整体師に学ぶ~中高年のランニングによる筋肉痛改善と、楽に長く走る方法(エンジョイラン.com)

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中高年になって健康やダイエットのため走り始めたのに、膝や足腰が痛い、疲れが取れないなど、良かれと始めた運動が逆効果で困っていませんか? 整体師だからこそわかる、筋肉や身体のケア方法や、筋肉痛知らずで、楽に長く走る方法、楽しいランニングノウハウも含めて、全部お教えします。

「オリジナルインソール入れたそうですけど、どうですか?」と最近よく聞かれます。それだけみんなも気になっているアイテムであるという現れなのでしょう。

入れてちょうど2週間です。正直言ってまだよく分かりません。この場合のよく分からないの意味は、効果があるのかないのか分からないという意味ではありません。実はその前段階のところで自分に本当に必要な品なのかどうかがまだ分かりません。その理由を今日は書きます。

最初に「ニューバランス1040」に入れて走ってみました。これはかなりしんどくてダメでした。そもそも自分の足型を取ってオリジナルを作ったわけですよね。ニューバランス1040は、オーバープロネーションのシューズです。ん?オーバープロネーション?(2年前の記事参照→インソールを入れ替える必要はあるのか?)。簡単に言いますと、足関節(足首)が内側に倒れ込むことをオーバー、外へ倒れることをアンダーと言います。多くの人はオーバープロネーションだと言われています。実際私はオーバーで内側へ倒れ込みます。それが長距離長時間走れば走るほどますます倒れて行くわけです。それを防止するシューズが多く販売されています。シューズをお店で選ぶ時、そこまで気にして選んだことない人の方がきっと多いことでしょう。プロネーション表示をしていない店の方が多いですし、そもそもメーカーでも表示されていない方が多い気がしますからね。

さてそのニューバランス1040というシューズは踵が厚く、オーバープロネーションにできています。オリジナルでインソール作ったら、シューズはニュートラルプロネーションを履かなければ意味がないのでは? シューズがオーバーでできていると、それが余計に作用するのではないか? 走ってみてそう思いました。

この意味お分かりいただけたでしょうか?

だから次にニュートラル・プロネーションである「アディダス・ボストン」に入れて走ってみました。この方がまだマシです。まだマシというだけで、とても良いとか、これは必要だというところまではいきません。踵もそんなに厚底ではありません。この場合の厚底ではないの意味は、つま先側と比較しての高さの差のことです。多くのシューズはつま先側が低く、かかと側を高く作ってあります。またつま先側の反りも様々です。なので今はボストンで試し走りをしている途中ですが、これまでの状況を書いておきます。

まず1040で走ったら、とにかく踵擦りまくりです。踵の厚い分が邪魔してうまく走れませんでした。踵が厚い分、重心が前へ行くのではないかと思っていたのでしたが、なぜかこれがまったく逆でした。身体が前へ前へと全然行きません。

初日5kmの感想です。最初ひだりすねが少し痛みだし、次に左ふくらはぎ、そして右ハムストリングス、左膝下、と痛みがあちこち移って行きました。そしてやたらと踵を擦るんです。5km走り終えてその後5分間歩きましたが、歩いていても擦りまくりです。

まず歩いて身体を整える必要があるのではないかと考えまして、1kmウォーク2kmランを実施しました。最初の1km歩きます。そして2km走ります。また1km歩きます。また2km走ります。とこれを繰り返していくのです。私は個人的にこれを「1W2R(イチ・ダブリュー・ニ・アール)」と呼んでいます。故障からのリハビリにもとても良いですよ。いくらでも行けちゃいます!(笑)

10km過ぎたあたりからようやくシューズに慣れてきた感じがしました。結局この日は16km行ったのですが、帰ってから今まで感じたことのない疲労感が来まして、帰ってシャワーしたらすぐ2時間寝てしまいました。よほど身体が疲れたのでしょう。

と、ここまで2回をニューバランス1040に入れてみたのですが、そこでプロネーションのことに気付き、この後からはアディダス・ボストンに入れたのです。

IMG_5469-2
左:アディダス・ボストン 右:ニューバランス1040
どちらもちょっと前のモデルです。自分に合ったシューズを見つけて同じ品を追加で買ってあったので最近はそれ以降買っていないからです。インソールに合わせてニューシューズを検討中です。外からではプロネーションも厚さもまったく分かりませんが、履いたらこの二つは全然違うのが分かります。


ボストンで7キロ走ったけど、右足甲に突き上げる感じがあり、痛みも少し感じました。とにかく痛みなく気持ち良くなかなか走らせてくれません。それに何と言っても体感速度がものすごく変わったのです。これは二つのシューズどちらでも同じなのですが、だいたい45秒前後、自分が思っているより遅いんです。「今この感じでキロ6分くらいだな」と思ってGPSウォッチ見ると「6分45秒」。「ゲゲ~!なんじゃこれ~!」って感じです。調子良く走って乗ってきたから「よしこれで5分20秒くらいだな」と思ってみても「6分10秒」。なんと遅い!

インソール入れて2週間になりますが、この体感は今も同じです。全然速くならないです。

と、これだけを読むと「ダメじゃん!」って思われるかもしれません。しかし私はまだその結論を出すには早いと考えています。なぜならまだ土踏まずが落ち込むほど長時間走ってないし、まだインソールに身体が慣れていないからです。今はまだ「これまでの自分の重心や筋肉の使い方」を身体が覚えていて、インソールにきちんと対応するような動き方になっていないと思うのです。インソールによって重心が変わり、筋肉の使い方が少しずつ今変わろうとしているところなので、結論を出すにはまだ早い気がします。

言い換えると自分のクセで身体を動かしているので、まだインソールに対応できる身体ができていないということだと考えます。とりあえず今言えることは、せっかくオリジナルでインソールを作ったのだから、ニュートラルプロネーションかつできるだけフラットなシューズで走ってどうなのか、まずそれを試してそこから考えることではないかと思います。

と、ここまであらかじめ文章を書き置きしていまして、昨日(7/7)に突然思い立って卓球シューズにこのインソールを入れて使ってみました。それもいきなり試合当日にです! 一試合試してダメならやめるつもりでしたが、重心がしっかりして、しかもしっかり止まってくれる。なかなか良い! なんと予選リーグ優勝し、その後のトーナメントでも3位となりました。ハイレベルの大会でこんな良い成績で終えることができたのも、もしかしたらインソールのおかげかも!

オリジナルインソール作成しました
http://enjoy-run.com/archives/10069191.html

私が作成したお店は「スーパースポーツ・ゼビオ」奈良店。
カスタムバランス
https://www.custombalance.jp/
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コメント

 コメント一覧 (6)

    • 1. 🆗
    • 2019年07月09日 17:39
    • こんにちは❗️

      インソールの途中経過 書いておられる事
      良くわかります。
      二週間では まだまだ足も身体のくせも
      とれないですよね。
      さて どのくらいで慣れて自分の足の一部分になりますか これは日にちかけないと
      しょうがないですね。
      卓球シューズには 凄く良かったようですが
      それで一度走ってみてはどうなのでしょう?又聞かせて下さい‼️
    • 3. りょう りょう
    • 2019年07月10日 22:07
    • >>1
      🆗さん
      確かに2週間ではなかなかわかりにくいですよね。
      卓球シューズで一度でも外走ってしまうと
      体育館シューズに戻れないので、ちょっと無理ですね。
      それに卓球シューズは「裸足感覚」がウリなので
      ものすごく薄いんですよ!
    • 2. IDUMI
    • 2019年07月10日 13:02
    • 5 こんにちは!

      先生の投稿を見て、オリジナルインソールに合うのはオリジナルシューズでなければ最終的には合わないのではと思ってしまいました。

      既存のシューズには既存のインソールが入っているわけで、だからしっくりいかないのは当然のようかと。

      余り無理しないでくださいね。
    • 4. りょう りょう
    • 2019年07月10日 22:08
    • >>2
      IDUMIさん
      オリジナルシューズを作るのはもっと大変なことですよね。
      今日も走ってみましたが、いろいろ新しいことが出てきています。
      また書きますね。
    • 5. 🆗
    • 2019年07月11日 18:02
    • こんにちは❗️

      ど素人なもので失礼しました。
      それぞれのスポーツに合うように
      作られているのですね。
      でも 卓球シューズには今後も使ってみようと思っておられるのてはないでしょうか?😄
    • 6. りょう りょう
    • 2019年07月11日 22:15
    • >>5
      🆗さん
      う~ん・・・まだ分からないです。
      何事も焦らず、決めつけず、です。
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