2019年3月30日「第21回・奈良観光ラン/佐保川と秋篠川をのんびりお花見ランニング!」を開催しました。今年の開花予想は3/25という発表を見て日程を決めたのに、直前になって気温が下がり、また雨の日も多く結局桜はまだ咲かず。ようやく2日前に開花したところなので、2~3分咲きといったところでした。また当日のお天気もパッとせず、直前になってキャンセルされる人もあり、参加者は私を入れて8人。こじんまりして走りやすかったです。
朝9時半、平城宮跡の駐車場に集まり、軽く自己紹介とストレッチをしてからランニングスタート。最初の話題は、桜の開き具合いとお天気のことばかり。どんなに願っても満開&晴天は無理と分かっているので、せめて雨さえ降らなければいいという最小限の望みで、平城宮跡を横切り第一次大極殿から建築中の南門の前を通り過ぎます。途中、桜の木がたくさんあるのにほとんど咲いていません。桜の木って桜の花が咲いて初めて桜だと分かりますが、咲いていなければその存在は薄いです。のんびりと東の端にある東院庭園へ到着。
朝9時半、平城宮跡の駐車場に集まり、軽く自己紹介とストレッチをしてからランニングスタート。最初の話題は、桜の開き具合いとお天気のことばかり。どんなに願っても満開&晴天は無理と分かっているので、せめて雨さえ降らなければいいという最小限の望みで、平城宮跡を横切り第一次大極殿から建築中の南門の前を通り過ぎます。途中、桜の木がたくさんあるのにほとんど咲いていません。桜の木って桜の花が咲いて初めて桜だと分かりますが、咲いていなければその存在は薄いです。のんびりと東の端にある東院庭園へ到着。
奈良時代の庭園を再現した東院庭園(とういん・ていえん)は平城宮跡内にありますが影の薄い存在。でも私は大好きな場所です。
ガイドさんが近付いてきて「この健気なモモを見てあげてください」と言われて見ると、高さ60cmくらいの小さな木にしっかりと花を咲かせているのですが、驚きはその幹にありました。それはもう木ではなく、皮なのです。薄い皮一枚で凛と立っていて、その上にしっかり花を咲かせているのです。「この生命力に涙が出てきます」と紹介される意味がようやくわかりました。わずか数ミリ程度の身体に立派な花を咲かせているのは「あっぱれ!」です。根性大根ならぬ、根性モモですね。
東院庭園を出てすぐ横にある宇奈多理坐高御魂神社(うなたりにいます・たかみむすび・じんじゃ)をサッと見て、道路に出て線路を渡ればそこはもう佐保川です。そう、本日のタイトル通り、満開の桜を楽しみにして走りたい佐保川ですが、残念なことにまだ咲き始め。それでも一本二本はそれなりに開いている木を見つけて脳裏に焼き付けます。
五分咲きくらいでもかなり綺麗!
桜はなぜこんなにも美しいのでしょうか?
本来なら川の両端から満開の桜が・・・のはずでしたが、今回はこの程度。
まだ桜が開きかけなので、人出は少なくほとんど姿がなかったです。白い空でしたが、その分ランニングには集中できます。会話もはずみ、あっという間に奈良県立図書情報館に到着。ここは桜の時期だけ開催されるマルシェがあり、各自もぐもぐタイム。今年はこじんまりとしたお店が多く、一軒ずつ見て回り、私はマフィンを食べました。ならまちから来られたお店で、愛媛産のブラッドオレンジや、沖縄産のきび砂糖など、すべて国産にこだわった素材。口の中でふわっと広がる風味と中から出てくる北海道産のクリームチーズが絶妙においしかったです。
ブラッドオレンジとクリームチーズのマフィン(出店:フランス郷土料理居酒屋きたまち ス マガザン)
図書情報館で知人に会い、撮影してもらいました。
図書情報館を出てからも、桜並木の佐保川沿いをどんどん下っていきます。秋篠川と合流するところで、進路を西へ走ります。九条公園も桜で有名。数本、桜が綺麗に咲いているのを見つけ記念撮影。
ここへ来て青空が出てきました!やはり桜と青空は良く似合います。
恒例のシューズ撮影。今回はまったく同じシューズの人がいました! 実はこれって結構珍しいんですよ。同じ品番はあっても、色まで同じことは初めてです。
九条公園で少し遊んで再スタート。平城京西市船着場跡、平城京西市跡を見学。西市(にしいち)と読むのが正解でした。私はずっと「さいいち」だと思い込んでいたのですが、西の市場で「にしいち」ですね。そして東の市場が「ひがしいち」です。日本最初の都城内の官営市場と言われています。
さてここからは秋篠川(あきしのがわ)を北上していきます。ここも桜の木があるのですが、自転車ロードになっているので、車が来ることなく安心してランニングできます。さらに会話もはずみ、もうお天気なんて関係ないって感じで笑顔いっぱい!
ランニングに適した川沿いの自転車ロード
笑顔と会話で自然とペースも上がっていきます
秋篠川から少し逸れて薬師寺(やくしじ)に到着。薬師寺は2020年6月頃までの予定で、約110年振りの東塔の解体修理が進められています。完成するのが楽しみですね。
薬師寺を出るとすぐ北側には唐招提寺(とうしょうだいじ)があります。どちらも拝観せず前から見させていただくだけなのですが、そのうちゆっくりと入りたいと考えています。奈良観光ランはいつも前から見るだけですが、気になった方は後日改めてどうぞというスタイルです。あくまでもランニングイベントですからね。
唐招提寺を出て再度秋篠川沿いを北上します。もうここまで来ると残りあとちょっとです。大きな通りで信号待ちして、右へ曲がるとそこは奈良マラソンのコースで一回目の折り返し地点。参加された人でも「ここだった?」と分からないくらい、大会当日は風景が変わっているということでしょう。そして少し東へ走ると大きな遣唐使船(けんとうしせん)が見えればそこはもう平城宮跡。本日のゴールです。
朱雀門(すざくもん)をバックに記念撮影
この写真を撮った頃からポツポツと雨が降り出しました。線路を超え、大極殿が近付くにつれ雨の量が多くなってきました。走る速度がどんどん加速して最後はダッシュ! 車を置いている駐車場まで競争するかのように突っ走ります! ラストはトイレの屋根に向かってゴ~ル!! 「ギリギリだったね」って言うと、「その言い方だったらギリギリセーフに聞こえますけど、実はアウトですから」と、大笑いして奈良観光ラン終了です。
TOTAL:14.1km 3時間36分(休憩時間すべて含む)
RUN:2時間12分(9分22秒/km)
●奈良観光ランのお知らせ
2019年4月29日(月・祝)「第22回・奈良観光ラン~へぐり時代祭りと太古の息吹」約16km
2019年5月3日(金・祝)「第23回・奈良観光ラン~古都の都・平城京天平祭と西市船着場」約20km
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2019年4月29日(月・祝)「第22回・奈良観光ラン~へぐり時代祭りと太古の息吹」約16km
2019年5月3日(金・祝)「第23回・奈良観光ラン~古都の都・平城京天平祭と西市船着場」約20km
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私の著書です
がんばらないで楽に長く走る [ 鮎川良 ] |
コメント
コメント一覧 (2)
道中に雨が降らなくて良かったですね!
奈良マラソン試走会で御一緒の方も走られてましたね~!
IDUMIさん
そうですね。
雨に降られると降られないの差はとても大きいです。
自然相手だからそれも楽しみのひとつにできればいいね。