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今日もオリンピック2020の話題から少し書きます。

まず、マラソンという競技は冬のスポーツだと言われるし、走っている人はみんな知っている話です。ではなぜ冬のオリンピックに開催しないのか？　私の素朴な疑問です。

冬のオリンピックと言えば、雪と氷のイメージです。でもアイススケートなんて屋内なんだから、夏に開催した方が、観客は涼しくて気持ちいいのではないかと思うんです。逆に、マラソンや競歩のような長時間の競技は冬に開催してみてはどうかと思います。

陸上競技＝夏、スキーやスケート＝冬、という固定観念があるからこそ、アスリートファーストにならず選手が大変な思いをしているのではないでしょうか？

2019年に開催された世界選手権ドーハ大会で、マラソンと競歩の選手の棄権があいつぎました。あの灼熱の中で競技させる方がどうかしている、とニュースになりました。そして東京オリンピックでも再び棄権者が続出すると言われていました。苦肉の策で札幌へ開催地を移動したことで多くの混乱を招きましたが、案の定、棄権者続出！　実況アナウンサーが「これは危険です！」と言った言葉がとても印象的でした。

私の勝手な思い込みですが、あのアナウンサーは最初からその言葉を使うつもりだったのではないかと察しています。マラソンを真夏に開催することへの抵抗の表れだったのではないか、そう思うのです。テレビだからこそ、アナウンサーだからこそ訴えることができたのです。そして翌日の新聞にも載り、ネットニュースでも話題になりました。みんなが同じ気持ちになったんだと私は信じています。
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【東京オリンピック】

男子50キロ競歩（フィニッシュ時には気温30度、湿度79％）
出場者59人：棄権者10人（16.9％）

男子マラソン（フィニッシュ時には気温28度、湿度72％）
出場者106人：棄権者30人（28.3％）

女子マラソン（フィニッシュ時には気温29度、湿度67％）
出場者88人：棄権者15人（17.0％）

参考：ちなみに女子の50ｋｍ競歩という競技はありません。女子は20ｋｍが最長です。
出場者58人：棄権者5人（8.6％）
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日本スポーツ協会が定めた、熱中症予防などの指標に用いられるWBGT（暑さ指数）というのがあります。

日本スポーツ協会のＷＥＢより

その昔、殴り合う二人のどちらが勝つか、人々は金を賭けて楽しんでいた。二人を取り巻いていた群衆が、自分が賭けた方を勝たせたいために妨害する事態が発生したため、それを防ぐためにリングができた。そしてルールが生まれることでボクシングというスポーツに発展したんですよね。

人間界では、頑張っている姿を見て感動する歴史より、金を賭けて熱くなる歴史の方が古いんです。邪悪な心を持った人たちにとって、感動するかどうかなんて関係ないんです。命がけで戦う選手を見ていくら儲かるか、ほくそ笑む人たちや、あざ笑う人たちがいること。悲しいけどそれが現実です。私はお金より感動が好きなので、これからもまっすぐな気持ちを持って生きていくことにします。カイジに感動する人間ですから。
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私の著書です。（紙の本は廃刊、電子書籍で現在も販売中）

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