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●「ピンピンコロリのいきかた」https://note.com/ryoseitai
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このブログは不定期更新中です
2023年6月4日(日)近鉄吉野線・飛鳥駅に、参加者16名と私で17名が集まった。軽くストレッチをして10時15分スタート。観光客とは反対方向、駅の西側へまず向かう。2分で「岩屋山古墳」に到着。古墳の中へ入ると、雨で水溜まりもできていて、ヒヤッとする空気。次の目的地へ向かう時に、岩屋山古墳の丸い全景を見る。
しばらく住宅街の坂を上って行くと、ハイキング道の階段に着く。「これから山道に入ります」と声をかけ、歩いて一段ずつ登って行く。ここから大雨による道がどうなっているか不明なコース。ところが、心配をよそに地面がほとんど濡れていない。覆い茂った木々に守られていたのだろう。
しばらく登って「益田岩船」に到着。古墳の石棺を作る途中ではないかという説のある巨石だ。「なんでこんな山の中にあるの?」それも謎の一つだ。360度ぐるりと見て回り、少し上から覗き込める場所から見ると、大きな穴が二つ、綺麗に掘ってある。確かに石棺のように見えるが、定かではない。
益田岩船(ますだの・いわふね)
山道を歩き進めると、前から人が来た。「道は大丈夫ですか?」「途中ぬかるんでいるけど、通れますよ。」言葉を交わし、安心して足を進める。聞いた通り、ぬかるみ登場。このくらいなら大丈夫。と思ったのも束の間、ハイキング道を水が川のように流れている。水を避けて足を置くところはない。ササっと水の上に足を下ろし、できるだけ靴が汚れないよう注意しながら歩く。水がなくなったと思ったら、次は倒木あり。一本はくぐり、次の倒木は跨ぐ。下見に来た時より草が伸びていて、足に時々絡んでくる。たった1km程度だが、ゆっくり安全に歩く。
ハイキング道は倒木あり
木々を通り抜けると開けた公園に到着。「牽牛子塚古墳」だ。昨年から公開された目新しい古墳。パッと見はセメントで固められたように見える。しかしそれは二上山から持って来た凝灰岩を組み上げた、八角形の珍しい古墳だ。元通りの近い形に復元されたとのこと。石、八角形、どちらも類を見ない見た目に、参加者も驚きの声。記念撮影しようと見上げると、そこにはスキッとした青空と流れるような線上の雲がアートのように私たちを迎えてくれた。
牽牛子塚古墳(けんごしづか・こふん)
「ランニングイベントなのに、まだほとんど走ってないですよね」と言うとみんなで大笑い。「では、走ります」下り坂を一気に下って線路を超え、川に沿って走り、住宅街を抜けると大きな公園に入る。飛鳥時代を復元した藁葺小屋などを見ながら颯爽とランニングして行くと、「キトラ古墳」に到着。
キトラ古墳
「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」に入り、しばし古代飛鳥へタイムスリップ。たくさんの資料や模型展示をサクッと見て回り、次の名所へ向かってランニング!
田園風景を走り抜けると「高松塚古墳」に到着。個人的には「UFO型古墳」と呼んでいるが、「帽子型」という人もいる。いつ来ても綺麗に整備され、真っすぐ着地して鎮座した雰囲気が大好きだ。緑の古墳には青空が良く似合う。台風が早く去ってくれたおかげで、青空とのコントラストがとても綺麗だ。ここでは雲が神秘的な曲線を描いて、古墳に沿うように流れる。今日は気温も高く、みんな日焼けするだろうね。
高松塚古墳
次の名所へ走り始めると、イチゴの香りがした。ここは飛鳥の果樹園で、たくさんの果物が育てられている産地なのだ。細い道へ入ると、古い屋敷に囲まれ、ほんの少し江戸時代を感じさせてくれる。角を曲がると、正面には牡丹で有名な「岡寺の三重塔」が山の中に見える。前には聖徳太子が生まれたとされる「橘寺」。両脇に田んぼを見ながら真っすぐ突っ切ると、水の流れる音が聞こえた。飛鳥川だ。大雨の影響で小さな滝にたくさんの水が流れて轟音を立てている。橋を渡ると、石舞台地区。
公園に入るとたくさんの観光客に出会う。有料入口へは行かず、少し坂を登る。石舞台古墳を見下ろせる、無料の絶景ポイントだ。
石舞台古墳
自販機、トイレ休憩。「アイスクリーム食べる時間ありますか?」「この後はどこへ行くんですか?」「あと何キロですか?」と、いくつか質問が出る。「駅へ向かって行くだけなので、残り4kmくらいです」と言うと、物足りなさそうな人続出。それもそのはず、ランニングイベントだと言っているのに、連続してあまり走っていない。「じゃあ、ちょっと変更して大回りして良いですか?」ということで、予定外のコースへ。
整備された古い町並みを通り抜け、「酒船石」に到着。これもまた何に使われたか不明の巨石だ。そこから「飛鳥寺」「蘇我入鹿首塚」「飛鳥水落遺跡」を抜け、「明日香村埋蔵 文化財展示室」に入る。ここの資料館は小さいけど、レプリカもいっぱいあり、ガイドさんが気さくで優しく説明してくれる。
飛鳥水落遺跡(最古の水時計跡)
「気を付けて行ってらっしゃ~い」と手を振って見送ってくれて、「甘樫丘」へ登る。頂上へ向かうのは階段。元気よく駆け上がっていく人もあり、まったく疲れを見せない人ばかり。頂上から大和三山を見下ろし、昔の人々が見たであろう景色を思い浮かべる。
下りはスロープを軽く走り、川沿いへ出たところで、ストレッチタイム。私のイベントは、途中で必ず挟む行事。甘樫丘に沿って南へ下り、コンビニでトイレ休憩。出るとすぐ近くには「亀石」。「かわいい~!」「待ち受けにしよう!」と女子力満点の言葉が飛び交う。
亀石
「残り2kmです」というと、名残惜しそうな人もあるくらい、誰も疲れを見せない。ただ、満足感は漂っている。「鬼の俎・鬼の雪隠」、この巨石も何に使われたか不明だが、鬼が居たとされる記録はできれば信じたい。
足取り軽やかに、「吉備姫王墓」の猿石を見る。先ほどの資料館にレプリカがあったが、こちらが本物。めいめいにカメラを向け、記録に収める。池の中に浮かぶ「欽明天皇陵」を見て、ラストラン。あっという間にゴールの「飛鳥駅」に到着。気付くと雲が増え、青空が消えていた。「逆回りだったら、古墳の緑と青空のコントラストがなかったね」と言われて少し安心。全員のシューズ写真を撮って解散。お疲れさまでした。とっても楽しかったです!また行きましょうね。
今回、予定のコース以上に距離が延び、終了時間が遅くなりましたこと、深くお詫び申し上げます。
スタート/10:15
ゴール/15:20
トータル/5時間5分(休憩時間、資料館見学含む)
距離/20km
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開催二日前の金曜日、奈良は台風と梅雨前線の停滞により、今回のイベントは危ぶまれた。線状降水帯の発生で大雨が降り、一部では土砂崩れが発生しているとのこと。今回のコースが通れるかどうか、朝から観光協会に電話確認。「分からない」との回答。不安を持ちながらコース変更せず決行。2023年6月4日(日)近鉄吉野線・飛鳥駅に、参加者16名と私で17名が集まった。軽くストレッチをして10時15分スタート。観光客とは反対方向、駅の西側へまず向かう。2分で「岩屋山古墳」に到着。古墳の中へ入ると、雨で水溜まりもできていて、ヒヤッとする空気。次の目的地へ向かう時に、岩屋山古墳の丸い全景を見る。
しばらく住宅街の坂を上って行くと、ハイキング道の階段に着く。「これから山道に入ります」と声をかけ、歩いて一段ずつ登って行く。ここから大雨による道がどうなっているか不明なコース。ところが、心配をよそに地面がほとんど濡れていない。覆い茂った木々に守られていたのだろう。
しばらく登って「益田岩船」に到着。古墳の石棺を作る途中ではないかという説のある巨石だ。「なんでこんな山の中にあるの?」それも謎の一つだ。360度ぐるりと見て回り、少し上から覗き込める場所から見ると、大きな穴が二つ、綺麗に掘ってある。確かに石棺のように見えるが、定かではない。
益田岩船(ますだの・いわふね)
山道を歩き進めると、前から人が来た。「道は大丈夫ですか?」「途中ぬかるんでいるけど、通れますよ。」言葉を交わし、安心して足を進める。聞いた通り、ぬかるみ登場。このくらいなら大丈夫。と思ったのも束の間、ハイキング道を水が川のように流れている。水を避けて足を置くところはない。ササっと水の上に足を下ろし、できるだけ靴が汚れないよう注意しながら歩く。水がなくなったと思ったら、次は倒木あり。一本はくぐり、次の倒木は跨ぐ。下見に来た時より草が伸びていて、足に時々絡んでくる。たった1km程度だが、ゆっくり安全に歩く。
ハイキング道は倒木あり
木々を通り抜けると開けた公園に到着。「牽牛子塚古墳」だ。昨年から公開された目新しい古墳。パッと見はセメントで固められたように見える。しかしそれは二上山から持って来た凝灰岩を組み上げた、八角形の珍しい古墳だ。元通りの近い形に復元されたとのこと。石、八角形、どちらも類を見ない見た目に、参加者も驚きの声。記念撮影しようと見上げると、そこにはスキッとした青空と流れるような線上の雲がアートのように私たちを迎えてくれた。
牽牛子塚古墳(けんごしづか・こふん)
「ランニングイベントなのに、まだほとんど走ってないですよね」と言うとみんなで大笑い。「では、走ります」下り坂を一気に下って線路を超え、川に沿って走り、住宅街を抜けると大きな公園に入る。飛鳥時代を復元した藁葺小屋などを見ながら颯爽とランニングして行くと、「キトラ古墳」に到着。
キトラ古墳
「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」に入り、しばし古代飛鳥へタイムスリップ。たくさんの資料や模型展示をサクッと見て回り、次の名所へ向かってランニング!
田園風景を走り抜けると「高松塚古墳」に到着。個人的には「UFO型古墳」と呼んでいるが、「帽子型」という人もいる。いつ来ても綺麗に整備され、真っすぐ着地して鎮座した雰囲気が大好きだ。緑の古墳には青空が良く似合う。台風が早く去ってくれたおかげで、青空とのコントラストがとても綺麗だ。ここでは雲が神秘的な曲線を描いて、古墳に沿うように流れる。今日は気温も高く、みんな日焼けするだろうね。
高松塚古墳
次の名所へ走り始めると、イチゴの香りがした。ここは飛鳥の果樹園で、たくさんの果物が育てられている産地なのだ。細い道へ入ると、古い屋敷に囲まれ、ほんの少し江戸時代を感じさせてくれる。角を曲がると、正面には牡丹で有名な「岡寺の三重塔」が山の中に見える。前には聖徳太子が生まれたとされる「橘寺」。両脇に田んぼを見ながら真っすぐ突っ切ると、水の流れる音が聞こえた。飛鳥川だ。大雨の影響で小さな滝にたくさんの水が流れて轟音を立てている。橋を渡ると、石舞台地区。
公園に入るとたくさんの観光客に出会う。有料入口へは行かず、少し坂を登る。石舞台古墳を見下ろせる、無料の絶景ポイントだ。
石舞台古墳
自販機、トイレ休憩。「アイスクリーム食べる時間ありますか?」「この後はどこへ行くんですか?」「あと何キロですか?」と、いくつか質問が出る。「駅へ向かって行くだけなので、残り4kmくらいです」と言うと、物足りなさそうな人続出。それもそのはず、ランニングイベントだと言っているのに、連続してあまり走っていない。「じゃあ、ちょっと変更して大回りして良いですか?」ということで、予定外のコースへ。
整備された古い町並みを通り抜け、「酒船石」に到着。これもまた何に使われたか不明の巨石だ。そこから「飛鳥寺」「蘇我入鹿首塚」「飛鳥水落遺跡」を抜け、「明日香村埋蔵 文化財展示室」に入る。ここの資料館は小さいけど、レプリカもいっぱいあり、ガイドさんが気さくで優しく説明してくれる。
飛鳥水落遺跡(最古の水時計跡)
「気を付けて行ってらっしゃ~い」と手を振って見送ってくれて、「甘樫丘」へ登る。頂上へ向かうのは階段。元気よく駆け上がっていく人もあり、まったく疲れを見せない人ばかり。頂上から大和三山を見下ろし、昔の人々が見たであろう景色を思い浮かべる。
下りはスロープを軽く走り、川沿いへ出たところで、ストレッチタイム。私のイベントは、途中で必ず挟む行事。甘樫丘に沿って南へ下り、コンビニでトイレ休憩。出るとすぐ近くには「亀石」。「かわいい~!」「待ち受けにしよう!」と女子力満点の言葉が飛び交う。
亀石
「残り2kmです」というと、名残惜しそうな人もあるくらい、誰も疲れを見せない。ただ、満足感は漂っている。「鬼の俎・鬼の雪隠」、この巨石も何に使われたか不明だが、鬼が居たとされる記録はできれば信じたい。
足取り軽やかに、「吉備姫王墓」の猿石を見る。先ほどの資料館にレプリカがあったが、こちらが本物。めいめいにカメラを向け、記録に収める。池の中に浮かぶ「欽明天皇陵」を見て、ラストラン。あっという間にゴールの「飛鳥駅」に到着。気付くと雲が増え、青空が消えていた。「逆回りだったら、古墳の緑と青空のコントラストがなかったね」と言われて少し安心。全員のシューズ写真を撮って解散。お疲れさまでした。とっても楽しかったです!また行きましょうね。
今回、予定のコース以上に距離が延び、終了時間が遅くなりましたこと、深くお詫び申し上げます。
スタート/10:15
ゴール/15:20
トータル/5時間5分(休憩時間、資料館見学含む)
距離/20km
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