整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

今日は走る時に使う筋肉のことを考えてみたいと思います。

あなたは走る時に、どんな筋肉を使っているか分かりますか? 具体的な筋肉の名称を言おうとしてもなかなか出てきませんよね。だからこうしましょう。おおまかな部位で考えてみます。

まず足の前側で考えます。「太ももの前側」使いますよね。膝下にある「すねの筋肉」使いますよね。足の後ろ側で見ますと、「太ももの後ろ側」使いますね。それから「ふくらはぎ」使いますよね。他にも「太ももの外側」「太ももの内側」も使うでしょう。

言葉だけではちょっと分かりにくくなりましたので整理します。「太もも」という部位に関しては「前・後ろ・外・内」と4方向あるということです。そこに膝下は「前・後ろ」の2方向です。ということで、6カ所の筋肉を使っているのはお分かりいただけますよね。細かく考えると他にもいくつもあるのですが、大きな部位で考えるとこうなります。

さて、ここからが質問です。

あなたは平らなアスファルトの道を走る時にはどこの部位を使っていますか?以下のように答えてください。

太もも・前・・・〇〇%
太もも・後ろ・・・〇〇%
太もも・外・・・〇〇%
太もも・内・・・〇〇%
すね・・・〇〇%
ふくらはぎ・・・〇〇%

考えたこともない! 考えても分からない! と言われる方もあるでしょう。

では質問を変えましょう。

上の6カ所の部位で、走る時に一番よく使っている部位、そして二番目に使っている部位をお答えください。

これならなんとなく答えられるでしょう。

どの部分をよく使って走っているかまったく分からないという方は、惰性で足を下ろしているだけなのだと思われます。走るという行動は、一歩前へ進めば、後は勝手に足が交互に前へ出るので、そのノウハウもフォームも関係なく、なんとなく足を動かしているだけという方もあるはずです。

どこの筋肉が痛いか、触ってみましょう。といっても、自分で触ったり押してもあまり感じないことがとても多いです。その前に、痛みがあることすら気付いていない人も少なくありません。できれば人に足を押してもらってください。痛みのある個所に気付くはずです。痛みの大きい箇所の筋肉がよく使っているという証です。

理想的には、太もも前と後ろに痛みが残っているくらいがいいと思われます。しかし、いつもふくらはぎが張っているとか痛みを感じている、あるいは、すねが痛いという方は、長く楽に走ることが難しい可能性があります。

なぜかと言いますと、答えは簡単です。上の6カ所の部位では、太ももの前、そして後ろの筋肉がとても大きな筋肉だからです。むしろすねやふくらはぎは小さな筋肉なので、力はあまり出せないし、持続するにも簡単ではありません。少しでも大きな筋肉を使って走ることができれば、長く楽に走ることができます。

というのは理想論でもありますが、人それぞれ持って生まれた身体の状態やトレーニングの仕方、そして一番影響しやすいのが「筋肉の使い方のクセ」です。「お尻に筋肉痛が残るくらいがちょうど良い」と言われるトレーナーさんもあります。確かにお尻というところは、本当は足の付け根ですから体重が乗って大きな荷重の掛かるところです。

こうした方が良いと言われてもクセがあるためになかなかできないと思います。今はできなくても、意識をするかしないで差が出ます。今日から太ももの前と後ろに意識をして走ってみてはいかがでしょうか?
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