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私がマラソンを始めて良かったことをもう少し書いてみます。先日から書いている続きのようなもんです。

①健康を意識するようになった
まずなんと言ってもこれでしょう。走ることを継続することで、常に健康に気を遣うようになりました。食べ物も気にするし、身体の健康状態を気にするようになりました。

②晴れの日に外へ出るのが楽しくなった
天気予報を見ながら外へ出て、思いっきり汗をかく気持ち良さを知りました。真夏は気をつけなければならないですが、ずっと走り続けていると暑さにも慣れて強い身体を手に入れたと感じます。

③たくさんの名所や道を知ることができた
奈良という特殊な土地だからかもしれませんが、名所があちこちにあるので、車ではなく自分の足で行ってみるとその到達感というか、達成感が格別です。さらに行く道は、できるだけ幹線道路を避けて、普通なら車で通らない道を探しながら行くものですから、行き止まりもあるし、道を間違うなんて日常茶飯事で、それがまた新しい発見に繋がるんです。

私はGoogleMAPを使って目的の名所への道順をあらかじめ決めておくようにしています。その際、思わぬ発見があるので宝探しのようなワクワク感がたまりません！　どのように道順を決めているのか、そのうちお伝えしたいと思います。きっとあなたの周辺にも、お宝があると思いますよ。

④ランニング仲間ができた
これが一番よくあることですよね。一人で走りはじめても、必ずいつかはランニング友達ができます。一緒に走る楽しさ、オフ会やSNSを通じた情報交換、結婚したという人も少なくありません。

他にも書ききれないくらい良いことはあります。ただ、これだけは言えるのは、一歩踏み出したことによって世界観が変わるということです。「走る」ということは、文字通り一歩足を出すだけのことです。そのたった一歩から人生が変わることもあるのです。そう考えればその一歩は人の未来を変える一歩になる可能性を秘めているということです。現に私がその証拠です。運動音痴、運動嫌いの私がランニング本を出版し、ランニングの先生と呼ばれるなんて、走り始めた頃には想像もしていませんでした。

最初からこうなりたい！という夢を描いて始める物事もありますが、そううまくいくものではありません。むしろうまくいかないことで目標が変わり、目的や手段まで変わることもよくあります。諦めることだってもちろんあります。

そう考えると私のマラソン人生は思わぬ成果を得て、自分の手に負えないくらい膨らみました。先生なんて柄じゃないし、ましてやそんなレベルにも達していないのに恥ずかしい話です。でもそれによって気づいたことがあります。

何かを教える人は、その道を極めた人しかできないわけではなく、知らない人に知っている人が伝えるという、とてもシンプルなことです。誰にでもできることなんだと気付くことができました。それが私の一番の収穫だったのかもしれません。

あなたは、走ることによってどんな収穫を得ましたか？

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私の著書です。（紙の本は廃刊、電子書籍で現在も販売中）

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