整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

昨年からマラソンを始めたという方が私の整体院に来られました。膝が痛くなってネット検索で見つけられたそうです。最近はネットがあるので広告しなくても正直助かっています。開院当初は開拓するためにチラシをポストに配って歩いたものです。もう何年も広告費は一切かけず、ガツガツせずのんびり営業している次第です。その方がひとりひとりに十分な時間をかけて応対することができますからね。

さて本題ですが・・・

マラソン初心者とお話をしていると、自分が走り始めた頃を思い返すこともあり、忘れていたことに気付かせていただけます。マラソンを始める多くの人は中高年と言われています。仕事も安定し、子供も大きくなり、時間にゆとりが出てくるのが40歳を過ぎてから。日頃は運動不足で、健康に少し気遣うようにもなり、手軽にランニングを始めるといった感じなのでしょう。今日は初心に返ってマラソン心得を書いてみたいと思います。


1、フルマラソンで死ぬかもしれない

まず最初に、フルマラソン大会に出るか出ないかの違いはとても大きいです。出るのなら軽い気持ちでいては絶対ダメです。場合によっては死に至ることもあるのがフルマラソンです。なぜ死ぬことになるの? と疑問に思われるようなら、なおさら要注意です。長時間身体を動かすことで、心肺機能にも負担が大きくかかります。大会では、AEDを持ったスタッフが常に巡回しているほどです。また、フル走ることで膝や股関節を痛めて、結局一回か二回でやめてしまって、関節痛の後遺症をずっと抱えて生きている人もあります。それくらい大変なことであることをまずはご承知ください。


2、フルマラソンは未経験のスポーツだ

子供の頃から多少なりとも走ったことがあるはずですから、その時の想いのまんま身体を動かそうとするのが普通です。しかしそこには大きな落とし穴があります。よく思い出してみてください。子供の頃はいかに速く走るかということしか考えていなかったでしょう? どうすれば50mをコンマ一秒でも速く走れるか? それは短距離走の話です。子供がフルマラソンすることはあまり聞きませんが、もしやったとしたら同じ走り方を指導することはないはずです。短距離走と長距離走はまったく違うスポーツであることをちゃんとお分かりでしょうか?

短距離走は途中で呼吸することなく、ゴールするまで息は止めたまま一気に走り抜けて一瞬で終わります。せいぜい10秒程度のことですよね。ところが長距離走は呼吸しながらリズムに乗って長い時間走り続けるのです。フルの場合、最初から4時間切れる人は少なく、多くの人は5時間前後でフィニッシュします。10秒と5時間ですよ! 似ているようでまったく違います。あなたは走ることの経験はあっても、長距離走は未経験なのです。未経験のスポーツを勘違いして走ってしまうと、身体を壊すことになります。


3、短期間の練習、短い距離の練習では完走できない

三ヶ月の練習でフル完走できるとうたった本もありますが、これをうのみにすると危険です。中身をしっかし精査したうえで判断してくださいね。タイトル通りに、三ヶ月で大丈夫なんだと考えてもきっと完走は無理です。三ヶ月で完走するためには、それなりのトレーニングが必要なのに、期間だけうのみにしたら絶対ダメです。

また、一般的にフル完走するには、月間走行距離150kmが目安だとも言われます。大会の日程が決まれば、そこからさかのぼって6ヶ月間、毎月150km走り続けると完走できる確率が上がると言われます。ところが、運動不足解消のために走り始めてすぐ150kmなんて無理に決まってます。だから、一年前からの準備をした方が良いと思います。それと、月間走行距離が100km未満の場合、しんどい結果になることは経験済みです。個人差ありますけど、6ヶ月×150kmを続けるとかなり自信が付くことは確かです。あとは経験年数により変わってきます。


4、フルマラソンは痛みとの戦いではない

多くの人が間違うのがこれです。走っているといろんな痛みが襲ってきます。最初は10kmも走れなかった人が、15km、20kmと走れる距離がだんだん伸びていきます。伸びれば伸びるほど、様々な痛みが発生してきます。親指が痛いと思ったら、膝、と思ったら足首・・・。いろんな痛みがあなたを襲います。その痛みは我慢するためのものではなく、身体からの危険信号です。頑張って乗り切ってよい場合と、そうではない場合があります。その違いに最初の頃は気付きません。いや、本当は見逃してよい痛みなんてないはずです。今はすぐ引いても、先々になんらかの大きな故障として現れる可能性もあります。それを痛み止めの薬で抑えるのは間違っています。楽しく長く走りために、痛みがあっては無理ですからね。


5、走った記録、痛みの記録をしっかり残す

何気なしに走っているだけの人も多いですが、記録をきちんと残すようにしましょう。来年、再来年、もしかしたら5年後に役立つこともあります。走った距離、時間、場所、気持ち、痛み、何でもいいのでその時に感じたこと一言でも残していきましょう。その積み重ねが役に立つ日がきっと来るはずです。私はJogNote(PC版、アプリ版、どちらでもログイン可能)をお勧めします。記録が残るだけでなく、JOG友もでき、いろんな情報交換できますよ。


6、筋肉と会話する

最初の頃は筋肉痛になったり、関節が痛むことがあります。しかし慣れてくるとだんだんなくなります。がしかし、距離が伸びていくとまた起こります。常に繰り返します。だからこそ、日頃の身体の変化に気付くようにしましょう。それが私が提唱する「筋肉と会話する」という言葉です。この意味がわかるようになると身体がずいぶん変わります。筋肉との会話に使うのがストレッチです。常にストレッチすることで身体の状況を知ることができます。道具は使ったら綺麗にして仕舞うように、使った身体を綺麗にするのがストレッチです。最初は分からないままでもかまいませんので、とにかくストレッチをする習慣をつけていきましょう。


7、中高年向けの本を選べ!

世の中に出回っている多くのランニング本は、一流トレーナーや選手が書いていることが多いため、アスリート向けになっています。しばらく運動から離れていた中高年がうのみにしてやってしまうと身体を壊す原因にもなります。最近では中高年向けのマラソン本もいくつかありますので、きちんと本選びをしましょう。ちなみに私の著書は中高年のバイブルとしていち早く脚光を浴びた本です。安心してお読みください。
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私の著書です。

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