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先日フルマラソン大会に参加された方からお話を聞きました。新型コロナの影響で従来の大会との違いがあることは言うまでもありません。話を聞いて、私は「良かった。ようやくわかってくれたのか。」と感じました。
スタートですが、参加者全員がスタートラインに並ぶことをやめたそうです。ゼッケンナンバー順に50人ずつ、1分間隔でスタートしたそうです。最初から自分が何時何分スタートか分かりますので、時間が近づくまではバラけていて、少人数ごとにスタートラインに集まってくるわけです。そうすることによってスタートが密にならないように考慮されていたそうです。
ようするにグロスタイムが無くなったということですよね。全員がネットタイムで競うわけですから、誰がトップなのかが分からなくなります。しかし、トップかどうかが気になるのは、ほんの少数ですよね。トップ狙いたい人は一番最初にスタートラインに並び、号砲と共に出ていくわけです。
今後、大会によっては、このような時間差スタートすることが増えるでしょう。というより、新型コロナが終息するまでは、きっとこの方式でスタートするしかないと思われます。
私はこの話を聞いた時、「やっと選手ファーストになった」と感じました。というのも、トップ狙おうとか、何時間切りたいと言っている人は気にしたこともないと思いますが、制限時間内にフィニッシュできるかどうか、途中の関門を突破できないかもしれない、そんな心配する人のことを考えると、この時間差スタートはありがたい話です。
だって、従来のスタート方式では、走るのが遅い人は申告タイムを遅く申し込みしている関係で、号砲が鳴ってから10分や20分後にスタートラインを超える大会がいっぱいあるんです。ということは、遅い人なのに、10分や20分最初に損しているわけですから、制限時間6時間の大会ならば、5時間50分、あるいは5時間40分という現実があるわけです。遅い人なのに、制限時間が短いなんて、不公平です。
スタート時間はあくまでも号砲が鳴った時間を言い、後ろの方に並んだ人はまだスタートラインを超えていないにもかかわらず、すでに時計は進んでいるという仕組み、それがグロスタイムということです。「正式な記録はグロスタイムです」と言われますけど、何万人もいたら一斉にスタートラインを同時に越えることは無理なんだから、それは酷というものです。
一方、自分がスタートラインを越えてからフィニッシュするまでのタイムをネットタイムと呼びます。今回のように時間差スタートをする方式であれば、全員がネットタイムで競うことになります。だから、制限時間6時間の大会ならば、本当に6時間きっちり使えることになると思います。途中の関門に関しては分かりません。今後の大会できっと何か考えられることでしょう。
いずれにしても、私はこれでようやく「選手ファースト」だなと思いました。グロスタイムでは不公平だと常々思っていたので、ようやく平等になったのではと考えます。
どんな競技においても選手ファーストであってほしいのに、現実はずいぶん違っていると思います。スタートを一斉にすることの意味を想像しますと、何万人もの人が一斉にスタートしてうごめいている状態を上空のカメラから撮影した時、その大会の規模なり醍醐味を見ることができます。しかしそれは選手のためではなく、見ている観客のためではないかと私は思います。それもその観客というのは、観客席にいるわけではなく、テレビを通じて画面で見ている観客です。
チケット代を支払って見に来ているわけでもなく、テレビでもお金を支払って見ていることもありません。だとすれば、結局、テレビ局やスポンサーのためにそんな映像を取りたいだけだと私は思うのです。確かに1万人や、3万人が一斉にスタートしたら映像的にはそれはそれはものすごいですよね。でもそれは参加している選手のためでないことは確かです。
むしろ寒い中、早い時間から並ばされて、参加者たちは迷惑していたんです。でもそれは運営上、そうした方が楽だし都合良いわけです。選手の意見を聞いていると運営できないこともあるでしょう。しょうがないです。それが新型コロナの影響により、時間差スタートせざるを得なくなったのは、後ろの方からスタートする参加者にとっては幸いです。だから私は、これは選手ファーストだと思ったわけです。できれば新型コロナが終息しても、時間差スタートは継続してほしいと私は思います。
ただ、時間差スタートしても、制限時間に変わりはありませんと言われると、それは文句言いたくなります。私ならその仕組みに抗議する意味で、きっと参加しないでしょう。だから主催者の皆さん、これを機会にひとつでも、些細なことでも良いので、選手ファーストだと感じられるような改善をお願いします。
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先日フルマラソン大会に参加された方からお話を聞きました。新型コロナの影響で従来の大会との違いがあることは言うまでもありません。話を聞いて、私は「良かった。ようやくわかってくれたのか。」と感じました。
スタートですが、参加者全員がスタートラインに並ぶことをやめたそうです。ゼッケンナンバー順に50人ずつ、1分間隔でスタートしたそうです。最初から自分が何時何分スタートか分かりますので、時間が近づくまではバラけていて、少人数ごとにスタートラインに集まってくるわけです。そうすることによってスタートが密にならないように考慮されていたそうです。
ようするにグロスタイムが無くなったということですよね。全員がネットタイムで競うわけですから、誰がトップなのかが分からなくなります。しかし、トップかどうかが気になるのは、ほんの少数ですよね。トップ狙いたい人は一番最初にスタートラインに並び、号砲と共に出ていくわけです。
今後、大会によっては、このような時間差スタートすることが増えるでしょう。というより、新型コロナが終息するまでは、きっとこの方式でスタートするしかないと思われます。
私はこの話を聞いた時、「やっと選手ファーストになった」と感じました。というのも、トップ狙おうとか、何時間切りたいと言っている人は気にしたこともないと思いますが、制限時間内にフィニッシュできるかどうか、途中の関門を突破できないかもしれない、そんな心配する人のことを考えると、この時間差スタートはありがたい話です。
だって、従来のスタート方式では、走るのが遅い人は申告タイムを遅く申し込みしている関係で、号砲が鳴ってから10分や20分後にスタートラインを超える大会がいっぱいあるんです。ということは、遅い人なのに、10分や20分最初に損しているわけですから、制限時間6時間の大会ならば、5時間50分、あるいは5時間40分という現実があるわけです。遅い人なのに、制限時間が短いなんて、不公平です。
スタート時間はあくまでも号砲が鳴った時間を言い、後ろの方に並んだ人はまだスタートラインを超えていないにもかかわらず、すでに時計は進んでいるという仕組み、それがグロスタイムということです。「正式な記録はグロスタイムです」と言われますけど、何万人もいたら一斉にスタートラインを同時に越えることは無理なんだから、それは酷というものです。
一方、自分がスタートラインを越えてからフィニッシュするまでのタイムをネットタイムと呼びます。今回のように時間差スタートをする方式であれば、全員がネットタイムで競うことになります。だから、制限時間6時間の大会ならば、本当に6時間きっちり使えることになると思います。途中の関門に関しては分かりません。今後の大会できっと何か考えられることでしょう。
いずれにしても、私はこれでようやく「選手ファースト」だなと思いました。グロスタイムでは不公平だと常々思っていたので、ようやく平等になったのではと考えます。
どんな競技においても選手ファーストであってほしいのに、現実はずいぶん違っていると思います。スタートを一斉にすることの意味を想像しますと、何万人もの人が一斉にスタートしてうごめいている状態を上空のカメラから撮影した時、その大会の規模なり醍醐味を見ることができます。しかしそれは選手のためではなく、見ている観客のためではないかと私は思います。それもその観客というのは、観客席にいるわけではなく、テレビを通じて画面で見ている観客です。
チケット代を支払って見に来ているわけでもなく、テレビでもお金を支払って見ていることもありません。だとすれば、結局、テレビ局やスポンサーのためにそんな映像を取りたいだけだと私は思うのです。確かに1万人や、3万人が一斉にスタートしたら映像的にはそれはそれはものすごいですよね。でもそれは参加している選手のためでないことは確かです。
むしろ寒い中、早い時間から並ばされて、参加者たちは迷惑していたんです。でもそれは運営上、そうした方が楽だし都合良いわけです。選手の意見を聞いていると運営できないこともあるでしょう。しょうがないです。それが新型コロナの影響により、時間差スタートせざるを得なくなったのは、後ろの方からスタートする参加者にとっては幸いです。だから私は、これは選手ファーストだと思ったわけです。できれば新型コロナが終息しても、時間差スタートは継続してほしいと私は思います。
ただ、時間差スタートしても、制限時間に変わりはありませんと言われると、それは文句言いたくなります。私ならその仕組みに抗議する意味で、きっと参加しないでしょう。だから主催者の皆さん、これを機会にひとつでも、些細なことでも良いので、選手ファーストだと感じられるような改善をお願いします。