整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

久しぶりにフォームに関することを今日は書きます。これはランニングに限らず、ウォーキング教室の時にもいつもお話しすることでもあるし、日常生活においても常に意識しておくことが大切だと考えます。

私は、背中の「X(エックス)」を意識するようにお話ししています。

言葉より写真で見れば一目瞭然なので見ていただきましょう。写真は、歩くというより一歩ずつ大袈裟に動いた瞬間です。
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右足をあげて前へ出す時は、左腕が前へ出ます。

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左足をあげて前へ出す時は、右腕が前へ出ます。

当たり前の写真ですが、背中のエックスとは何か? お気づきになりましたでしょうか? 分かり易く赤線を入れてみました。
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上半身をねじるように動きますと、シャツには斜め線が入ります。自分では見えませんから人に見てもらったり、人を見たりして確認してください。

例えば、日常的にウォーキングされている人の背中を見ても、こんな風に線が入る人は見かけたことがありません。ようするに足だけで歩いているということです。しかしこのように背中に斜め線が入るように意識するということは、上半身を使って歩いているということです。走る時も、足で走るのではなく、上半身で走る意識です。

この意味がとても重要です。

上半身がねじれることにより、下半身が勝手に動くのです。これを読んだ後にぜひ試してほしいのですが、歩く、走るという行為は、足で動くのではなく、上半身が動くことで下半身が自動的に動くようにしてほしいのです。これが私がいつもお話しする「上半身と下半身の連動」です。

一般的には「腕を引く」「肩甲骨を引く」という言葉でも紹介されますが、ウエストからねじれるように背中のエックスを意識できれば、肩甲骨は勝手に後ろに動きます。走っている人を見ていて、肩甲骨がちゃんと後ろへ引けている人を見かけますが、背中のエックスはできていないこともあります。しかし背中のエックスができると、肩甲骨は必ず後ろへ動きます。

「膝を前へ出すように」「足を前へ」と言われる言葉も同じです。足を前へ出そうとして走っている人はよく見かけますが、それは単に足で走っているだけに過ぎません。上半身が動くと勝手に足が前へ出ます。しかし足を前へ出すだけでは上半身は動きません。

背中のエックスが意識できると、上半身がねじれて肩甲骨が勝手に後ろへ引かれ、勝手に足が前へ出るようになります。だから意識するべき箇所は、肩甲骨でも膝でもなく、背中のねじれです。このことがわかるようになると、劇的に楽に走れるようになります。ぜひお試しください。

またこのことは、走る時だけでなく、日常生活において常に意識して上半身をねじるような身体の使い方になると、身体そのものが大きく変化します。腰痛がなくなる、身体が軽くなる、などの効果が表れてきます。それは背中の筋肉が柔らかくなる事で、身体全部が動きやすくなるのです。物を取る時、しゃがむ時、立つ時、いろんな場面がありますが、それらすべての行動において背中のエックスを意識すると柔軟な身体を手に入れることが可能なんです。その効果は絶大! 軽い身体は自分次第で手に入ります。
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私の著書です。

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