整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

楽しく健康に走りたければ、マラソン本を捨てなさい!また、楽に走りたければ、走らないこと。その真意は、このサイトの中に!

中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

あなたは家に新聞を取っていますか? 整体院を独立開業した時には、世間の情報をたくさん知って来院される方とソツなくお話ができるようにと毎日読んだものです。がしかし、数年前に新聞をやめました。さらにワイドショーを見るのをやめて、ラジオを聴くようになりました。

世の中のほとんどのものが私には必要ないのだと気付いたのです。

芸能情報も気になりますが、直接的に自分に関係あるわけではありません。世界情勢も気になったところが、自分で変えることができないので、結果として受け入れざるを得ないことになるし、政治のことも途中経過を知っても今の自分には無関係だと考えるようになったのです。三面記事なんてもっと関係ありません。誰かを殺したから犯人像はどうだとか、推測で話しているコメンテーターの話を聞いても何の役にも立ちません。

他にもあります。マクドナルドやケンタッキーにはもう何年も行ってないし、ブランド品にも心躍らなくなりました。ゲームはしないし、マンガや野球、相撲には興味ないし、今話題のラグビーもまったく知りません。とにかく今自分が興味のあること以外、まったく気にならなくなって、知らなくても良いと考えるようになりました。どんなに知っていることが多くても、世の中の情報の1%も知らないのではないでしょうか? それなら知らない事が増えてもさほど影響ありません。これが歳とった証拠なのかもしれませんけどね(笑) 少し前にプチ断捨離しましたと書いたのですが(→水泳で見つけた足首の左右差)、それによって考え方や生活様式までいっぱい変わることが出てきました。

■何を食べたか記録すると見えてくるものがある

実は2ヶ月くらい前に、自分が食べた物を入力するアプリ「カロリーママ」を教えてもらいまして、それ以来毎日入力するようになりました。食べ物に関してまったく知識がなく、何がカロリー高いとか、脂質がどうとか無頓着でした。ただ、ランニングすると鉄分が失われやすいという理由で、鉄のフライパンを使用するようになっていたくらいです(→着地の際に赤血球が破壊されるので、鉄分補給しよう!)。

何気ない気持ちから、プチダイエットしようと決意しました。その時の体重が62kg。できれば58kgにしたいので、マイナス4kgの挑戦です。マラソン始めた時の体重に戻そうと考えたわけです。最初の頃はどんな食材がどのようなものなのか知らなかったので、いつも通りに食べて入力していきました。一番驚いたのが餃子の脂質がとても高い事でした。大好きな餃子なのに食べすぎるのは良くないことにようやく気付いたのです。それから鶏もも肉や豚肉も脂質がとても多いことから控えるようになりました。

■私たちは世の中の情報に振り回されている

マラソン経験と共に体重も増え続け、ピークは64kgでした。マラソン始めて6kg太ったと言えば、みんな驚きましたよね。実はそれまで私はあまり肉を食べない生活をしていました。別にベジタリアンというわけではありませんが、肉が嫌いだっただけです。子供の頃はすき焼きをしても野菜しか食べず、嫌い焼きと私は呼んでいたくらいです。高校卒業して寮生活をするようになってから、少しずつ肉を食べるようになったものの、特に好きなものでもありませんでした。それが48歳からのマラソンと共にどんどん食べるようになっていったのです。そして体重増加。ちなみに魚は昔も今も嫌いだからという理由で一部を除いてほとんど食べません。

大好きな牛乳も脂質が多いことに初めて気付きました。最近まで多い時は1日1リットル、少なくてもその半分は飲んでいました。低脂肪乳や無脂肪乳という品があることすら知らず、今回をきっかけとして無脂肪乳に変えました。スーパーにはたくさんの食品が並んでいますが、自分にとって良いものがあるのに知識がないことによって手に取っていないことを知りました。またその逆もあり、好きだからという理由で、いつも同じ品を選んでいることにも気付きました。

思い返せば、マラソンするために肉を食べた方が良い、動物性のたんぱく質を摂ることで疲労回復を早めると読んだので積極的に食べるようになったのです。これは合っているのでしょうが、摂取する分量や質、摂り方によって効果は違うはずです。それをとにかく食べればよいと思い込み、毎日食べるようになっていました。

■食事の断捨離から見えることがある

部屋を断捨離したように、食べ物も断捨離しようと考えました。そんな視点でスーパーへ行くと、パッケージを裏返してカロリー表示などを見るようになりました。大まかに言えることは、世の中に出回っているほとんどのものは、身体に悪いものほど特においしいということが分かってきました。そう思いながら見渡すと、私が買うべき食材が限られてくるのです。世の中の情報と同じように、食材についてもほとんどの食品が私には必要ないものだと気付いたのです。

92歳のマラソンランナーのことを思い出しました。お昼ごはんには、ポッキーと缶ビールだけ! 考えられますか? 先日のピンクシューズのように、やはり私たちは世の中に踊らされている気がします。自分にとって何が必要なのか見えなくなっています。それは情報が多すぎるからです。適度に情報を自ら遮断して、しっかり見分ける力を持つことが必要なのだと考えます。
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