体はしっかり対応できます。
(球技に特に言えることですが)
はじめまして。
コメントありがとうございます。
一般論としては、フォームは基本です。
しかし、私は一般論ではなく、
固定概念を崩した提案をしていますので、
暴論だと思われても仕方がありません。
補足説明を書きますので、
またお読みくださいね。