新型コロナウイルスのワクチン接種を２回実施いたしました。これからも皆さまと安心して接することができる整体院であり続けます。
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昨年、新型コロナウイルスによって緊急事態宣言で休業したのをきっかけにYouTubeに映像をいくつかアップしました。その時に一度決意したのですが、なんとなく公表せずここまで来ました。でも今日は正直に発表します。

フルマラソン大会への参加をやめます！

一番の理由は、私に合わないからです。

どんな物事にも向き不向き、好き嫌いというのがあります。好きだからできるとは限らないし、不向きだからできないとも限りません。元々私は運動嫌い、運動音痴でしたから、マラソンなんて向いているとは思っていませんでした。「人生の思い出作り」として、42.195ｋｍを走ってみよう。そんな気持ちから参加したフルマラソン。ところがサクッと完走できてしまったことで、いい気になってしまいました。なぜ簡単に完走できてしまったのかをこのブログに書いたことで人気が出て、その記事が元で学研から本の出版をし、それ以来ランニングの先生と呼ばれるようになって、マラソンをやめるにやめられなくなっていました。それでも参加し続けて10年。ここ数年はいろんなストレスがかかって、正直言って辛かったです。

初フルが4時間8分、2回目で4時間6分、それが最高タイムです。たった6分のためにこれまで頑張ってきたのですが、もう終わりにします。新型コロナウイルスの蔓延により大会が中止になったことで自分の中では決まっていて、その気持ちを映像として記録したのにアップできず、今ようやく決心できました。

フルマラソンを完走するためには、当日頑張れば良いというものではありません。それは経験した人はみんな知っています。半年から1年かけて計画を立て、計画通りにできても当日思い通りになるとは限りません。42.195ｋｍという長距離に合わせるかのように、計画もまた長期間です。ランニングクラブに入って指導受ければ変わっていたかもしれないのですが、そこまでの時間と気持ちがなかったです。そう、まずは気持ちの問題なんです。楽しければきっと続いたことでしょう。でもフルマラソン大会へ向けて楽しいことは私にとってあまりなかったです。それよりも、奈良の名所を巡るランニングをしている方がよっぽど楽しかったんです。

ゴールに向かって走り続けるよりも、寄り道、回り道をしながら、地図を見ながら発見する楽しさを追及しているとワクワクしてきて、もっと新しい所を見つけに行きたいという楽しさがどんどん大きくなりました。そんな気持ちがフルマラソン大会において、私にはなかったんです。だから向いてないといった訳です。走ることが向いていないのではなく、ゴールを決めて突き進むことが私に向いてなかったということです。

これに関しては私の人生とまったく同じです。世間ではマラソンと人生を重ね合わせて言われることが多いですが、私もまた同じです。目標を決めて計画立てて進むことが私は苦手です。人生もまた行き当たりバッタリです。大海原に小さな船で出航して、羅針盤を見ながら目標へ向かって進路を突き進むことより、どこへ向かうかは問題ではなく、行く先々でいろんな発見をして楽しむタイプです。だからといって波に乗るタイプでもなく、微力ながらも自分で漕いでいくタイプなんです。空を見上げて綺麗な星を眺めて感動することが好きなんです。

今これを書いていて、またいろんな発見がありました。まだまだ自分のことが自分自身、分かってないですよね。そういう意味では可能性がまだあると思っています。諦めたわけではありません。これからまだ見ぬ新しい発見を求めて進み続けます。

フルマラソン大会に参加することをやめても、走らなくなるわけではありません。ハーフは出るかもしれません。ランニングは卓球のためにこれからも続けていきます。水泳も続いています。こんなに運動が好きになったのもマラソンを経験したからです。ストレスだけではなく、良い思い出もたくさんありました。近い将来、本当に小さな船で漕ぎ出したいと考えています。今日は私の勝手な話を読んでいただきありがとうございました。

私の著書です。（紙の本は廃刊、電子書籍で現在も販売中）

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