私はフルマラソン大会に10年間毎年参加し、すべて完走しています。今日はマラソンをやったことで良かったことを書きます。

マラソンをすることで何が良かったかといいますと、「走ることの継続ができるようになった」という収穫が一番大きいです。答えになってないような答えですけど（笑）。

そもそも、人生の思い出作りでフルマラソンに出てみようと申し込んだのが2010年。申し込む前は、たった10分が走れなくて、本当にしんどかったのを今でもよく覚えています。ちょっとずつ走ることを継続したことで、42.195ｋｍを完走することができました。それから毎年走り続け、2021年になった今でも走り続けています。

そう、走り始めてから10年過ぎましたが、いまだに走り続けていることが何よりの収穫なんです。

先日書きましたが、フルマラソンの大会にはもう参加しません。それでも走り続けています。月間目標や速度はまったく気にせず、お天気の良い日に外へ出るのが楽しくてしかたありません。マラソンをしていない頃の私は全然違う生活でした。まったく体育系ではなく、とにかく音楽が好きで家にこもっていました。家とスタジオとライブハウスの往復です。昼は寝て夜活動する、典型的な夜型人間でした。もしマラソンしてなかったら・・・と考えると、ちょっと怖いです。今はもう音楽をやめてしまいましたから、もしマラソンやってなかったら、今頃何をやっていたことでしょう。

新型コロナウイルスの影響で自粛、リモートでの仕事など、生活スタイルが変わったことで走り始めた人も多いことと思います。その人たちが来年、再来年、そして10年後も走っているでしょうか？　どんな趣味でもやり始めたけど継続せずにやめていくことの方が多いと思います。私の音楽もその一つ。もう10年以上ドラムを叩いていません。20代～30代の頃は生活のすべてが音楽で満たされていましたから、それをやめてしまうなんて、あの頃からは想像もできません。

これから先、私が70歳になっても80歳になっても走り続けていたいと考えています。走ることがこんなに楽しいなんて！　走る前には本当に想像もできませんでした。よく言われる言葉で「何が楽しくて走るの？」皆さんも一度は言われたことあるでしょう？　「いやいや、とにかく走ってみてごらん！楽しいんだから！」って言える自分が凄いと思います。

走ったことのない人はほとんどないと思います。走ったことのある経験から、楽しくない、しんどいもの、と決めつけてしまっている人がとても多いです。走ったけど楽しさを見いだせなかったという人もきっとあるでしょう。それはある意味、不幸なことです。

どこを走るか？
誰と走るか？
いつ走るか？
どんな距離を走るか？
どのくらいの速度で走るか？

他にもあるかもしれないけど、このような条件がうまくかみ合わないと楽しさを見出すことができないのかもしれません。私は奈良に住んでいます。この奈良という土地が、私に楽しさを見つけることができた一番の条件だったように思います。神戸市内や大阪市内に住んでいたら、早々にやめていたかもしれません。

いかがでしょう？　皆さんもこんな条件だったから走る楽しさを発見することができたんだ、と言えるものがありますか？　もしまだ見つけていないのであれば、まずはがんばらないことです。何事も頑張り過ぎはよくありません。まだこれから見つかる可能性はありますよ。